月別アーカイブ:2014年10月

大手鉄鋼所内アスベスト飛散問題について

約6ヶ月前、「市内にある大手鉄鋼事業所内建屋解体現場で、アスベストを含む解体現場であるのに何ら対策をとらないまま解体作業を行い現場にアスベストが飛散している」旨の情報が党市議団に寄せられました。この間、共産党による情報提供によって労働基準監督署、姫路市などが現場立入調査を行うなどし、一部に不適切な処置が確認されたとして事業所を指導しています。しかし、通報内容にある意図的な「アスベスト含有建屋無届解体」というところにまで労基署の調査は及んでいません。2日午後、金田みねお県党国政事務所長らと3回目となる労基署訪問をし、新たな情報提供を行いました。

アスベスト曝露問題では、曝露後数十年して症状が出るなどし、今尚多くの労働者が苦しんでいます。当該事業所には、自他ともに認める鉄鋼業界のリーディングカンパニーとしての責任が問われています。

 

全会派・議員一致で「中学3年生までの子ども医療費無料化を求める」請願を採択

2日、姫路市議会最終日に「中学3年生までの子ども医療費無料化を求める」請願・意見書が全会派・議員一致で採択・可決されました。共産党議員団のみが請願紹介人となって、全会派・議員一致で採択された請願はおそらく初めてではないでしょうか。若い父母らの粘り強い運動が議会を動かした画期的な成果です。姫路市当局は「子ども医療費助成拡大を検討する」とこれまでにない前向きな答弁をしています。しかし、中学3年生まで助成対象範囲を拡大するのか、所得制限を設けるのか設けないのか等、具体的な内容については検討中という事で言及していません。下記新聞記事でもある様に、所得制限を設けた場合で新たに7億円、所得制限を設けない場合でも10億円です。ちなみにパナソニック姫路工場1社に対しては、6年間で80億円もの巨額の市税が投入されます・・。たつの市など県内7市町では所得制限を設ける事なく中3までの子ども医療費無料化を実施しています。過去最高にまでなった子どもの貧困率対策と併せ、少子化対策・子育て世代支援対策として所得制限を設けない子ども医療費助成拡大に向け引き続き住民運動と力を合わせて議会論戦でも頑張ります。

残念ながら、どの世論調査でも過半数以上の国民が反対している「集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回し、立法化しないことを求める意見書について」、また「所得税法56条を廃止し、中小業者の自家労賃を必要経費して認める事を求める意見書について」の請願は、共産党議員団と、無所属議員1名が採択を求めましたが、自民、公明、民主などによって不採択とされました。

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