平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
5日は党活動者会議で西宮へ、6、7日は党県議団学習合宿で神戸へ。本日8日は山電飾磨駅朝宣伝後、川東支部と別所、御国野、四郷方面で街頭宣伝。学習、戦争法案の廃案、党勢拡大大運動、寄せられる住民からの相談への対応等々、忙しい日が続きますが一人頑張れば完結する活動はそれなりに苦労はあるけれどもどうにかできる。しかし日本共産党は革命政党であり、党員は優れた組織者であり多数派を形成する事が求められる。全国に30万人を超える党員と、2万を超える支部、日刊紙・日曜版合わせて150万部?の党を築き上げてきた先達の党員の人格や党活動に改めて学ばなければと思う。そんな事を考えていると唇にできた口内炎がより痛む・・。
4日、網干・大津後援会主催による6月議会県政・市政報告会が網干タンポポ後援会事務所で行われました。私からは初めての県議会一般質問でのご報告を。苦瓜かずしげ市議からは、姫路市議会で戦争法案廃止を求める請願書が不採択とされた瞬間に、議会傍聴席を満席にした市民から怒号の声が議会に発せられ議長が制止するなど、議場が騒然となる生々しい報告などがされました。選挙中に公約として掲げた公約実現のため県会・市会力合わせて頑張ります!
3日、夢前産廃計画に係る林地開発許可について中播磨県民局へ聞き取りに。これまでもご報告してきましたが、夢前町で産廃処分場建設計画を進めている夢前興産㈱は、林地開発手続きに係る申請書の中で、「漁業権・水利権同意」「共有名義となっている土地所有者からの同意」について、同意を得たとして県治山課に申請書を提出していました。しかし、住民及び日本共産党の調査によって同意を得ていない事が明らかになりました。その結果、県は夢前興産㈱に対して「申請書を補正して再提出せよ」と、約1年間にわたり6回の補正指示を繰り返していましたが、夢前興産㈱からはまともな補正報告はされませんでした。
その結果、県は夢前興産㈱に対し6月25日付けで再度勧告指導を行い「7月17日」を期限に補正がされなかった場合は「処分を行います」とした補正勧告文を夢前興産㈱に発令しました。「処分」とは、勧告文にある行政手続法第7条「許認可等を拒否する」「審査を打ち切る」ことを指していると思われます。期限内に履行されなかった場合には厳しい処分が必要です。
6月25日付 補正勧告指導書 (スキャナー故障のため写真添付)
夢前産廃計画については、今年1月に石見市長が「計画地を買い取る」と発言しました。買取の具体的な動きは未だありませんが、6月議会での日本共産党の苦瓜かずしげ市議の質問に対し「本年度に作成する姫路市北部農山村地域活性化構想を実現する拠点として候補地の一つになると考えられることから土地の取得を見据えて準備を進めている。同構想の策定委員会の立ち上げに向けて取組を進めているところ。具体的な整備内容等の方向性が決まれば住民説明会を行う」と、市長公室長が答弁しています。
しかし疑問に思うのは、策定委員会 によって、産廃計画地の跡地活用が決定した後に住民に説明するという問題です。これまでの全住民型の運動の経緯を踏まえれば、まずは住民の意見を十分に聞き、それを叩き台として策定委員会で議論するというのが順序ではないでしょうか。さらに不安に感じるのが、策定委員会の委員の中に住民の意見を十分に反映させる事のできる委員を配置できるのかどうかという事です。これまでも行政主導の「・・委員会」というのは大方が、大学教授、地元市会議員・・連合自治会長、というメンバーで構成するのがお決まりです。確かに、議員、自治会長というのは住民の意見を反映させる立場にあるでしょう。しかし、夢前産廃建設計画では、多くの自治会がいったんは産廃建設に同意していた下で、住民自らが「会」や「団体」を自主的につくり、自治会の同意をひっくり返し運動の主体となってここまできました。策定委員会委員選出については、これまでの運動経緯も踏まえた多様な意見を反映することのできる幅広い層からの委員選出と、全住民参加型の開かれた議論が求められます。
一方で、事業者は未だ産廃建設計画の申請を取り下げておらず、北部構想議論と同時に産廃建設反対運動を進めて行くことが重要に思います。
これまでもご報告してきましたが、赤穂市の3箇所で産廃最終処分場設置計画が進められています。計画されている3箇所の処分場合計処理能力は500万㎥にもなり、現在全県で稼働している13箇所の産廃最終処分場処理能力に匹敵します。
今日は、日本共産党国会議員団兵庫事務所長の金田峰生さん、赤穂市議の小林、川本両市議、「赤穂の環境を守る会」の皆さんらと上郡町光都にある中播磨県民センターへ行き、県当局への聞き取り及び問題事項などを指摘してきました。
それぞれ建設計画手続きについては「事前協議」→「条例手続き」→「廃掃法手続き」と、進んでいきます。それぞれの手続き進捗状況については①福浦処分場計画は「条例手続き中」で、事業者が住民説明会で説明した内容について、住民から事業者に対して意見書が提出されています。しかし、約2年間にもわたり事業者側から住民意見に対する見解書は出されていません②西有年処分場計画地では「事前協議中」ですが、事業者らは地元住民・権利者らへの根回しを着々と進めています。③上高野処分場計画地では、すでに「廃掃法手続き」の最終段階に入っており、県本庁の判断待ちというところまで進んでいます。
それぞれの計画地ではそれぞれ問題を抱えており①については巨大な断層破砕帯の真上に位置し、住民側からの意見書に対し事業者は見解を示せない状況にあります。②については・・・秘密③については県本庁の判断待ちというところまで手続きは進んでいます。しかし、当該処分場計画の類型は安定型処分場であり、計画地下流1・6kmには飲料水を取水する浄水場があります。安定型処分場建設計画については、条件はそれぞれ異なりますが過去の裁判判例では浄水場が下流にあることを理由に建設差し止め判決が数多く出されています。さらに事業者の適格性についても現在調査中です。いずれにしても、住民運動と世論が決定的な役割を果たすことは間違いありまん。引き続き住民の皆さんと力合わせて産廃計画が廃止されるまで力を尽くします。
兵庫県当局と意見交換
上郡町光都にある中播磨県民センター