平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
29日。姫路革新懇主催の「姫路をしっかり見るツアー」が行われました。
革新懇は、政治革新の3つの共同目標を一致点として、思想や信条、政党支持の違いをこえて1981年5月26日に誕生しました。
三つの共同目標
1.日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。
2.日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。
3.日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。
構成員は現在450万人を数えるとともに、すべての都道府県と地域636、職場152、青年組織12(合計800)を擁し、草の根から政治革新運動を発展させる重要な存在へと前進しています。
今日の姫路革新懇ツアーには、エコパーク網干(一般廃棄物焼却施設)で起こった爆発事故の被害者の方や、夢前町で産廃反対運動を進めている住民の皆さんも初めて参加して下さいました。爆発事故で重症を負った被害者の方は今尚仕事に就けていません。それにもかかわらず姫路市も工事請負業者の神崎組も自分達に責任はないとして被害者への賠償をしていません。やむを得ず、被害者の方達は姫路市と神崎組を相手に訴訟を起こしています。
エコパーク網干は、川底の浚渫汚泥などで埋め立てられた埋立地上に建設されています。建設前からメタンガス発生の危険性が指摘されていたのですが、姫路市はその指摘を考慮することなく安全対策をとらないまま工事を進め、その結果、土壌から発生したメタンガスと工事中に発生した火花が引火して大爆発を起こしました。
また、夢前町では、住民不在の産廃処分場建設計画が進められています。
働く人の安全が置き去りにされ、住民の声が届かない行政や経済政策が、国民に苦難をもたらしています。これら表面に現れている現象の奥底、大元に何があるのか、問題の根本解決はどこにあるのかを住民運動を通じて住民の皆さんと共に考えていきたいと思います。
エコパーク網干。 正面施設が爆発事故で全壊したため新しく建てられた施設です。今も敷地内からはメタンが検出されているため無数のガス抜き配管が設置されています。
姫路科学館
夢前夢の里、後方の山は明神山。 夢前処分場計画地は住民の皆さんが現地解説して下さいました。
平和資料館
バスは補助席を使って53名の超満員でした。たくさんのご参加ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
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革新墾!!
最高でした!
次回も参加させて下さい!
by 原浩一 — 2013年9月29日 23:03 PM
昨日は、お疲れ様でした。姫路をしっかり見るツアーとしては、大変しっかりと姫路が見れたツアーでした。
特にエコパーク網干では、知らなかった私にとっては、現実を知り、被害に遇われた方の心境も知りました。
市は、住民を守ってくれる…守ってくれる市…のはずが、やはり姫路市は、守ってくれない市だ!と、認識してしまいました。事故後もガス抜きしてあるとは言え…平然と施設や公園などが建っているのに恐怖を感じました!!
こんな姫路市だから夢前町の産廃反対の住民の声も無視しているとしか思えないと…市長にも落胆してしまいます!!
どうか、住民を守ってくれる姫路市であってほしい…市長も住民を守ってくれる方が市長さんになってほしい…。
住民の声に耳を傾けてくれない、住民を守ってくれない市長はいらないです!!
by chika — 2013年9月30日 23:16 PM
コメントありがとうございます。昨日はお疲れ様でした。産廃反対運動を通じてたくさんの住民の皆さんが市政への関心を高めておられます。「市政は、住民が選挙で選んだ市長と議員に任しておけばいい、住民運動など必要ない」という方もおられます。しかし私は、住民と市長、議員、職員が一緒になって市政は創り上げていくものだと思っています。住民が市政への関心を高める事が市長、議員、職員の質を高め、それがよりよい姫路市を創り上げていく原動力になると思っています。これからもいろいろと模索しながら力合わせて頑張りましょう。
by 入江次郎 — 2013年10月1日 0:15 AM