ブログ

淡路 東播磨 北播磨へ行政視察

 19、20日、総務常任委員会の行政視察で淡路、東播磨、北播磨管内へ。今回の総務常任委員会のテーマは「地域創生」「子育て支援」を主なテーマとして、管内全ての市町から市町が取り組んでいる子育て施策をお伺いし、県への要望も聞き取るという初めて試みも行われました。

 テレビカメラも入って行われた総務常任委員会。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子育て支援策の結果、突出して若年者人口を増加させているのが明石市です。ただ、明石市の課題は近隣市町から若年世帯を取り込むかたちで人口を増やしているというのが現実であって、出生率だけをみれば1.55と近隣市町との差はほとんどありません。つまり、明石市が先進的に進めているこども医療費無料化、第2子以降の保育料無料化などの子育て支援策だけでは出生率は突出して伸びていないということです。

 お話を伺うと市町の若年層の定着・社会増対策は決まって「企業誘致を行い雇用を増やす」です。ただ「企業誘致=雇用創出」は15年程度前からのいわば自治体の流行りの様な施策でしたが、多額の補助金で企業誘致した結果、増えたのは非正規労働者ばかりでした。現在、有効求人倍率はバブル期並みとなり、淡路市や西脇市では1.90倍にもなっています。今後も労働力人口が減る中で人手不足は続く見込みです。これまで通りの企業誘致=雇用創出型から、非正規から正規への転換、長時間労働の是正によって安心して子ども産み育てられる環境を整える「雇用の質」の改善策こそが、若年層定着、出生率の向上に繋がるのではないでしょうか。

トラックバック

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。