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成臨興業・宮ヶ谷最終処分場の現況

 成臨興業が管理運営する宮ヶ谷最終処分場(姫路市打越)で、成臨興業が3万㎥もの区域外投棄・繰り返し行った不法投棄などによって許可取消し処分となったことはこれまでもご報告してきた通りです。姫路市は区域外に投棄された許可容量超過分3万㎥の廃棄物を平成30年1月30日までに処分場外へ搬出するよう成臨興業に命じています。しかし、未だ容量超過分の廃棄物は一切搬出されていません。一方で県治山課は、林地開発時の申請通りに廃棄物処分場としての役割が終えたことをもって、処分場を林地に復旧するよう成臨興業に命じています。

 その結課どうなっているか・・・許可容量を超過し姫路市から撤去するよう命じられている廃棄物の上に土を敷き、その上に植林を行っています・・(下青字クリック)。

 成臨興業・宮ヶ谷最終処分場

 県は「廃棄物を搬出する場合は、植林した樹木を取り除いてもいい」、市は「平成30年1月までに搬出すればいい。命令はすでに発令している」という態度。縦割り行政とはまさにこの事。3万㎥もの不法投棄を行っておきながら、その後始末をすることなくその上に植林をしてすませる様なことは絶対に許されません。事業者は全財産を叩いてでも廃棄物を撤去する義務があり、姫路市にはそれを履行させる厳しい指導が求められます。不法投棄に対する甘い対応が、新たな不法投棄を生み出す事を兵庫県・姫路市ともにこれまで経験しているはずです。兵庫県・姫路市は過去の教訓からしっかり学び、不法投棄は絶対に許さないという毅然とした姿勢を悪質事業者に示すべきです。

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