平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
ブログ表題は6月2日付「しんぶん赤旗」日曜版の見出しです。元自民党幹事長の古賀誠さんが赤旗インタビュウーに応じて下さっています。自民党元幹部が赤旗に登場するのは異例の事です。古賀氏はインタビューで「今、96条を変えて憲法改正手続きのハードルを下げるということが出てきていますが、絶対にやるべきでない」と。また、「離合集散する政党がたくさんあるが・・私に言わせると自民党と共産党こそが2大政党だと思っている」。古賀氏は、自身が2歳の時に父が戦争で亡くなった経験を語り、赤旗インタビュウーに応じた理由については「戦争を知る世代の責任だと思ったからです」と言います。
6月2日付「しんぶん赤旗」日曜版
下記事は毎日新聞30日付。古賀氏の赤旗登場を報道。見出しは「古賀氏発議緩和に反対」
下記事は読売30日付。参院選「自民と共産」対立軸明確。
憲法、経済、外交、歴史問題などで公明、民主、みんな、維新、他党がみなそろって「自民党へ、安倍首相へ」となびくなかで、国民とともに安倍政権の暴走と正面から対決しているのが日本共産党です。「自民党対共産党」の対決、「自共対決」こそ参院選挙の真の対決軸です。
29日。金田峰生(みねお)日本共産党国会議員団兵庫事務所長らと兵庫県知事、姫路市長あてにそれぞれ森林法、廃棄物処理法の厳格な運用を求める申し入れを行いました。これまでブログでもご報告してきましたが、成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏は、過去自らが管理運営をしていた宮ヶ谷最終処分場で不適正処理を繰り返しています。また、加西市において大規模不法投棄(10トンダンプ1000台分)を行い現在に至っても未だに原状回復されていない事も日本共産党の調査で明らかになりました。姫路市は、不適正処理を繰り返し、悪質且つ大規模不法投棄を行った成臨興業㈱と前代表に何ら法的効力のある行政処分を行うことなく、相手方の任意の協力が前提である行政指導しかしていません。また、岩田慎也氏については宮ヶ谷処分場での区域外投棄の関与も疑われ、その他にも新たな信憑性にたる重大な違法行為情報も寄せられています。姫路市は違法行為については厳格な処分を行ない、違法行為の疑いが生じた時には法的効力を伴う報告徴収、立ち入検査、ボーリング調査を行うなど廃掃法及び行政処分の指針にもとづく厳格な対応を行うべきです。
不適正処理を繰り返し、違法行為を犯しても行政指導しかしない姫路市の対応について金田氏が「姫路市は法・指針を理解しているというが、不法行為、不適正処理を繰り返し行っても原状回復すれば処分は必要ないと考えているのか?」という質問に姫路市からはまともな返事が返ってきません。後日、文章で回答するという事です。法治国家で法を犯しても元に戻せば処分がないというのはあり得ないことです。「行政処分の指針」の精神とも全く相反するものです。県・市は法にもとづく毅然とした対応をとるべきです。今日の申し入れには、金田峰生氏の他に堀内照文県副委員長、杉本県議、大脇、谷川市議、夢前町からは「自然を愛する会」会長と地元自治会長もご参加下さいました
姫路市
中播磨県民局
申し入れ後、姫路総合法律事務所で当局の不作為責任も含めて今後の対応を協議しました。
下写真は25日(土)付神戸新聞記事です。前之庄小学校校長の西影先生が、山崎断層を調査して30年以上にもなる研究成果を92ページにもなるカラー冊子で出版されました。早速、前之庄小学校へお伺いし、校長先生にご無理を言って冊子を頂きました。冊子に目を通すと、夢前町庄司谷の産廃処分場計画地は断層の真上に位置し、計画地はもちろん計画地周辺も断層破砕帯でボロボロになっている事がわかります。日本共産党県・市議団は、平成24年7月に計画地周辺について国土問題研究会に現地調査を依頼し、同年10月に検討書を作成して頂きました。国土研検討書の結論は「断層層理面が水みちとなって岡浄水場への汚染水流入が予想される。処分場として不適格な場所であることは明確」というものでした。この度発行された冊子は国土研の処分場計画地に対する評価を30年以上にわたる調査で裏つけるものとなっています。不適格な人物に、不適格な場所での産廃処分場建設を認めるわけにはいきません。
冊子の目次
25日。和歌山市山口地域で大規模な産廃反対運動を展開している地元住民の皆さんと経験交流会を行いました。和歌山市からは、自治会長さんや市議など9名、姫路市からは12名が参加し、スライドなどを使ってこれまでの産廃反対運動の経験、これからの運動の展望、課題などについて交流しました。
和歌山市では平成23年5月に産廃建設計画の情報が地元に伝えられ、同年6月に事業者による地元住民説明会が開催されています。計画概要は、夢前町と同じ安定型最終処分場で規模は約226万㎥、浄水場の取水口から約1.5km上流に建設計画地はあります。これまで業者側は複数回にわたり地元住民に対し説明会を開催していますが、不十分な回答ばかりを繰り返し事態は平行線のままとなっています。業者側は安定型処分場であるにも関わらず「遮水シートを設置する」「計画地下流にある上水道取水口の位置を変更する」など都合のいい事を住民に申し入れているそうです。しかし住民側は、遮水シートがこれまで幾度と無く破損し汚水が処分場外へ漏出した各地の管理型処分場の例などを挙げ「遮水シートを敷けば安全というのは、とんでもないごまかし」と業者側が持ち出してきた遮水シート安全論を一蹴しています。数ヶ月前に、福島原発事故現場で、放射能に汚染された水の漏洩が大問題となりましたが、ここでも管理型処分場で使われていた遮水シートが3重構造で敷かれていましたが、破損して汚染水が漏出しています。また、和歌山市計画地周辺を調査した地質学者で大阪市立大学名誉教授の熊井久雄先生は「計画地周辺には根来断層があり、褶曲構造の向斜軸(地盤が沈み込み谷を形成)も確認されている。処分場から北側だけでなく南側にも汚染水が流れ込む」と指摘しています。夢前町では、国土問題研究会の指摘で、断層の影響で褶曲構造の背斜軸(地盤が浮き上がり峰を形成)が確認され、同じく南北(中島方面と荒神山方面)への汚染水流出が指摘されています。
「飲料水を取水する浄水場周辺に危険な産廃処分場を作るな」というのは、地域を問わず当たり前の住民の思いです。和歌山市ではすでに約13万筆の署名を集めて市へ提出しているという事です。「和歌山市、姫路市共にこれからも交流を重ね産廃建設阻止に向けて頑張りましょう」とお互いが激励しました。
手作りの産廃反対看板が地域のいたるところに設置されています。看板がでかい・・
写真は、表流水から取水している滝畑浄水場。写真にある谷筋約1.5km上流に計画地がある。
和歌山市山口支所で経験交流会
市立大阪大学名誉教授 熊井久雄先生が和歌山市計画地周辺の問題点を指摘
24日。今日は、金田みねお党兵庫県国政事務所長が姫路入りしました。朝7時からの姫路駅前宣伝から始まり、姫路市教育委員会との懇談、その後、北は夢前町から南は広畑地域まで広い範囲で街頭から訴えさせて頂きました。夜は、英賀保にある私の事務所で、金田みねお党国政事務所長、堀内照文党県副委員長(前衆議院候補)、杉本ちさと県議も一緒に、今後の夢前産廃問題や、この間の成臨興業㈱の不法行為について日本共産党としてどのような対応を取っていくかを話し合いました。
つくづく思うのは「兵庫県からも日本共産党の国会議員を」という事です。自分の所属する党だから上手をいう訳ではありませんが、日本共産党の議員はよく働きます。是非、兵庫県からも日本共産党の国会議員を誕生させ産廃問題でも大いに仕事をさせて下さい。
21日付けブログでもご報告しましたが、成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏が平成17年頃から平成19年頃までの約2年間にわたり、兵庫県加西市にある造成地に8000㎥(10トンダンプ約1000台分)もの大規模不法投棄をしていた事が明らかになりました。
杉本県議と共に22日は兵庫県本庁(神戸市)へ聞き取り、23日は加西市の不法投棄現場へ調査に行ってきました。今回の不法投棄事案は不可解な事が多くまだまだ調査を進めていかなくてはいけません。ただ、2日間の調査を通じて現段階で明らかになった事は、不法に投棄された産業廃棄物が未だに完全に徹去されていないという事です。ご存知の通り、成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏は、夢前興産㈱という新しい会社を立ち上げ、現在は夢前町で国内最大規模の産廃建設計画を進めている人物です。大規模不法投棄を行い、その徹去さえ未だ完了していない人物に産廃処分場を新たに建設する資格はありません。これまで、岩田慎也氏から夢前町での産廃建設許可申請を受け付けてきた姫路市、兵庫県の責任も問われます。
22日、兵庫県庁で聞き取り
23日、土地所有者の許可を得て加西市にある不法投棄現場へ入れて頂きました。平成20年不法投棄発覚直後は、写真にある全体に不法投棄がされていて、目もあてられない様な状態だったそうです。現在は、撤去がほぼ完了しているものの写真にあるような、木くずやガレキなどが未だに散在している状態です。今日も2名の作業員が廃棄物と土砂の分別作業を行っていました。