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産廃施設設置計画、太陽光パネル設置計画などに伴う林地開発許可制度について

 17日、閉会中の農政環境常任委員会が開かれました。

 テーマは豊かな森づくり、林地開発許可制度など。私からは中播磨、西播磨地域で産廃施設設置計画や巨大太陽光パネル設置計画など、林地開発を伴う施設設置計画が進められていることを指摘し、主に3件について確認、質疑しました。県内の環境、防災機能を守り、森林の持つ多面的機能を最大限発揮できるよう引き続き住民の皆さんと力合わせて頑張ります!以下、要旨。

 ①保安林解除について。入江「保安林解除については、森林法によって『関係市町村長及び、影響を受ける恐れのある権利者の同意を必要とする』とある。同意がなければ保安林解除はできないということでよいか?」当局「市町村長、影響を受ける恐れのある権利者の同意がばければ解除できない」

 ②林地開発許可要綱について。入江「林地開発許可については、林発要綱によって『漁業権利者、水利権者の同意が必要』とある。県は、平成27年に夢前産廃計画に係る林地開発申請について却下処分とした。県は、却下理由として関係法令の不備と合わせて、権利者の同意を得られなかった要綱の不備も却下理由として挙げている。今後も要綱の不備があれば申請を却下するという理解でよいか」県当局「関係法令の不備のため却下した」入江「法令の不備だけでなく、要綱の不備も却下理由として挙げている。今後も当然に要綱の不備でも却下すべだ」当局「個別の具体的事案ごとに判断する」

 ③森林パトロールについて。入江「姫路市にある産廃最終処分場で林地開発許可区域外に大量の産業廃棄物を不法投棄した事例があった。これは住民による指摘によって明らかになったものだが、森林パトロールは一体何をしていたのか。森林パトロールの体制、方法はどのように行われているのか?」当局「4人体制で目視で行っている」入江「広い兵庫県内の森林パトロールを4人体制で、しかも目視で十分にできるはずがない。体制の強化を求める」

 

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