平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
7日、連休開け。官公庁が動き始め、溜まっていた生活相談を少しづつ進めていきました。①生活困窮者の相談②弁護士を紹介してほしい③妻鹿漁港と網干ボートパークのプレジャーボート係留料金はなぜ違うのか?④道路の水溜りを改善してほしい⑥夢前町山之内●●在住の高齢女性が要介護1だけれど、自分の力で立って歩くのも困難な状態。要介護1のはずがない。バスも通っていないし、病院に行くのも困難な状態。どうにかならないか?⑥阿保橋東詰の渋滞をなんとかしてほしい。・・というような相談。
①②は、ほぼ解決。③については、私も知りませんでした。港湾管理者である県に問い合わせてみると「妻鹿漁港は姫路農林水産振興事務所の管理で、網干ボートセンターについては姫路港管理事務所の管理であり、それぞれ係留料金を定めた条例が違うため料金に違いがある」という事。納得できずに「同じサイズのプレジャーボートを係留するのに、なぜ条例によって係留料金に差をつけたのか」と、問い直すと、明快な返事がなく調べて連絡するとの事。
④は、現地で写真を撮って夢前北部事務所へ。写真を見ての通り、私道のような市道のような微妙な形状。北部事務所で確認した所、市道という事が判明。市職員「現地を確認し、対応を考える」との事。
⑤は、夢前町山之内の最北部(地名は相談者が特定されるので書きません)からの相談。山之内では数年前から神姫バスの運行が山之内駐在所の手前で止まってしまい、駐在所以北には小さな集落がいくつかあるのですが公共交通がありません。駐在所手前にある山之内バス停留所の運行は平日で1日6本、土日は3本だけです。
相談者の自宅は山之内バス停留所から約2km北にあり、80歳を越える一人住まいの要介護者。ご自宅を訪ねてお話を伺うと、1年前に介護認定を受けてからそのままの状態。明らかに心身機能は悪化している様子。事前にお話を伺っていたので持参した書類に記載して頂き、介護認定変更申請書を提出する段取りを進め、高齢者優待バス乗車制度についても未届けという事を事前に伺っていたので届け出書類に記載して頂きました。ただ肝心の、2km離れた山之内バス停留所までの移動手段がありません。姫路市の高齢者(75歳以上)バス等優待乗車制度は、神姫バス(1回50円)、JR(年間8000円)、山陽電車(〃)、船舶(〃)のみにしか使用できず、タクシーの使用は認められていません。今年10月から、要介護3以上の要介護者についてはタクシー使用が認められる事となりましたが、記載した通り全く現状に見合っておらず日本共産党は一貫して要介護者のみならず75歳以上の全高齢者へのタクシー券交付を求めています。姫路市は、高齢者バス等優待乗車制度と交通計画は全く施策の目的が違うといいます。しかしそれならば、交通不便地域に住む交通難民をなくし、どこに住んでいても公平に自治体サービスを受ける事のできる仕組みを一刻も早く作るべきです。それまでの繋ぎとしてでもタクシー券交付を行うべきです。憲法を生かした街づくりとはまさにそういう事だと思います。
今日のテレビニュースでは「姫路城の改修が済み連休中の姫路駅利用者は前年比36%増」との事。中心部は大変な賑わいです。中心部に活気が戻る事は大歓迎です。しかし、その一方で郡部の過疎化は深刻です。姫路市を含む7市8町で構成する中枢拠点都市連携構想は、中心部こそ活性化するものの郡部の過疎化をさらに加速させるものです。今こそ憲法を生かした街づくりを住民、自治体が知恵を出し合って行うべき時です。
山之内バス停留所時刻表。
⑥阿保橋東詰交差点。右折車線もなく、時差式でもない橋詰交差点の朝夕は右折車で大渋滞。形状からして車線増は難しいまでも、時差式くらいなら可能なのかも。警察に問い合わせて見よう。
住民からの生活相談数は議員への期待・信頼度のバロメーターでもあります。解決が難しい相談も多々寄せられますが、住民の皆さんのご要望に少しでもお応えできるよう力いっぱい頑張ります。
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