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地域で暮らせる農業を②

 5~7日、大雪警報が発令される中、但馬・丹波地域へ農政環境常任委員会視察。

 視察では、若手就農者との意見交換等々、大変勉強になりました。若手就農者の多くが10㏊程度の農地を、父、母、妻、本人の労働力によって創意工夫を凝らした農業を生業として生活をしている。驚くことは皆さん子どもが3人~5人の子だくさん。農業が生業として成り立つのであれば、子どもたちが農業を継ぎ親が手伝うという好循環が生まれ地域で暮らせる農業が成立する。

 一方、養父市では「特区」として国から指定を受けています。特区では農地を企業が買い取ることを認めています。「今後30㏊まで農地を増やします」と、経営者は言っています。しかし規模を拡大するほど就労農業者が必要になります。30㏊程度の規模で就労農業者に対し、結婚し子どもを産み育て地域で家族が根を張って暮らせるだけの賃金を支払って経営が成り立つとはとても思えない。暮らせる農業を政策目標に掲げなければ、農村は今後間違いなく疲弊する。

 管内視察は、大変勉強になります。しっかり勉強し、県議会でも暮らせる農業への提案を行っていきたいと思います。

「あまり規模を拡大しないこと」と、「わはは牧場」の経営者、上垣さんの書いた著書「小さい畜産で稼ぐこつ」。

 

 

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