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新年明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

安倍首相は、年末にかけて秘密保護法を強行成立させ、辺野古への米軍基地移転を知事に承認させました。また、アベノミクスの3本目の矢として労働法制を大幅規制緩和し、残業時間を無制限とする裁量労働制の拡大、派遣労働法を改正し正規社員の代替として恒常的業務に派遣社員を配置する事を可能にしようとする法改正の動きも進めています。その他にも原発、TPP、社会保障、消費税増税・・などなど反動的政治が安倍自公政権のもとで強引に進められています。政治や社会を逆戻しする権力者の反動政治が一見進んでいる様に見えます、しかし、その反動によって社会や政治を前に前に進めようとする国民運動があらゆる分野で大きなうねりとなって広がっています。

沖縄では普天間基地の県外移設という県民の要望から、基地問題の根本解決としてそもそも日米軍事同盟が本当に必要なのかという疑問に変わってきています。世界の歴史と、人類の社会進歩を大きな流れで見た時、軍事同盟は次々と崩壊し、平和の友好条約が空前の規模で世界に広がっています。私の好きな節なのでご紹介します。以下、日本共産党第25回大会決定より抜粋

この半世紀に、多くの軍事同盟が、解体、機能不全、弱体化におちいった。旧ソ連を中心とした軍事同盟は、ソ連崩壊とともに基本的に解体・解消した。米国を中心とした軍事同盟も、東南アジア条約機構(SEATO)の解散、中東地域の中央条約機構(CENTO)の解散、オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ合衆国安全保障条約(ANZUS)の機能停止、米州相互援助条約(リオ条約)の機能停止と、全体として解散・機能停止がつづいた。その結果、米国を中心とした軍事同盟で、現在、実態的に機能しているものは、北大西洋条約機構(NATO)、日米、米韓、米豪の軍事同盟の四つしかない。これらの軍事同盟のもとにある国は、31カ国、国連加盟国数の16%、人口は10億8千万人で世界人口の16%にすぎない。

 半世紀前はどうだったか。1960年当時は、米ソを中心とした軍事同盟のもとにあった国の数は52カ国をかぞえ、当時の国連加盟国の53%、軍事同盟のもとにある国の人口は植民地を含めて世界人口の67%を占めていた。人口の67%から16%に――半世紀前に軍事同盟に覆われていた世界は、大きく変わった。軍事同盟は、21世紀の今日の世界で、「20世紀の遺物」というべき、時代錯誤の存在となっているのである

労働者の働く環境についても、この100年の長い歴史で見た時、12時間労働から、10時間労働、8時間労働へ、有給休暇、労災制度などなど法整備がされ、労働者の地位向上も随分と進みました。基本的人権の問題でも目を見張る社会進歩がありました。

世界を長い歴史で見た時、人類の社会進歩の本流がどこにあるのかがよくわかります。安倍自公政権が進める日本版NSC、秘密保護法、集団的自衛権の行使などの一連の企みは、アメリカが海外で行う戦争に日本の自衛隊を動員しようとしている事は明らかであり、世界と人類の社会進歩にまったく逆行するものです。労働法制の規制緩和も然りです。

身近な問題では、姫路市夢前町で産廃反対運動が空前の規模で広がっています。夢前町だけではありません。全国各地で産廃計画が明らかになった地では産廃反対運動が次々と起こっています。世界各国で大量生産、大量消費社会の中で廃棄物問題は大きな社会問題となっています。国内では住民の粘り強い産廃反対運動によって環境法はじめリサイクリ法などの法整備が随分と進められ、最終処分量はこの20年間で廃棄物排出総量の20%から5%へと激減しています。ここでも社会進歩の本流の流れがどこにあるのかは明らかです。

日本政治の舞台は、人類の社会進歩に逆行し、反動的政治を推し進めようとする自民党と国民と共に社会進歩を促進する日本共産党との対決軸が鮮明になっています。少しくどくなってしまいました・・。今年も1年、社会を1歩でも2歩でも前進させるため引き続き国民、住民の皆さんと力を合わせてがんばります。本年もよろしくお願いします。

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2件のコメント

  1. 明けましておめでとうございます
    年末から入江さんの記事を見てなかったので心配してました
    今年も宜しくお願いしますm(__)m
    いろんな動きがありますよ!

    by 原浩一 — 2014年1月5日 9:00 AM

  2. 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

    年末は党勢拡大のため地元を走り回っていました 笑。私の地域では、 若い青年2名が共産党への入党を決意して下さり、「しんぶん赤旗」も十数人が新たに購読して下さいました。現在、共産党は党を大きくし自力をつけるため全党を挙げた大運動に取り組んでいます。全盛期と比較すれば共産党も高齢化が進み組織的にも随分と小さくなってしまっています。自民党対共産党という政治構図がますます鮮明になる中、自民党政治を押し返すためには共産党自身が自らの力を強く大きくしていかなければなりません。

    今年、夢前産廃問題はいくつか山場があると思います。地元tの皆さんの「いろんな動き」楽しみにしています。私も引き続き知恵と力を出して頑張ります。

    by 入江次郎 — 2014年1月5日 10:23 AM

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