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「高すぎる保険料、払われへん」18日(火)国民健康保険相談会・姫路民商

今期分から姫路市国民健康保険料が大幅に引き上げられました。姫路市から保険料納付書が届いてから先週金曜日には2人、今朝マンションの定例清掃時にも1人の方から「所得変わってないのに何で保険料上がってるんや。もう払われへんわ」という悲鳴の声が寄せられました。

国民健康保険会計は1980年代に国からの補助金が大幅に引き下げられて以降、その分の多くが被保険者の保険料に負担が転化されています。もともと、国保は自営業者、農業者、漁業者、年金者などが加入するために想定された保険ですが、今では若者の非正規労働者(企業が社会保険加入から排除している)や無職者などが多くを占めるようになっており、加入者の約9割が所得200万円以下となっています。しかも、会社勤めの方が加入されている社会保険料は所得に占める保険料の割合が7~8%程度なのに対し、国民健康保険料は所得に占める割合が10%を超え、尚且つ低所得者ほど負担割合が高くなっています。

そのため、保険料を滞納する被保険者が急増しています。新聞報道などでは、悪質な滞納者ばかりを報道しますが、実際は高すぎる保険料を支払う事ができないのが実情です。さらにひどい事に姫路市の場合、保険料を滞納した場合には保険証を取り上げてしまいます。以前に日本共産党姫路市議団が行った調査では、保険証を取上げられた世帯と保険証のある世帯との医療機関の受診率は1対80という結果がでました。私が議会でこの数字を示して「保険証取上げで受診抑制が起こっているのではないか」と問いかけましたが「そのような事が起こらないようにします」を繰り返すだけでした。憲法では健康で文化的な生活を保障しているわけですから、保険証の取上げで受診抑制が起こるような事があっては決してなりません。

日本共産党と住民運動の力によって高校生以下のいる世帯での保険証の取上げを辞めさせる事ができました。他都市では一般会計からの繰り入れで保険料を引き下げている自治体もたくさんあります。国民健康保険料の引き下げは多くの市民の切実な願いであり、私たち日本共産党市議団の大きな公約の一つです。高すぎる国民健康保険料の引き下げを求め議会でも住民運動でも引き続き力を尽くします。

本日16日は民商総会がありました。民商会員さんの多くが国民健康保険加入者です。国民健康保険相談会の呼びかけビラが今日の総会で配布されましたがまさにグットタイミングです。国保の事でお困りの方は是非相談会へ。

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