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104歳の大往生

 6日、島根に住む大好きだった祖母が亡くなった。玄孫までいる104歳の大往生。

 小さい頃からお婆と呼んでいる。「雨が降っちょうのに、行かんでもええけん・・」と、学校に行こうとするひ孫にズーズー弁でズル休みをすすめる世間ズレ?・・した優しいお婆。水道も下水も通っていない島根県の山奥ですが、話好きでいつもニコニコしていてどこかひょうきんなお婆に会うため盆、正月は親戚中が集まっていた。牛の餌である藁を切る音、蕨団子を上手に笹に包む大きな手、稲刈り最中に「お茶だでよ~」と大きな声で呼ぶお婆。思い出はいっぱいある。

 たくさんいる孫、玄孫の中でも私はお婆に随分可愛がってもらった一人だと思う。今年の夏「ずろうか(じろう)・・」と、力なくニコッと笑うお婆を車椅子に乗せて散歩したのが最後。お婆のいいところを引き継げればと思う。長生きした分、娘や婿が先に往くなど随分悲しい思いや苦労もしてきたと思う。お婆お疲れ様。ゆっくり休んでね。

冬になるとご覧の通り雪深いお婆の家。

 

 

 

 

 

 

 

 

家の直ぐ裏にあるお婆も埋葬した先祖代々の墓地。私が解る墓石は5つほど。

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2件のコメント

  1. 衷心より謹んでお悔やみ申し上げます。
    104歳の大往生。雲南市の大自然に抱かれて、御心安らかにお眠りいただくようお祈りいたします。

    by 児玉雅善 — 2016年10月11日 0:31 AM

  2. 児玉さんありがとうございます。

    by 入江次郎 — 2016年10月12日 21:37 PM

コメント

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