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建設常任委員会管内視察

20、21、22日は建設常任委員会の管内視察で但馬、丹波地域へ。視察行程の一部をご報告します。 

 山陰自動車道浜坂道路建設事業(浜坂~余部間 総延長約9.8km)の一部である久斗大橋上部工事。久斗大橋上部工事の発注額は約5億7千万円。ただ写真を見ての通り特殊な技術を要するため地元建設業者の受注はほとんどないとのこと。浜坂道路は総延長9.8kmのうち6.9kmが特殊な技術を要するトンネルと橋脚であり発注額に対する地元中小建設業者の受注率は極めて限定的。先日2015年度補正予算が国会で成立し、防災・減災事業として5169億円が計上されましたがその内約12億円が浜坂道路建設費に計上されます。建設効果としては、豊岡にある3次救急医療施設まで9分短縮される、土砂崩れ・大雪などで交通に支障をきたしているのが改善されるということ。

 平成26年8月に丹波地域を襲った豪雨災害復旧事業。24時間雨量414mm、時間雨量91mmという過去最高の雨量を記録し甚大な被害をもたらした。記録的豪雨ということもあって256箇所で土砂災害が発生しましたが、ほとんどのところが土砂災害警戒区域にさえ指定されていませんでした。

 豊岡市長谷地区の急傾斜対策事業。急傾斜地や土石流危険渓流などの指定箇所を全て整備しようとすれば現在のペースでいけば100年以上かかるとのこと。

 広域河川改修工事 円山川水系青山川樋門。 円山川増水時に、支流である青山川への逆流が生じるためそれを堰き止めるための樋門。樋門で堰き止めることによって行き場のなくなった青山川の河水は青山川を越水させ田んぼダムで溜めるとのこと。河川整備は上流で「溜める」対策と下流に「流す」対策を併せて行うことが必要。田んぼダム、校庭ダムなど、巨額費用と環境破壊を引き起こすコンクリートの巨大ダムに頼らない「溜める」対策の創意工夫が求められています。

 余部鉄橋「空の駅」。昭和61年に強風による列車転落事故が起こった余部鉄橋は「空の駅」として県が展望施設として保存(写真左側)。

 管内視察はいい勉強になります。防災・減災事業、地方創生というのであれば、防災・減災効果が低く、地元建設業者の受注率も極めて限定的な巨額の経緯を要する高規格高速道路の建設などではなく、土砂災害対策、河川整備こそ最優先すべきではないでしょうか。月曜日から臨時議会が始まります。防災・減災の補正予算について視察内容も活かした論戦を行いたいと思います。

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