平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
2日、日本共産党姫路市議団は製鐵記念広畑病院と県立循環器病センターの統合再編問題で知事、病院局長宛に申し入れを行いました。申入れにあたって党市議団は、病院統合再編問題に関するアンケート用紙を地域に約1万枚配布するなど、住民の皆さんのご意見もお聞きしてきました。引き続き、地域医療を守るため住民の皆さんの声をしっかりお聞きし、力合わせて頑張ります。
右から、私、谷川まゆみ市議、森ゆき子市議、苦瓜かずしげ市議。
地域新聞「播磨時報」が新県立病院問題についての知事発言を掲載しています。
申し入れ内容要旨は以下の5点。
①新県立病院は、姫路市はもちろん中播磨地域の地域医療・救急医療の拠点となるよう整備すること。
②新県立病院の方向性として先進医療、教育・研究機関との連携が挙げられている。これらが地域医療を担う障害とならないか憂慮する。あくまで地域医療・救急医療を担う病院を整備すること。
③姫路市南西部の医療空白をつくらないよう、現製鐵記念広畑病院と同程度の医療機能を有する病院を誘致すること
④姫路市は、新県立病院の候補地とされるイベントゾーンで新文化センターの開設準備を進めている。音楽や演劇などの文化施設の隣に大病院はふさわしくないとの懸念の声が挙がっている。市民の理解が得られない場合はイベントゾーンでの建設を中止すること
⑤誰もが参加できる新県立病院の住民説明会を開くこと。
以下は、製鐵記念広畑病院跡の後医療確保についての当局答弁要旨
製鐵記念広畑病院跡の後医療確保について「年内に基本計画案を示す。年末から年始頃にはパブリックコメントをしたい。基本計画案の中で、製鉄記念広畑病院跡の後医療確保を担保する文言を入れる。後医療を担う医療機関として、姫路医療センターに広畑移転を打診しているが、ダメな場 合はその他の医療機関誘致も考えている。その他の医療機関では感触のいいところもある。後医療抜きには考えられない」
今後のスケジュールについて「平成27~30年度に整備・基本計画をまとめる。平成31~34年度に建設着工・完了を目指す。平成34年のゴールデンウイーク頃の開設予定。新県立病院建設着工前、つまり平成30年度中には後医療を担う医療機関を決定する」「新県立病院が開業する直前まで、製鐵記念病院、循環器病センター共に営業してもらう。その後、製鐵記念広畑病院閉鎖後、遅くとも1年以内には新たな医療機関によって製鐵記念広畑病院跡での開業をしてもらう」