平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
今年4月、日本共産党に「広畑製鉄所構内で無届でアスベスト付着建築物の解体工事を行っている。解体工事によって飛散したアスベストをかき集め、構内にあるピットに埋めて隠した」という情報が寄せられました。飛散していたアスベストを兵庫分析センターで分析したところ33%の高濃度の青色石綿である事が確認されました。通報者からの情報を労働基準監督署、姫路市関係機関に情報提供し、立ち入り検査を求めました。両機関による立入検査の結果、解体されている建築物からはアスベストは確認されませんでしたが(通報者は解体時にアスベストが飛散したと言っています)、解体されている建築物に隣接している建屋から劣化し飛散している青色アスベストが確認されました。解体された建屋とは隣接といっても、間仕切りはなく空間的にも作業工程上でも連動している建屋です。隣接建屋で確認されたアスベストは労基署の指導によってブルーシートで何重にも覆ってアスベストの除去作業は完了しました。今日からは、ピットに埋めて隠したとされるピットの掘り返し作業が始まっています。労基署は新日鉄に対し、ピットにアスベストが埋められているという前提で作業を行う事を指示しており、ブルーシートで覆い手作業での掘り返し作業を約30日間の行程で行うという事です。アスベストが飛散していたという事実そのものも大問題ですが、飛散していたアスベストをピットに埋めて隠したという事が確認されれば不法投棄も含め重大な法令違反です。今後、新日鉄には同様の事態が起こらないよう構内建屋のアスベスト使用状況の総点検が求められます。
現場で飛散していた平均含有率33%の青色アスベスト
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