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兵庫県警・成臨興業㈱不法投棄について「捜査は終結していません」

8月8日。兵庫県議会政務調査会が開催されました。日本共産党の杉本ちさと県議は、限られた短い時間ですが警察本部生活環境課へ質疑を行いました。生活環境課は、成臨興業㈱が書類送検された事について「いろいろと調査をしている段階で、捜査は終結していません」と答弁しています。成臨興業㈱が書類送検された「山特金属くず事件」はほんの氷山の一角です。廃棄物行政、廃棄物事業への信頼回復のためにもこれまでの重大な違法行為が誰の指示によって行われたのか等、違法行為の全容解明が警察には求められます。

兵庫県議会政務調査会  警察本部   2013.8.8  

 産廃について成臨興業に対する捜査について(テープ起こし)

 

杉本県議→ 今年6月29日新聞報道 成臨興業と山陽特殊製鋼 2社と役員2名不法投棄で書類送検した。 もう少し詳しく教えてもらえませんか

 

三串生活環境課長→ 書類送検しました。 鉄が含まれているかどうかで、見た目で鉄が入っていること、双方とも認めています。 あと、いろいろと調査をしている段階で、捜査は終結していません。捨てられた場所、検証を、掘り起しとかまだ継続中で、まだ全部が終わったということではございません。

 

杉本県議→ 加西市の不法投棄 平成17年から20年にかけて、青野ヶ原の自衛隊の駐屯地の前に、私も行ってみてきましたが、成臨ともう1社によって不法投棄がされている、兵庫県環境整備課にデーターがあります。 そこには鉄くずがはっきりと捨てられているのですが、警察は、ご承知でしょうか。 

 

三串生活環境課長→ 操作の関係で、どういった状況かとかは、 県の方とも連携しています。 うちの生活環境課から出向していますので、そことよく連携していますので、捜査のことは控えさせていただきたいと思います。

 

杉本県議→ 産廃の違法行為が繰り返しおこなわれていることが、地域の住民の安全と環境を脅かしていくということにつながっています。 夢前町に産廃処分場建設計画がもちあがっているのですが、夢前川はサンショウウオが棲息するなどきれいな川で、夢前町住民は大変心配をされています。 事業をやろうとしている事業者が繰り返し不法投棄をあちこちでやられている。 取り締まりがされていない。 違法行為ははっきりしているのに、行政処分がされない実態があります。 そのなかで、警察の果たす役割が極めて重要と思っています。 県全体で不法投棄に関する事案はどれくらいあるか。

 

三串生活環境課長→ 以前は大型に組織的にあった。県外からもあって問題になり、法規制が厳しくなって、大きな産業廃棄物不法投棄は減ったというのが現状です。今年6月末で、36件検挙しています。 前年に対して38%増加している。プラス10件。 不法投棄と野外焼却があり、不法投棄は6件、野外焼却27件、 野外焼却が増えています。 このあいだ、解体した家屋を、解体業者がすてており検挙しました。 ブローカーがなかに入ってきている。ブローカーはブローカーとして最終的には処理代をおしんで不法投棄をする。 繰り返しているということがありましたら、我々と県と行政と連携しまして、継続的な取り締まりをやっております。

 

杉本県議→ 取り締まりを強化されていて、件数も増えているということですが、住民の不安、環境への影響は、不法投棄を繰り返しやっている事業者が温存されることによって、さらに深刻になっていきます。 私たちはそれを目の当たりにしています。キチンとした取り締まりで、こういったことが2度とおこらないようにやっていただきたいと要望します。   

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