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宮ヶ谷処分場、夢前産廃計画地周辺を徹底調査

23日、地元住民と、千葉工業大八尋信英助教のご協力も頂いて、宮ヶ谷処分場周辺及び夢前処分場計画地周辺の水文調査などを行いました。宮ヶ谷処分場直下の宮ヶ谷池は、全ての水を抜いており底部が下写真の様に露になっています。宮ヶ谷池の水は、処分場から排出される水と、下流にある地下水からポンプアップした水を貯留し、貯留した水を下流域の田畑に供給しています。この時期は、下流域の田畑に水を供給する必要がないため宮ヶ谷池には下流地下水からのポンプアップがされていません。そのため宮ヶ谷池の水は空になった状態です。これまでもお伝えしてきました様に、宮ヶ谷処分場では不法投棄が繰り返され大量の搬入不可品目が確認されています。本来であれば、これだけの大規模不法投棄が明らかになれば環境保全上の影響を姫路市が率先して調査しなければならない立場にあるにも関わらず、姫路市は四角四面の調査しか行っていません。「住民福祉の増進」が自治体の最大の使命である事を姫路市は深く自覚すべきです。住民は、自らの命と暮らしを守るため立ち上がっています。

宮ヶ谷池では不法投棄された金属くずの影響なのか、わずかに流れている水の通り道が赤茶びた鉄の錆びた様な色に変色しています。

油の様なものも浮き出していました。

底部は、真っ黒なヘドロの様な物が相当深くまで堆積しています。自然由来のヘドロなのか、自然由来ではない処分場からの影響を受けたものなのか。いずれも、今後の分析結果で明らかにします。

夢前町では、計画地から流れ出てくる水、処分場周辺の表層水、地下水を専門機関に水門調査として提出し水文調査の結果から水の流れの分布を把握します。また、仮に処分場が建設されたとしても、安定型処分場に搬出される廃棄物は化学変化しないというのであれば、本日行った水文調査との違いはないはずです。

計画地をバックに井戸水を採取。

悪質事業者の逃げ得と、行政の不作為は決して許しません。

住民は、処分場建設差し止め裁判も視野に「処分場は作らせない」「作らせたとしても止める」と勝つまでたたかう気迫で運動を進めています。

 

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1件のコメント

  1. 勝つまで頑張ります!!
    もうすぐ勝つ!!

    by 原浩一 — 2013年11月24日 0:35 AM

コメント

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