ブログ

国鉄労働組合兵庫乗務員分会定期大会

12日、国鉄労働組合(国労)兵庫乗務員分会定期大会でご挨拶させて頂きました。国労の運動方針には「消費税増税反対、原発再稼動反対、憲法9条を守る」などが盛り込まれており、日本共産党の政策と一致する点が多々あります。ご挨拶の中で解散総選挙の動きが強ま中「安倍政権打倒」の一致点での共闘を呼びかけさせて頂きました。

 私は、高校卒業後JR東海に就職したという事もあり国労も含めJR内労組の過去、現在の運動方針や日本の労働組合運動で国鉄内労組が果たした役割などもそれなりに学習したつもりです。戦後国鉄労働運動はGHQの陰謀による松川・三鷹事件で国鉄労働運動内からの共産党員排除から始まり、マル生闘争、順法闘争、スト権スト、動労委員長松崎明の転向・国鉄分割民営化、国労差別、総評解体など、戦後日本労働運動の大衆的注目を集め、日本労働運動のけん引的存在であった様に思います。中曽根内閣による国鉄解体が総評解体への引き金となり、社会党の解体、連合と民主党の誕生によって日本の労働運動は一気に右傾化し、現在では闘わない労働組合幹部は「労働貴族」と揶揄され、闘わない労働組合の存在意義が問われるまでになっています。(もっとも当時の国労と社会党の、労組内一党支持押し付け路線には大いに問題はありましたが)

私がJRに就職した当時は既に国労は少数派になっており、会社からの国労組合員残党狩りのような徹底的な差別的不当労働行為は当時の若い私にとって異様にしか見えませんでした。そんな不当労働行為にも屈することなく闘い、仕事もよくできる国労組合員は、当時の私の憧れの存在でした。国労定期大会でのご挨拶というのは、私にとって特別に感慨深く、もったいないような場でもあります。そんな国労の皆さんと立場は異なってしまいましたが「安倍政権打倒」の一致点で共に闘えるというのであれば私にとっては嬉しくもあり頼もしいかぎりです。

トラックバック

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。