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福崎町長選挙の不当捜査をやめさせる大集会・人権擁護委員会に申し立てへ

 15日、福崎町文化センターで福崎町長選挙の不当捜査をやめさせる大集会が開催され福崎町内外から多くの方が集い大成功しました。

 昨年12月に行われた福崎町長選挙で配布された後援会ニュースが違反文章だとして兵庫県警の人権弾圧の不当捜査が福崎町で続いています。

 警察は選挙期間中から後援会員宅を訪れ「私は後援会員ではない」「後援会員を辞めました」と書いた紙に署名捺印させて回り、福崎町の選挙管理委員会が「選挙妨害になるから止めてくれ」と言っているにも関わらず聞き込みを続け、後援会の正当な活動に弾圧を加えました。

 さらに警察は、一ヶ月間に20数日も毎日のように後援会役員宅を訪問し、呼び出しが100回を越えた人もいます。執拗な呼び出しを受けている後援会員は精神を病み医師の診断書で「恐怖症不安障害」「希死念慮(自殺願望)」と診断されています。このような警察の不当な捜査は、人権侵害・拷問そのものです。その他にも警察は「携帯電話の通話記録を調べてある」などと町民を脅しながら訪問しています

 本日の集会では、冒頭に清水ただし衆議院議員が国会の法務委員会で福崎事件を取上げた質疑が上映され(上写真)、その後、石野町会議員から現状報告、園田洋輔弁護士から不当捜査事件の2つの本質と題した報告、国民救援会からはこれまでの警察による弾圧捜査、冤罪事件、公職選挙法を追い詰めてきた闘いなどが報告されました。会場からは警察捜査の被害者からの訴えもあり「今日の会場には警察の監視が怖くてこれない人がたくさんいます」「警察はこんな怖い事をするんですか?住民の安全・安心を守るのが警察ではないのですか?」と、怒りの告発。最後に、呼びかけ人である嶋田政義・前福崎町長からは、お礼とさらなる運動への支援が呼びかけられ「警察の人権侵害捜査を人権擁護委員会に申し立てする準備を進めている」との報告もあり、会場からは大きな拍手が起こりました。

 福崎町長選挙事件で、町民の運動をサポートしているのが国民救援会です。国民救援会は不当捜査・冤罪事件など、権力機関からの人権侵害から国民を守る運動団体で、全国4万7千人の会員がいます。今日の集会で国民救援会から紹介された言葉が心に残ったので掲載します。詳しくは→福崎町長選挙の不当捜査をやめさせる会ニュース

 「普遍的人権とは結局、どこから始まるものなのでしょうか。それは身近な場所、それもあまり近くて小さいので、どんな世界地図にも載っていないような場所から始まるのです。しかし、この小さな場所こそ、一人ひとりの人間にとっての世界なのです。

 自分が暮らす地域、自分が通う学校、そして自分が働く工場や農場やオフィス。一人ひとりの男女、そして子どもはこのような場所で差別のない平等な正義、平等な機会、平等な尊厳を求めています。

 そこで人権が意味をもたなければ、他の場所でもほとんど意味をもちません。身近なところで人権を擁護する積極的な市民活動がなければ、より広い世界での進歩などとうてい期待できないのです。」エレノア・ルーズベルト

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