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安倍首相が進める「解釈改憲許すな」の声広がる

25日、10時。姫路東市民センターで姫路労音60周年記念総会があり来賓としてご挨拶をさせて頂きました。姫路労音とは、私がまだ20代の時に「カメジローの青春」(沖縄人民党の瀬長亀次郎さんのドキュメンタリー映画)と言う映画を労音も加入する実行委員会形式で上映した際に、私が実行委員長を務めさせて頂いた時以来のお付き合いです。もっとも、私の実行委員長はまさに名ばかりで、実質は姫路労音の方が中心になって上映会を成功させました。当時の私の姫路労音の第一印象は、とにかく皆さん明るく元気で親切という印象でした。

姫路労音は平和憲法9条を守り生かす事を運動方針に掲げており「手に持つ武器を楽器に変えて」というスローガンのもと、これまでも共に運動を進めてきました。安倍政権の進める「憲法9条を骨抜きにする戦争する国づくりへの解釈改憲を許すな」の一致点での共同の運動をさらに強めて行く事をご挨拶の中で呼びかけさせて頂きました。

13時30分、西飾磨ふれあいセンターで「姫路南9条の会」9周年記念総会が吉田竜一弁護士を講師に招いて開催されました。「9条の会」とは、作家の大江健三郎さんなど各界で活躍されている著名な方達の呼びかけで、全国津々浦々の職場、地域、学園などで「平和憲法9条を守る」一致点での共同で組織されている団体です。全国で6000を超える「9条の会」が各地で運動しています。

今日の総会では私もご挨拶をさせて頂き「安倍首相は、秘密保護法で情報を統制し、世論を誘導し、教育委員会改悪法で、戦後厳しく戒められていた教育への政治介入を進め、侵略戦争を美化する安倍流「愛国心」を押し付けよとしている。これらの一連の総仕上げが、憲法9条の解釈改憲で海外で戦争する国づくり。国会の数では自民党は多数派だが、解釈改憲変更に対しては、どの世論調査でも反対派が多数。今こそ9条の会の出番。9条の解釈改憲を許さず、9条を守り生かす運動をさらに広げましょう」と訴えさせて頂きました。

14時。姫路商工会議所で二宮厚美神戸大学名誉教授を講師に招いての社会保障推進協議会総会が開催されました。講演のタイトルは「安倍改憲路線のなかの社会保障」。二宮教授は「安倍首相が進める競争教育、自治体間競争、企業間のグローバル競争を進める上で、一番邪魔なものが高齢者への社会保障」「現在憲法9条の解釈改憲が閣議決定でされよとしているが、憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活・・についても解釈変更によって国の責任を放棄しようとしている」と厳しく指摘。「若い人達が維新の会や自民党を支持している割合が高いと言うが、年金支給開始年齢を75歳、80歳に引き上げよとしているのが両党。若い人が一番影響を受ける。声を上げましょう。高齢者は外野からでも安倍首相にレッドカードを突きつけましょう」と呼びかけがされました。

憲法は国民を縛るものではなく、時の権力の暴走を縛るためのものです。それが立憲主義です。時の政権による憲法解釈変更を可能とすれば、立憲主義が成り立たなくなり憲法が憲法でなくなってしまいます。あらゆる分野で「解釈改憲を許すな」の声と運動を広げるため私も力を尽くします。

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