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教室内で「身体的距離の確保」のためにも少人数学級を!

 6月17日の県議会最終日に請願討論を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6月15日から通常登校、通常授業が始まりました。長期休校により学習の遅れと格差拡大が起きています。子どもたちはコロナ問題によってで不安とストレスをためこんでおり、子どもの実態から出発した手厚く柔軟な教育が必要です。

ところが、その学校で、感染防止の三つの基本のうちの一つである「身体的距離の確保」ができないという重大な問題に直面しています。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、「新しい生活様式」として、「身体的距離の確保」を呼びかけ、「人との間隔はできるだけ2メートル、最低1メートル空けること」を基本としています。

文科省が5月22日に発表した衛生管理マニュアルによると標準的な8.3m四方の教室での「40人学級」では、子どもと子どもとの距離を2メートル空けることはおろか、1メートル空けることも不可能としています。ただ、文科省は「座席の間隔については一律にこだわるのではなく、柔軟に対応するようお願いします」との考えを示し、専門家会議の云う「身体的距離の確保」と大きく矛盾する対応となっています。

「40人学級」に教職員も子どもも保護者も不安の声を挙げています。「身体的距離の確保」を「新しい生活様式」の重要な一つとして社会全体で、そしてこの議場でも取り組んでいる時に、教室を例外とすることは重大な問題です。  

今後、第2波・第3波が発生したときに40人学級の過密状態のままだと再び長期間にわたる学校休業を余儀なくされます。長期間の休業は学力の遅れだけでなく、保護者や子供たちに多くの不安やストレスを与えました。第1派の教訓を生かし、Withコロナというのであれば学校を子どもたちにとって最も安全な場所にするための感染防止対策が今こそ必要です。20人程度の少人数学級へ踏み出すべきです!

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