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赤穂産廃処分場建設計画・第三者委員会のメンバーが発表されました

①赤穂市福浦産廃処分場建設計画

30日(水)、「赤穂の環境を守る会」の皆さんと、赤穂市福浦地域で進められている産廃処分場建設計画について上郡町光都にある西播磨県民局に伺いました。兵庫県は産廃処分場設置の許認可判断に際し、専門的知見を得るため専門家で構成する第三者委員会設置を表明していましたが、本日、第三者委員会メンバーが発表されました。現在、赤穂産廃計画では、事業者からの住民説明会が開催され住民側から意見書が提出されているものの、意見書に対する事業者側からの見解書の提出が未だされていません。今日の県民局とのやりとりの中で、住民側からは「事業者側から見解書が提出されていない中、第三者委員会が設置され開催日時まで決まっている。住民側から提出されている意見書のみが委員会で審議され、審議内容が公開されるようであれば事業者側を利することになる。事業者側からの見解書が提出されるまでは、住民側からの意見書を委員会に提出すべきではない」などの意見が出されました。県は、住民側の意見を受け入れ「事業者の見解書が提出されてから、住民側意見書と同時に委員会に提出し、専門家の意見を聞く」旨の答弁がありました。また、住民側からは、委員会メンバー選出の経緯や経歴について「原発がそうであったように、行政側の都合のいい御用学者ばかりで構成しているのではないか。経歴書の提出を求める」との要望に、経歴書も提出されました。これまで事業者側は、計画地隣接土地所有者である赤穂市の同意も得ていないのに「同意を得た」とする書類を県に提出するなど、不誠実な行為を繰り返しており、住民の不安と不信が高まっています。

西播磨県民局で「赤穂の自然を守る会」の皆さん。杉本県議、小林市議、小原町議も参加しました。

②赤穂市西有年産廃処分場建設計画

赤穂市西有年に計画されている産廃処分場建設計画については、事業者側は県条例の手続きを全く踏まえることなく、事業者の独断でいきなり住民説明会を開催する予定です。これに対して県は「事業者が勝手にやっていること、今回の住民説明会とは別に、県条例に基ずく住民説明会開催を必ず指導する」旨の回答がありました。

③姫路市夢前町寺、林田町での大規模不法投棄

姫路市夢前町寺、林田町で行われていた大規模不法投棄について「姫路市から情報提供はありましたか」との私から問いに、県は「何も聞いてません」との回答。姫路市内で不法投棄を行っていた事業者は廃棄物収集運搬業の許可を得ており、許認可権者は兵庫県です。廃棄物収集運搬業は5年に1回の許可更新が必要です。以前、成臨興業㈱が加西市で大規模不法投棄を行い、その後始末さえされていない中で、兵庫県西播磨県民局は成臨興業の収集運搬業の許可更新を認めています。この時も、西播磨県民局は「加西市は北播磨県民局の管轄ですが、北播磨県民局や姫路市からは何ら情報が寄せられなかった」と言い、廃棄物収集運搬業の許可更新を認めています。不法投棄に関わる「行政処分の指針」では、行政機関の連携強化が謳われていますが、兵庫県、姫路市では県民局間、自治体間での連携は何らされていません。西播磨地域は産廃処分場建設ラッシュです。また新たに大規模残土処分場の建設計画も勧められようとしています。兵庫県、姫路市は、住民からの信頼回復のためにも適切な対応が求められています。

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