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産廃反対運動の経験報告のため和歌山市へ

 30日和歌山市へ。「和歌山市の環境を考える会」の方から、「夢前町の産廃問題について、反対運動の経験を報告して欲しい」と依頼がありました。夢前産廃問題では、多くの学者、他地域で先進的な産廃施設設置反対運動をすすめている住民団体、地方議員の皆さんらからアドバイスやご支援を頂きました。和歌山の皆さんとは、以前から交流があり、和歌山の運動からも大いに学ばせて頂いていたのでお世話になった意味も込めて喜んでお伺いさせて頂きました。 

 用意していた100部の資料では足りず、予想を越える130名の参加者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  夢前産廃計画の現状は①2015年の市長選挙前に、市長が「夢前産廃計画地を姫路市が買取る」と公約発表。しかし現在も産廃計画地所有権を巡り、事業者間で紛争が起こっており、買取交渉ができない状況にあります。②森林法に基く林地開発許可申請については、事業者から申請された許可申請を兵庫県が却下。③成臨興業㈱(当初、夢前町で産廃施設設置を計画していた事業者)が管理運営する宮ヶ谷処分場で3万㎥もの不法投棄が明らかになり、姫路市は不法廃棄物の撤去命令を事業者に発令しています。しかし、命令から3年が経過しようとしていますが、未だ全く撤去はされていません。以上のような状況のもとで、施設設置手続きは事実上停止状態となっています。行政を動かし、悪質な産廃事業者を追い詰める決定的な力となったのは、住民の皆さんが集めた14万筆を越える反対署名と粘り強い運動でした。

 和歌山では、住宅地の直ぐ裏手で、超巨大太陽光パネル設置計画も進められているとのこと。各地の貴重な産廃反対運動の経験、太陽光パネルの悩みなどを持ち寄り、住民間で交流するのは大変有意義に感じました。和歌山の皆さんありがとうございました。

 

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