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PCR検査等の抜本的拡充を 日本共産党緊急提案

  31日の兵庫県新規感染者数は62名。連日のように過去最高の感染者数を更新しています。
このまま推移すれば、県が想定していた最悪のフェーズである感染拡大期2(1週間平均で1日あたりの感染者数40人)を飛び越して想定外の段階に入ることになる。
 本日改めて県に聞き取りしたところ、30日0時時点で確保した病床数652床に対し入院患者は184人、重症病床確保数は110床に対し重症入院患者は5人。5名は全て入院患者の症状が悪化して重症病症に移ったとのこと。軽症者・無症状者を隔離・保護するホテルについては姫路市内では明日1日に78室をホテルごと貸切る契約だそうです。ただ、今の無策のまま感染者が拡大すれば医療体制逼迫は避けられません。
 PCR検査については1日当たり県全体で2500件を目指していますが、これまでの1日あたりの最高実績は1200件程度に留まっています。また、医療機関や検査機関によってはPCR検査後、判定が出るまでに2日程度要する場合もあるとのことで、7月補正では判定が出るまでの間、医療機関で入院させることができるように空床補償の予算が組まれましたが、今も医療機関や検査機関によってはベットを確保することができず、…判定が出るまでの2日間程度を自宅で過ごさせる場合もあるとのこと、家族に感染させてしまっては大変です。ベットもホテルも現状では空きがあるのだから融通するなどの改善が必要です。日本共産党はPCR検査の抜本的な拡充や、それに併せてホテルなどの隔離・保護施設の確保などを求める緊急提案を政府に提出しました。https://www.jcp.or.jp/web_policy/2020/07/post-844.html
 
 また国では「GO TOトラベル」が批判の対象となっていますが、兵庫でも「WELL COME TO兵庫」が実施されます。兵庫に隣接する府県民を対象に兵庫で宿泊した場合、1泊あたり2000円割引されます。6月補正では感染終息時に経済を活性化させるとして、なるほど県内感染者ゼロが30日程度連続した時期に議会に提案されました。第一弾は1000人規模でしたが、7月補正の第二弾では50000人規模で実施されます。当局に問い合わせたところ「7月10日から受付を開始し、既に7割が埋まった。しかし、感染が急拡大していることもあってキャンセルも出始めている」とのこと。観光業は裾野が広いため、経済波及効果が期待されます。ただ、波及効果を最大限発揮させるには観光先でもお金をたくさん使って遊んでもらわなくてはなりません。自治体の予算執行は最小の経費で最大の効果を発揮することが求められていますが、感染拡大期ではその効果も期待できません。
 想定外のペースで感染が拡大する中で事業の延期も含めた検討が必要です。国の責任で観光業界への直接支援こそ必要です

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