平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
29日(月)
昨年7月に夢前町産廃処分場計画地周辺を現地調査し「浄水場への汚水流入が予想される」「処分場計画地として不適格な場所である事は明確」と調査検討書で指摘した地質、地層、水質などの専門家集団である国土問題研究会が再度夢前町へ現地調査に来られました。昨年の調査以降、地元住民と国土問題研究会の間では数十人が参加するメーリングリストを構築し連日にわたり意見・情報交換を行い、前回の調査検討書では不十分であった課題などを双方で出し合い、課題解決のための今回の調査となりました。今後、長期間にわたる広範囲で詳細な地元住民挙げての調査が始まります。
30日(火)
今日は、千葉工業大学助教の八尋信英先生が2回目となる宮ヶ谷最終処分場周辺調査に来られました。八尋先生は全国各地で起こっている産廃処分場計画に対する住民訴訟に関わってこられ化学的見地からの意見書などを多数執筆されている産廃問題のスペシャリストです。宮ヶ谷周辺調査でも、詰め将棋を一手一手打ち込んでいくような理詰めの調査をされます。現在、日本共産党姫路市議団は成臨興業㈱と前代表である岩田慎也氏から名誉毀損で提訴され、裁判が進んでいます。これまで、原告側は我々が公開した不法投棄動画映像の白煙状の気体について「土埃である」と断定して提訴をしていましたが、前回の準備書面では、さすがにあの動画映像を見せつけられて「土埃である」とは言えなくなり、現在では「土埃と水蒸気である」と言っています。これであの動画映像を見て「土埃のように見える」と言って何ら調査をしないのは姫路市のみという事になりました。八尋先生はこの論争にも大いに物申す化学的知見を持っておられます。宮ヶ谷周辺調査の結果報告が待たれます。
共産党姫路市議団の担当弁護士の一人である竹嶋弁護士も宮ヶ谷周辺調査に同行して下さいました。
夢前産廃問題で、専門家の支援者は北は北海道から南は九州にまで広がっています。最終処分場としては不適格な場所に、処分場を運営するにはあまりにも不適格な人物に処分場計画を認めるわけにはいきません。運動の輪をさらに一回り二回り広げ、夢前町での処分場建設計画を撤回させるまで私たち日本共産党も全力で頑張ります。
派遣村村長で、元内閣参与、湯浅誠氏のFB投稿をそのままアップします。湯浅氏の講演はこれまでも何回か聞きに行った事がありますが、力まず自然体で、尚且つ論理的で説得力のある聞き手にとって大変心地よい講演をされます。
湯浅誠
生まれてこの方、どうしようもない怠け者で、人を平気で裏切り、子どものときは他の子をいじめ、大人になってはギャンブルに興じ、周囲に被害を及ぼし続ける。そんな人間でももっているのが「人権」。ちゃんとしてる人がちゃんとしてることの報いとして提供してもらえるものは、「報酬」「対価」であって「人権」ではない。
「義務を果たさずに権利を主張するな」「権利の上にあぐらをかくな」の「権利」は民法上の請求権などで「人権」ではない。人権は、すべての人間があぐらをかくもの。義務を果たす対価としてではなく持っているもの。だから「天賦」と言った。
これは感覚的にはわかりにくい。「西洋かぶれ」と言われるが、西洋人だって感覚的にはわからないんじゃないかと思う。だから「普遍的理念」といったりするんだろう。わざわざ「神聖不可侵」と強調するんだろう。
何を「人権」に含めるかは議論があっていい。でも人権を丸ごと一般的権利みたいに貶めるのはやめたいし、やめてもらいたい。
現政権は「民主主義や人権などの価値観を共有する国との連携を深める価値観外交」を展開している最中だから、きっと前総裁時代につくられた自民党憲法改正草案を見直すんだろう。価値観外交を展開している本人が、瑞穂の国の価値観は西洋とは違う、では話にならない。
先日のシンポで最後に言おうとして、時間がなくて言えなかったこと、でした。
21日、広畑公民館で日本共産党地域後援会主催の春の集いが開催されました。当初、金田みねお党国政事務所長は欠席という事だったのですが、急遽時間がとれ、短い時間でしたが、TPP、アベノミクスなどに対する党の見解・提案を語り、参院選に向けての御挨拶をさせて頂きました。続いて杉本ちさと県議から県会報告、私からは夢前産廃処分場問題について最新のスライドを使ってご報告させて頂きました。また、広畑公民館会場では、夢前町から建設反対署名を集めに地元の方も来てくださり、ごあいさつも頂きました。第2部は、姫路労音から落語、姫路医療生協有志の方のフラダンス、地域文化団体の銭太鼓などの出し物も出されました。ご協力下さった皆さん本当にありがとうございました。
金田みねお党国政事務所長
杉本ちさと県議
スライドを使った夢前産廃問題報告
宮ヶ谷最終処分場で許可されている区域外に廃棄物が投棄されていた件で、兵庫県、姫路市に聞き取りした結果、航空写真にあるピンク色部分周辺に区域外投棄されていた事がわかりました。数年も前から投棄されていたという通報が寄せられており、いったい誰の指示によって、どのような廃棄物が、どれくらいの量、不法に投棄されているのか今後、県、市の徹底調査が求められます。違法行為が明白になった場合には速やかに行政処分を行い、県、市から刑事告発を行うべきです。
2011年に撮影された宮ヶ谷最終処分場の航空写真
先週に引き続き、日本共産党が発表した「いじめ」のない学校と社会を、の提言ビラを持って市内の小中学校を訪問しました。今日も、大脇和代市議団団長と八幡小、白鳥小、大白書中、書写中、琴陵中、高岡中をそれぞれ提言ビラを全教職員数分を持って訪問しました。相変わらずの失礼極まりない、アポなし突撃訪問ですが、学校長がおられるところでは丁寧に対応して下さり、こんな時にしか伺う事の出来ない様な学校現場での悩み、問題なども随分とお話し下さいました。
ある校長は「学校に通う子ども達や、激動する社会の影響を受けやすい若い保護者の方達は、いい意味でも悪い意味でも社会現象の影響を受け易く、社会で受けた影響、感じた事を学校で反映させてくる」と言います。また、どの学校でも共通して言われたのが、「教員が課題に負われすぎて疲れ果てている。子ども達とじっくりと向き合う時間がない。夜の9時からでも職員会議が出来るくらい教員が学校にいます」と言います。大脇市議は元教員です、教員時代の事について言います「大きな声や体罰を使って生徒を指導する先生が私たちの時代には当たり前のようにいた、そういう先生の前では子ども達はおとなしくしていた反面、私の様な体の小さい女性教員の前では、力で押さえつける教員の反動をそのまま私たちに子ども達はぶつけてきた、でも、私はそのハンデをじっくり子ども達に時間を掛けて向き合い話しを聞く事で子ども達との信頼関係を作ってきた」といいます。今、教員は課題に負われ子ども達とじっくり向かい合う時間がないと言います。教員の多忙解消も大きな課題です。改めて思うのは、学校現場だけでは「いじめ」問題の根本的解決はあり得ません、社会、地域、学校が一体となってこそよりよい教育、学校作りができると思います。「いじめ」のない学校と社会を、は日本共産党のHPでご覧いただけます。
4月21日(日)13時30分から、広畑公民館(広栄橋西詰)で毎年恒例となっている、日本共産党地域後援会主催の春の集いを開催します。金田みねお党国政事務所長が急遽参加できなくなったため、国・県政の情勢報告を杉本ちさと県議から、市会報告として夢前産廃問題をスライドショーを使って約45分の時間を頂いて私からご報告させて頂きます。スライドショーは情勢変化に合わせた最新版を現在作成中です。一度ご覧になられた方も是非ご参加下さい。その他にも第2部からは、落語、踊りなどの出し物も後援会の方が準備してくださっています。入場は無料です。どなたでもご自由にご参加下さい。お待ちしています。