平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
先日、夢前の方から問い合わせがありました。
「以前は夢前ケーブルテレビで放映されていた夢前町の気象情報が放映されなくなっている」と。現地に行ってみました。
平成17年12月~23年3月まで夢前町では、姫路市直轄事業で前之庄、護持の2つの観測局で農業用の気象観測をしていました。23年4月~7月までは民間委託(指定管理者制度)された夢前町情報センターが気象観測をしていました。23年7月以降は観測もデータ配信もしていません。
夢前町情報センターでお話を伺うと「平成17年12月~平成23年7月までは、観測したデータを夢前ケーブルテレビのアナログ電波で各戸に配信していたけども、23年7月からのデジタル放送への切り替えで配信ができなくなっている。デジタル放送への切り替え予算がない」という事で現在は観測もしていないという事です。公の事業を民間委託する事によって経費削減にはなっているものの、住民サービスの低下も顕著に現われています。このような例は他事業でも多くあります。いま流行の自治体業務の民営化は採算性の名のもと、きめ細かな住民サービスをどんどん切り捨てています。
位置図 画面をクリックすると大きくなります
前之庄観測局(夢前事務所内)
日報データ
月報データ
護持観測局 上管小学校(前之庄観測局と同じデータ観測項目です)
日本共産党姫路市議団の12月市議会での発言・質問要旨がビラとなりました。年内中の配布を目指していたのですが、印刷会社に問い合わせたところ「年内は無理」と言われてしまいました・・。年明け7日からの配布となります。市内に約7万枚配布予定です。ビラ配布にご協力頂ける方ご連絡お待ちしています。
悪質な圧力も強まってきています。科学と事実と道理にもとずくビラを配りまくって大きな運動の力であらゆる妨害を撥ね退けます。
(表面) 画面をクリックすると大きくなります
(裏面)
お昼過ぎから時間ができたので夢前産廃処分場計画地の北側にある明神山に登りました。写真①。紅葉の氷ノ山を狙っていたのですが、願い叶わず近場の明神山に変更・・。登山口から山頂までは約1時間程度でいけますが、Bルートは山頂まで急な傾斜をほぼ直線で登ります。登り始めると途端に汗がびっしょり結講きつかったです・・。国土研の検討書にもあった様に、この辺りは地層表面から岩盤までの深度が浅いのでしょうねぇ。写真②にある様に、むき出しの岩盤の上を谷水が流れています。この様な光景がBルートではいたる所で確認できます。
写真① 登山口付近の神種から明神山山頂を望む
写真② むき出しの岩盤上を谷水が流れる。
山頂からは周囲360度を見渡す事ができ、明神山の北側には、那岐山、日名倉山、三室山、後山、氷ノ山が見渡せます。この日は、雪を被った三室山、後山を望む事ができました。写真③。ちなみに私は全ての山を登っています。自慢 笑
写真④は明神山から見る処分場計画地です。上から見ると国土研検討書にあった水系図の尾根筋、谷筋がくっきりと見えます。岡浄水場もほんの目と鼻の先。
写真⑤は明神山から西側に夕日が沈む写真です。夕日まで山頂で粘っていたら帰りは真暗・・下山途中には月が出ていました。写真⑥。短時間でしたが久々の山歩きは気持ち良かったです。
写真⑤
写真⑥
すこし時間ができそうなので、読む本を詮索。3冊をピックアップ。
左の2冊は、つい先日、国土研の米倉さんから送って頂いた書籍。ごみ問題の住民運動を詳細な記録でまとめた書籍です。運動の多彩な形態がまとめられており、何よりも住民自身が徹底した学習と調査を繰り返し積み重ねている事が伝わります。運動のスタート地点である「ゴミ問題」とは?というそもそも論から住民議論がスタートしています。今後の様々な住民運動の参考になればと読んでいます。そういえば、米倉さんにまだお礼を言ってませんでした・・この場を借りて。米倉さんありがとうございました。
右端はエンゲスの書いた「フォイエルバッハ論」。科学的社会主義の古典です。いいかっこをしようと思って紹介している訳ではありません 笑 マルクス・エンゲルスの書籍は自らの世界観を確立する上で大変刺激を受けます。いわば哲学書です。ただ、難解・・布団に入って読んでいると、いつも上から落ちてきます。「古典を繰り返し読みなさい。新しい発見が必ずある」といつも言われていますが、僕の頭ではなかなか難解な書籍です・・。ただ、日常的に繰り返し読む事を心がけています。それと、選挙中に「共産党は共産主義社会への展望を隠している」と言われたので、あえて紹介しておきました。日本共産党は未来社会論として共産主義社会への移行を国民同意のもと進めていく事を展望しています。日本共産党の綱領にもはっきりと明記しています。隠しているつもりなど全くありません。ただ、多くの方が誤解しているソ連や北朝鮮が自称する社会主義、共産主義ではないことも古典を読んで頂ければご理解頂けると思います。私達の目指す未来社会論は、人による搾取のない、人間の持つ個性が最大限開花し、自由と民主主義と人権が何よりも大切にされる社会です。
(1)
12月16日に投開票がおこなわれた衆議院選挙で、日本共産党は、議席倍増をめざして奮闘しました。議席倍増という目標は、長年続いてきた古い政治が崩壊的危機に陥るもとで、日本共産党の躍進を勝ち取ることは、国民に対する責任であるとの立場から掲げたものでした。残念ながら、結果は、改選9議席から8議席への後退となりました。
情勢が求める躍進を果たせなかったことに対して、常任幹部会として責任を痛感しています。党内外のみなさんのご意見に耳を傾け、自己検討をおこない、今後のたたかいに生かす決意です。
日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、寒さのなか、ご支援をいただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心からお礼を申し上げます。
(2)
総選挙では、自民・公明両党が、320を超える議席を獲得し、自公政権が復活する結果となりました。しかし、この結果は、3年4カ月の民主党政権の失政への国民の怒りがもたらしたものであり、自民党の首脳自身が認めているように、自民党への国民的期待が広がった結果とはいえません。
何よりも、自民・公明両党は、いま国民が緊急にその解決を求め、選挙でも争点となった多くの問題に対し、明確な解決策を示してきませんでした。大不況のもとでの大増税が何をもたらすか、原発問題をどう解決していくのか、TPP問題や米軍基地問題、領土紛争など外交の諸懸案をどう解決していくのか。選挙戦のなかで、国民から提起されたこれらの切実な問題に対して、答えも展望も持たなかったのです。
「公約」として持ち出されたことはいくつかありました。しかし、最大の重点とされた「デフレ・不況対策」にしても、これをそのまま実行しようとすれば、矛盾と危機はいっそう深刻にならざるを得ないでしょう。憲法改定を公然と掲げる自民党政権が生まれることはきわめて危険な動きですが、この道を強行しようとすれば、平和を願う広範な国民世論、アジア諸国民の世論と、激しい矛盾を引き起こさざるを得ないでしょう。
どの問題についても、その帰趨をきめるのは、これからの国民のたたかいです。そして、日本共産党が示してきた各分野の改革ビジョンは、国民のたたかいにとって、いよいよ重要な意義をもつものとなると、私たちは確信しています。私たちは、総選挙で掲げた公約の実現のため、新しい国会で、また国民運動と共同して、全力をそそぐ決意です。
(3)
議席を後退させたことは残念な結果ですが、全党と後援会員のみなさんの奮闘によって、一歩ではありますが、前進への足がかりをつかんだことは、重要だと考えます。
日本共産党は、「私たちが出発点とすべきは、2010年参院選比例票の356万票(6.10%)」(4中総決定)であることを銘記して、このたたかいにのぞみました。この出発点にてらすと、総選挙で、わが党は、比例代表で369万票(6.13%)に、得票・得票率をわずかですが前進させました。小選挙区での「全区立候補」に挑戦し、選挙区選挙で470万票(7.89%)を獲得したことも、積極的意義をもつものでした。とりわけ、比例票を参院比例票の約1.2倍に増やして議席を守り抜いた東北ブロックでの勝利は、被災地復興の今後を考えても、きわめて重要なものとなりました。
古い自民党政治が崩壊的危機にあるにもかかわらず、また、党員と支部、後援会のみなさんの燃えるような奮闘があったにもかかわらず、この選挙でそれを議席の前進に結びつけることができませんでした。私たちは、その最大の理由が、党の自力の問題にあることを、選挙戦の全体を通じて痛感してきました。党の力の根源は、何よりも、さまざまな困難に直面しその解決を求める各層の広範な国民に溶け込み結びつく力にこそあります。日本共産党が持つ「草の根の力」は、他党と対比するならば、抜群のものがあります。しかし、それも、いま情勢が求めているものに比べればまだまだ小さいし、これまでより弱まっている面も少なくないのです。
行き詰まった古い政治のもとで、苦しめられている多くの国民と結びつき、その苦難を軽減するために活動し、現状を打開する展望を語りあう――国民に根を張った不抜の党をつくりあげるうえでは、私たちの取り組みは、まだまだ不十分です。
どこをどう改善すれば強く大きな党をつくれるかについて、中央自身も、苦労して奮闘しておられる現場のみなさんの実態をふまえた方策を探求し、開拓と努力をはかる決意です。
(4)
現状を、大局的な視野で見れば、60年間続いた自民党型政治がいよいよ行き詰まり、日本が新しい政治を求める、新しい時代に入っていることは疑いありません。
新しい政治を求める国民の探求も、さまざまな政治的体験を積み重ねるなかで、発展しています。この総選挙で、最後まで、「どの党に入れたらいいか、迷っている」との声が、たくさん聞かれ、実際に、投票率は戦後最低を記録し、前回よりも1千万人もの多くの人々が棄権しましたが、ここにも、国民のあいだでの、新しい政治を求める模索の過程があらわれています。
どんなに古い政治が行き詰まっても、それは自動的に崩壊し、変わるわけではありません。政治を変えるためには、国民と深く結びつき、日本の前途について展望を示す力をもった、強大な日本共産党の建設が不可欠です。来るべき東京都議会議員選挙、参議院選挙での躍進をめざして、全党の知恵と力を総結集して、この仕事にとりかかることを、心からよびかけるものです。
(了)
衆議院選挙が終わりました。日本共産党は現有9議席から8議席へと1議席減らす結果となりました。ご支援、激励を頂いた後援会員、支持者の皆さんのご期待に応え切れなかった事に対しお詫び申し上げます。私達が選挙中に訴えた、消費税、原発、経済対策、憲法、TPP、領土問題などの政策提言は国民の皆さんの利益を反映したものだと思っています。私達が選挙中に訴えた政策が国民の利益、声を反映したものであるならば、紆余曲折はあるものの今後必ず生きると確信しています。私達の政策提言を十分に説得力を持って有権者の皆さんに伝えきれなかった事はまさに私達の責任です。選挙で負けることは本当に悔しいです。日本共産党の自力をつけるため1から出直しです。明日あたり党中央の選挙結果にたいする見解が出され、本格的な総括は全党の現場の声を中央に集め次回中央委員会総会で正式に出されると思います。
選挙中は、訪問先、街頭、電話等々で多くの方と政策の違いをぶつけ合い議論もしました。選挙が終われば再び個々の政策や立場の違いを超えた、直面する課題での一点共闘を模索し、広げていきたいと思います。
公職選挙法上、お礼は禁止となっているようなので決意と報告という事にさせて頂きます。