ブログ

福岡県知事 画期的判断 「産廃施設設置申請に不許可処分」

夢前・宮ヶ谷の産廃問題で大変お世話になっている千葉工業大学の八尋信英助教から吉報メールがありましたので添付してお知らせします。八尋助教が住民と共に進めていた産廃施設設置反対運動で、福岡県は当該産廃処分場施設設置申請に対し不許可処分を出しました。画期的な事です。福岡県では初との事。「18日付 福岡版?毎日新聞記事」

姫路市長は「私的には反対」「私的に反対運動を進めている住民と会う」「市長には許可・不許可の裁量権はない」などと及び腰な姿勢です。しかし、福岡県では、・土石流危険渓流が含まれるのに地質調査不十分・大気や騒音の把握のためのデータが周辺環境を反映したものと言えない・放流水の現況把握がされていない。事などを理由に不許可処分としているのです。これらの判断はまさに許認可権者の裁量です。夢前産廃計画地についても「不適格な計画地」である事は既に学者らが綿密な調査の上で指摘をしています。姫路市長は、福岡県の事例にしっかり学び「不適格な計画地」での産廃施設設置を認めるべきではありません。

直方の産廃処分場申請:県、初の不許可 「放流水など現況把握せず」 /福岡

毎日新聞 2014年12月18日 00時00分

 直方市中泉の国道200号直方バイパス近くで福岡エコクリーン(福岡市博多区)が設置申請した産廃処分場について、県は「現況把握がされていない」と不許可にした。1992年に廃棄物処理法が改正され許可制となって以降、県による不許可は初めて。同社の寺本宗二社長は「環境省指針に基づき調査した」と話し、環境相への審査請求などの法的対応ができるか精査するとしている。

 同社の計画は、山林の谷間5万8650平方メートルに容量143万621立方メートルの管理型処分場に汚泥、廃プラスチック、ばいじんなどを埋める。2008年4月、県に環境調査書を提出し、12年4月には設置許可申請をしたが、周辺自治体などが反対の意見書を出していた。

 不許可決定は16日付。県は炭坑跡地で土石流危険渓流が含まれるのに地質調査不十分▽大気や騒音の把握のためのデータが周辺環境を反映したものと言えない▽放流水の現況把握がされていない−−などを理由とした。

 同じ場所では他に3社が調査計画書を県に提出している。周辺住民らの「中泉産廃最終処分場計画を考える会」は「問題が解決したわけではない。ごみ捨て場にはさせない」としている。【梅山崇】

〔筑豊版〕

 

トラックバック

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。