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成臨興業㈱前代表 過去に8000㎥(10トンダンプ1000台以上)の不法投棄をしていた事が明らかに

21日。成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏が平成17年4月から平成19年12月までの約2年8ヶ月間にわたり、兵庫県加西市の土地造成地に廃棄物混じりの土砂を不法に投棄していた事が明らかになりました。

日本共産党姫路市議団が開示請求した資料によると、土地所有者である造成事業者側は「平成17年6月に残土中に廃棄物の混入を認めるが、成臨興業㈱からの強い搬入継続依頼により平成19年12月まで搬入が継続した。この間、合計14、640㎥の廃棄物混入土砂を受け入れし、このうち、8,000㎥が廃棄物と推定される」と述べています。10トンダンプ1台分の積載容量は約6~8㎥と言われていますから、廃棄物だけでも10トンダンプにすると約1000台分もの不法投棄が行われていたという事になります。成臨興業㈱が管理運営する姫路市打越にある宮ヶ谷最終処分場から、廃棄物混じりの土砂が意図的に、兵庫県加西市の造成地に不法投棄されていたということです。

不思議なことは、これだけの大規模不法投棄事案にも関わらず、兵庫県や姫路市から行政処分命令が何ら出されていない事です。さらに県職員が2~3週間前に加西市の造成地に撤去確認に行ったところ廃棄物がまだ残っていたというこです。兵庫県・姫路市に対して「これだけの大規模不法投棄にも関わらず何ら処分命令が出されていないのはなぜか?兵庫県と姫路市のどちらが処分を出す立場にあるのか?ただちに刑事告発をすべきではないのか?」等々問いただしてもまともな返事が返ってきません。現在、文章での回答を兵庫県、姫路市に求めています。

成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏は夢前町で国内最大規模の産廃建設計画を進めている人物です。大規模不法投棄を行い、しかもその撤去さえもまだされていないと県職員は報告しています。不法投棄、不適正処理を繰り返している人物に、姫路市民3万世帯の貴重な水道水源である夢前川上流に産廃建設計画を認めるわけにはいきません。

公開された情報の一部を添付します

 

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2件のコメント

  1. 開いた口がしまらない。とはこのことです。言葉になりません。 刑事告発もされない。 されても受理されない。 全てが業者と何らかの癒着があるとしか思えません。市民運動をもっともりあげていくしかないのでしょうか。他に方法はないのでしょうか。強い憤りを感じています。まさに異常事態としか言いようがないです。

    by 山本 — 2013年5月21日 21:31 PM

  2. 何年か前に夢前町菅生潤の住宅地造成のときにも同じような不法投棄を見ました。金属のようなものがたくさん埋められ、その上に土、そしてコンクリート。どこの業者かわかりませんが、通報したらよかったです。このような不法投棄が他でも起こっているのなら、安定型最終処分場をはじめとする産廃の問題は、廃掃法改正だけでなく、業者を指導する立場の行政のあり方、社会のあり方を正さなければ解決しないんだなと感じました。夢前町の産廃計画問題がその契機になるよう、住民もがんばらないといけませんね。

    by ゆめ — 2013年5月22日 5:46 AM

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