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赤穂市・上郡町の産廃最終処分場建設計画地を視察

16日、赤穂市の小林市議、上郡町の小原町議、反対運動団体の住民らにご案内して頂いて赤穂市周辺で計画されている3か所の産廃最終処分場計画地を視察。

①上郡町梨ケ原の産廃計画では、「関係住民」に該当する梨ケ原自治会は、当初反対署名を集めるなど積極的な反対運動を展開していましたが、事業者の施設見学や説明会を聞き、突如として反対の意思表示を撤回。今では産廃計画を「是非実現したく思っています」と声明まで発表。突如自治会の立場が変わったとはいえ、多くの関係住民は産廃処理場に対する不安を抱えており反対運動を熱心に継続しています。

②赤穂市福浦産廃計画では、住民や国土問題研究会などから事業計画への意見書が提出されましたが、1年以上経過した今でも事業者からの回答はありません。

③赤穂市上高野の産廃計画(安定型)では、処分場計画地が市民の飲料水水源の約1.5Kmと近く、相生や姫路(家島)市民にも送水されています。また、砂防指定地域に指定されているにも関わらず前事業者が無許可で森林を伐採していた事を共産党赤穂市議団が指摘、県からの改善指導を受けるなど問題があるようです。

赤穂市・上郡町で計画されている3か所の産廃最終処分場の合計処理能力は約500万㎥。姫路市夢前町で計画されている最終処分場の処理能力は約550万㎥(当初計画時)。併せて約1000万㎥の産廃最終処分場建設計画が中播磨から西播磨にかけて進められています。兵庫県廃棄物処理計画では、兵庫県内にある既存の産業廃棄物最終処分場は合計13施設で、合計処理能力は550万㎥となっています。(平成22年12月31日現在)。現在、姫路市から赤穂市の播磨地域では、兵庫県内にある既存の全ての産廃最終処分場処理能力の約2倍にあたる1000万㎥もの産廃最終処分場建設計画が進められています。異常なことです。

兵庫県廃棄物処理計画にある、廃棄物発生抑制、廃棄物再生利用をさらに促進させると同時に、住民の不安が払しょくされるまで産廃処理場を作らせない運動を住民の皆さんと共に進めていきます。

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