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湯浅誠氏 人権と権利

派遣村村長で、元内閣参与、湯浅誠氏のFB投稿をそのままアップします。湯浅氏の講演はこれまでも何回か聞きに行った事がありますが、力まず自然体で、尚且つ論理的で説得力のある聞き手にとって大変心地よい講演をされます。

湯浅誠

生まれてこの方、どうしようもない怠け者で、人を平気で裏切り、子どものときは他の子をいじめ、大人になってはギャンブルに興じ、周囲に被害を及ぼし続ける。そんな人間でももっているのが「人権」。ちゃんとしてる人がちゃんとしてることの報いとして提供してもらえるものは、「報酬」「対価」であって「人権」ではない。
「義務を果たさずに権利を主張するな」「権利の上にあぐらをかくな」の「権利」は民法上の請求権などで「人権」ではない。人権は、すべての人間があぐらをかくもの。義務を果たす対価としてではなく持っているもの。だから「天賦」と言った。
これは感覚的にはわかりにくい。「西洋かぶれ」と言われるが、西洋人だって感覚的にはわからないんじゃないかと思う。だから「普遍的理念」といったりするんだろう。わざわざ「神聖不可侵」と強調するんだろう。
何を「人権」に含めるかは議論があっていい。でも人権を丸ごと一般的権利みたいに貶めるのはやめたいし、やめてもらいたい。
現政権は「民主主義や人権などの価値観を共有する国との連携を深める価値観外交」を展開している最中だから、きっと前総裁時代につくられた自民党憲法改正草案を見直すんだろう。価値観外交を展開している本人が、瑞穂の国の価値観は西洋とは違う、では話にならない。
先日のシンポで最後に言おうとして、時間がなくて言えなかったこと、でした。

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