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姫路市は速やかに太陽光パネル条例を制定せよ!

  新興住宅団地に隣接した太陽光パネル設置計画が相次いで進められています。新興住宅地周辺は、かつて林地開発を行い森林境界の確定や、土地所有権などがすでに整理されているため、新たな開発が容易に進めやすいというのがその理由です。

 写真は住宅地に隣接してパネルが設置された夢前町寺にあるグリーン団地と、今まさに事業が進められようとしている同じく寺にある西山団地です。台風や集中豪雨による太陽光パネル事故が相次いで発生する中で、住宅地ぎりぎりに隣接してパネルを設置することに対し法規制や条例整備が全く追いついていません。23日は、村原もりやす市議と西山団地の皆さんにお話を伺いましたが、子育て世代の若いお父さんお母さん方からは口々に不安の声が出されました。

 兵庫県は平成30年に条例を制定し、5000㎡以上の太陽光パネル設置については施設基準など不十分ながら一定の規制や基準を設けています。県条例では、市町が手を挙げた場合については、1000㎡以上についても県条例を適用するとしています。ただその場合については、5000㎡以上についても市町が事務を担うことになります。そのため平成30年度時点で手を挙げた市町は、たつの市、小野市、三田市、朝来市、多可町に留まっています。また、県条例以外に独自に条例・要綱を制定している市町は、神戸市、西宮市、豊岡市、赤穂市、三田市、加西市、篠山市、丹波市、宍粟市、加東市、市川町、福崎町、多可町となっています。合併後、県下でも有数の森林面積を有する姫路市は、県条例にも手を挙げず、独自条例も制定していません。その結果、姫路市内では写真にある様な、住宅に隣接した急傾斜地に太陽光パネルが次々と設置されています。姫路市含め地方自治体の最大の使命は、住民福祉増進と住民の命と財産を守る事です。姫路市は速やかに条例制定を!

夢前町寺グリーン団地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢前町寺西山団地 団地真上に隣接して太陽光パネル設置計画が進められています。

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