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北アルプス 雲ノ平へ

夏休み。北アルプス最深部にある「日本最後の秘境」と言われる雲ノ平を目指し、富山側折立登山口を起点に、太郎平~薬師沢~雲ノ平~三俣蓮華岳~黒部五郎岳~北ノ俣岳~太郎平~折立登山口ルートで縦走しました。通常3泊4日のコースですが、少し無理をして2泊3日で縦走しました。

1日目。早朝から雨、折立登山口標高1350mから太朗平小屋2372mまで標準コースタイム5時間を延々と登ります。

10時30分太朗平小屋到着

太郎平小屋で昼食後、薬師沢小屋へ。太朗平小屋までのせっかく稼いだ標高を一気に沢まで下ります。13時30分薬師沢小屋到着。通常は太郎平小屋か薬師沢小屋で一泊後に雲ノ平を目指すのですが、そのまま雲ノ平へ。

沢まで下った後は、約2時間連続の急登が待っています。まだ続くか・・と言いたくなる様な岩場の連続急登。テント、寝袋等を積んだザックが肩にずっしりと食い込んできます。

16時30分、1日目のテント泊地である雲ノ平に到着。夕方から天気が回復し雲ノ平の見事な風景が広がります。

雲ノ平山荘。

水晶岳。雲ノ平より

2日目に登頂を目指す三俣蓮華岳。雲ノ平より

3日目に目指す、黒部五郎岳。雲ノ平より

 2日目、雲ノ平テント地を7時30分出発、祖父岳を左手に巻くと目指す三俣蓮華岳が正面に見えてきます。奥には貫禄たっぷりの槍ヶ岳。

ここでも黒部川源流まで、一気に標高を下げます。

黒部川源流から三俣蓮華岳を目指します。

黒部川源流から急坂を登ると三俣山荘に到着。後方は鷲羽岳。

三俣蓮華岳到着、天気が良かったのはこの辺りまでで、じわじわと雲とガスが広がり始め天候は下りへ

双六岳、槍ヶ岳方面はガスが広がります。

15時30分、2日目のテント地黒部五郎小屋に到着、後ろは翌日に登頂を目指す黒部五郎岳。

3日目5時30分黒部五郎小屋出発。黒部五郎カールは1年中残雪が残り多様な高山植物の群生地にもなっています。

7時30分黒部五郎岳山頂。晴れていれば大展望が広がるのですがガスで視界ゼロ・・

次のピーク北ノ俣岳を目指します。

振り返るとガスにすっかり覆われている黒部五郎岳

北ノ俣岳山頂では大雨、ここも視界ゼロ・・。

11時30分、縦走コースの基点地でる太郎平小屋に到着。夏場ですがストーブを焚いています。

写真下は黒部五郎小屋で作ってもらったお弁当1800円也・・ちなみに夕食は2600円。荷物を少しでも軽くするため食料は非常食のみを携行し、食事は全て山小屋で。ただし何でも高い・・缶ビールも350ml缶が1本800円也・・。山小屋への物資輸送全てヘリで行われるため値段が高騰します。

折立登山口16時到着。1日目9時間、2日目7時間、3日目は11時間を歩きました。晴天は1日のみで途中雨にも見舞われながらの山行でしたが、十分満足する山行でした。ありきたりですが、山頂に立った時の達成感と、遥か遠くに見える峰でも進路が正確であり、苦しいけれども1歩1歩を重ねれば必ず頂に立つことができるというのが山登りの醍醐味です。またいい山を見つけて登りたいと思います。

記念バッジ

2件のコメント

  1. さすが若い!なかなかハードな山行ですね。天気が今一なのは残念でした。以前、雲の平を訪ねた時、極楽浄土とはこういう所かもと感動しまさしたよ。今年は菅平高原から四阿山を、そして高峰高原から浅間山を歩きました。また楽しい山行記録を期待しています。

    by 辻義則 — 2014年8月17日 15:45 PM

  2. 懐かしい!。天候が残念でしたね。小生は1973年7月下旬(正確な日は忘却)に同じように太郎平から槍ヶ岳経由上高地の山行をしたことを思い出しています。何泊したかも忘却。すべてテント泊でした。食糧もすべて担いで帆布のキスリングを背負って、30キロくらいの荷物だったと思います。天候はすべて晴れでした。朝、3時前に起きて食事の準備をすると、満天の星空。天の川がくっきりと今でも網膜に残っています。20歳になる年の夏休みでした。党に出会う1年余り前の思い出です。

    by 苦瓜一成 — 2014年8月17日 17:55 PM

コメント

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