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豪雨被災地 姫路市余部区下余部、夢前町護持を現地視察

 この度の記録的豪雨によって負傷された方、お亡くなりになられた方々に心よりのお見舞いとお悔やみを申し上げます。日本共産党は中央でも県単位でも豪雨災害対策本部を緊急に立ち上げ、情報収集や被害実態の調査・救援や復旧に全力を挙げる事ことを確認しました。

 8日、金田峰生国会議員団兵庫事務所長、苦瓜かずしげ市議らと姫路市余部区下余部、夢前町護持にあるバーズタウンを現地調査へ(金田国政所長は神戸の被災地を現地視察後、夕方から上余部を視察)

 住民にお話しを伺うと下余部は過去に1回の床上浸水、今回含めて3回の床下浸水が発生しているとのこと。現場は揖保川とその支流にあたるばん洞川が合流する付近。今回の豪雨によって揖保川水位は4,9mまで上昇していましたが支流水位4,0mでした。揖保川と支流の間には巨大な樋門が設置されていますが、揖保川の水位が支流より上昇している時に樋門を開門すると揖保川の河川水が一気に支流へ流れ込み大洪水となってしまいます。今回も樋門を開門できず、行き場のなくなった支流の河川水が付近の田畑、家屋床下まで流れ込みました。地元からも日本共産党議員団からも繰り返し、支流の河川水をポンプによって揖保川へ排水するためのポンプ設置を求めていましたが、未だ整備はされていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 姫路市職員も合流

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前方は揖保川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 揖保川と支流を隔てる樋門。金田峰生国政事務所長も合流して現地視察。

 

 午後からは夢前町護持にあるバーズタウンで発生した土砂災害発生地域へ。バーズタウンは数十年前に開発によって整備された新興住宅団地です。今回土砂崩れれが発生したのは土砂災害警戒区域に隣接した土砂災害警戒区域外の部分が崩落しました。写真にある様に民家の直ぐ横の土砂が流出し車を押し流しました。         

 また、バーズタウンの出口には護持川が流れていますが、写真にある様に豪雨によって河川擁壁が抉られています。バーズタウンは護持川が氾濫すると300世帯の住民が孤立してしまいます。裏山から唯一の抜け道がありますが舗装がされていません。

 住戸の直ぐ横を土砂が崩れ落ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  豪雨によって抉られた護持川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 写真は、護持川が氾濫した際のバーズタウンからの唯一の抜け道ですが、舗装がされておらず普通者での通行が困難になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の豪雨によって姫路市内では幸いにして死傷者は出ていません。しかし、「過去の災害から学ぶ」というのが、阪神淡路大震災を経験した兵庫県の教訓だったはずですが、今回の豪雨でもその教訓が十分に生かされていません。とりわけ、当局は対応の遅れの理由として財政問題を挙げます。寄せられたご要望を速やかに行政に届けると同時に今こそ不要不急の大型開発優先の県政から、災害、老朽対策型の公共事業への転換が必要です。

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