ブログ

「エコパークあぼし事故被害者を支援する会」総会

23日、姫路市自治福祉会館で「エコパークあぼし爆発事故被害者を支援する会」総会が開催されました。約4年前に起こったエコパークあぼし爆発事故では、数名の工事従業者が重傷を負いました。しかし、工事を発注した姫路市も、元請会社の神埼組も「自分達に爆発事故の責任なない」として、約3年もの間、事故被害者への補償を行ってきませんでした。事故被害者らは仕事もできない体になり、貯蓄も使い果たし、止むに止まれず姫路市と神崎組両者を被告として損害賠償を求める訴訟を提起しました。本年6月裁判所は姫路市と神崎組に対し「両者の過失割合は今後の裁判で決するとして、とりあえずは事故被害者の補償を両者でしてはどうか」と和解案を提示し、両者折半での和解案が成立しました。

今日の総会には被害者の方も参加されていましたが、金銭補償はされたものの事故の後遺症で未だ社会復帰はできていないという事です。「支援する会」は事故後、市役所前で11回のビラ配布、520通のはがきを姫路市、神崎組に郵送し被害者への補償を求めてきました。原告弁護団の竹嶋健治弁護士は「支援する会の運動と議会論戦が後押しとなって、裁判所の和解案が成立した」と弁護団を代表して報告しました。大脇市議は、爆発事故直後に被害者の入院する病院を探し出し、お見舞いも兼ねて勤める会社、居住地も違う被害者を繋ぎ「支援する会」を結成し、議会でも繰り返し被害者への補償を求めてきました。今日の報告会では、これまでの運動の経緯を涙ながらに報告し、支援者へお礼の言葉を述べました。被害者には金銭補償はされたものの、心身ともに深い傷は残ったままであり社会復帰はまだまだこれからです。また、多数の重傷者を出した業務上過失責任についても未だ警察捜査がされている最中です。警察は過失責任を一刻も早く明らかにし、発注者である姫路市には今後このような事故を2度と繰り返さないための対策が求められます。

総会2部では、食事なども用意されこれまでの運動を労う懇親会も開催されました。

午後からは、毎月恒例の「戦争する国づくりストップ!はりま共同行動」宣伝が姫路駅ピオレ前で行われました。姫路市議会総務委員会は「集団的自衛権行使容認撤回を求める請願書」に対し、採択を求める共産党議員団と無所属議員1名を除き、全ての会派によって不採択としました。しかしこの間、子ども医療費無料化、エコパーク爆発事故被害者補償など当初は議会でも少数派だった事案を運動の力と議会論戦で切り開いてきました。集団的自衛権行使容認反対、戦争する国づくり許すなの声は世論調査でも過半数を超えています。引き続き平和憲法9条を守り生かす運動を粘り強く広げます。

来年4月に市政に挑む、苦瓜かずしげ氏、村原もりやす氏、森ゆき子市議もマイクを持って訴えました。

 

トラックバック

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。