平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
8日、朝から宍粟市議選の応援に。ご存知の通り宍粟市は木材を基幹産業とした街です。数年前に宍粟市では、木材の製材から加工、搬出までを一貫して担うセンターが完成し順調に運営がされています。間伐と搬出を行うことで補助金が出る仕組みを上手に活用し、センターの完成なども相まってここ数年、宍粟市の木材産業は活況を取り戻しつつあると聞きました。
8日の新聞報道で「遺族側控訴断念」と3年前の佐用町の大水害についての報道がありましたが、佐用町の大水害では荒れ果てた森林から間伐材が河川に大量に流れ出し欄干に引っかかり河川の流れ変え、被害を予想外に拡大させました。水害後の現地調査で流木の切り口を確認すると多くが間伐材であったという報告がされています。
合併後、姫路市は、広大な森林を有する都市となりましたが森林整備は大幅に遅れ、荒廃しています。姫路市は、宍粟市の森林施策から学び、佐用町の水害の教訓生かした森林整備を進めていくべきです。議会でも引き続き提案していきたいと思います。
五月晴れの鯉のぼり 今日の宍粟市は雲を見つける事のできないほどの快晴。
5月6日、毎年恒例となっている「憲法を守るはりま集会」が姫路市民会館で開催されました。
ご存知の通り、安倍自民党政権と維新の会などは、7月に行われる参院選挙で憲法改正を選挙戦の争点に掲げる見通しです。まずは、憲法96条を改正し改憲の発議要件を緩和し、その後間違いなく憲法9条の改正を狙ってくるでしょう。先日行われた元読売ジャイアンツの長島氏と松井氏への国民栄誉賞授賞式で、安倍総理が着ていたユニフォームの背番号は「96」です。笑えないパフォーマンスですが、彼らなりに憲法改正に対しては執念を持っています。というのも、戦後作られた自民党綱領は、抽象的文言の羅列ですが唯一具体的に書かれているのが「新憲法の制定を目指す」という文言です。戦後国民の力で守り続けてきた平和憲法9条が大きな岐路に立たされています。
世界の歴史を大きな流れで見た時、第一次世界大戦前は、力の強い国がすき放題に領土を侵略し拡張する時代でした。しかし、国連は、第一次世界大戦を経て侵略戦争を禁止するという世界の秩序を打ち出し、その後、第二次大戦を経て戦争一般を禁止するという世界のルールが作られました。私は、この方向こそ人類や社会の発展法則に適っていると思うのです。一見すると、歴史は戦争の繰り返しの様にも見えるし、北朝鮮や中国などの挑発行為を目の当たりにした時に「日本も軍隊を」「核武装を」と威勢のいい声も聞こえてきます。しかし、後者の考え方には人類の発展法則が全くみえません。紛争事は、話し合いと外交で、というのが人類が何百年かけて築き上げてきた世界のルールであり、ここにこそ人類社会の発展法則があるのではないでしょうか。憲法集会を弾みに憲法を守る大同団結で参院選に臨みます。
憲法を歌う市民合唱団
東京大学原子力工学科1期生の安斎育郎氏が「原発問題と憲法」と題して講演
安斎氏は講演の最後に憲法12条(この憲法は国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない)を引き合いに、「水戸黄門やドラえもんといった公権力や不思議な力をもったロボットが国民を守ってくれるのではない、国民の主体的な不断の努力によってこそ、国民の自由や権利は守られる」と締めくくりました。
会場ロビーでは、夢前町の方達が産廃建設反対署名を集めました。
1日、全労連系の西播労連などを中心とした西播地域メーデが姫路シロトピア公園で開催されました。
メーデー宣言より一部抜粋
働く仲間の皆さん、市民の皆さん。2000年代を通じ、日本の労働者の賃金は減少し続けてきました。不安定で劣悪な労働条件を強制される非正規労働者も増加し続けました。労働者の状態悪化が国内消費を縮小させ日本は成長しない国になりました。一部の大金持ちと大企業に富が集中し、格差と貧困が拡大し続けています。大企業が元気になっても、労働者の雇用は安定せず、所得も増えず、地域経済も活性化しませんでした。財界やマスコミがこぞって持ち上げる「アベノミクス」はさらなる格差社会を突き進んでいます。私たちはいつでも、どこでも、誰でも時給1000円以上を求めています。均等待遇を求めています。下請け単価の切り下げに反対しています。大企業の莫大な内部留保の社会的還元を求めています。まともに働く事が報われる社会をめざし、日本トムソンと日本化薬の派遣切りの闘いはマツダ派遣切り山口地裁でやっと司法の壁に風穴をあけました。私たちは、まともに働き暮らせる社会の実現を目指します。
集会後は「賃金を上げろ」「憲法改正反対」「原発を止めろ」「TPP反対」など元気よくシュプレヒコールを上げながら姫路駅までデモ行進。