月別アーカイブ:2020年7月

産廃施設近隣住民「悪臭がする」「のどが痛い」

11日、村原もりやす市議と、御着県住自治会役員会で隣接する産廃施設の問題についてご報告させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 御着県住に隣接する産廃中間処理施設では、私達が見る限りどうみても「産廃」にしか見えない物を、事業者は「有価物だ。廃棄物ではない」と言って廃棄物処理施設の建屋外や施設外に野積みで放置しています。監視している住民からは「野積みの量がどんどん増えているのではないか」との不安の声が寄せられています。今日の役員会でも住民から「悪臭がする」「因果関係は分からないけれど、御着県住へ引っ越してきてから喉が痛くなって咳き込むようになった」などの悲鳴の声がたくさん出されました。

 姫路市は平成29年に事業者に対し行政処分の指針に基づいて有価物である証明を求めましたが、事業者は「行政処分の指針に基づく5要件の説明に苦慮している」と姫路市に報告。翌平成30年事業者は行政処分の指針に基づく「売却実績なし」と姫路市に報告、姫路市はこれに対し「報告をもとに廃棄物該当性についての姫路市の見解及び同社への指導方針について検討する」と、事業者へ通告していますがそれ以降未だ廃棄物か有価物の判断を姫路市はしていません。

 先日当ブログでもご報告しましたが、宮ヶ谷最終処分場では姫路市の対応の遅れが不正行為を拡大させてしまいました。宮ヶ谷処分場の教訓を活かし不正行為が拡大する前に適切な改善命令を発動すべきです。

「廃棄物撤去の確実な履行へ指導強化を」と、姫路市へ申し入れ

 3日に姫路市が成臨興業㈱を刑事告発したことを踏まえて、10日、市議団、金田峰生党国会議員団兵庫事務所長とご一緒に「廃棄物撤去の確実な履行のため指導強化すること」、また、違法状態にある処分場に太陽光パネルを設置しその事業費用で撤去費用を捻出するという撤去計画は住民の理解を得られないのではないか?等々を県・市へ申し入れ・聞き取りを行いました。少なくとも成臨興業㈱は、刑事告発を受けた事を踏まえて、太陽光パネル設置計画についても廃棄物撤去計画についても住民に対し丁寧な説明と理解を求めるべきです。

姫路市夢前町護持 太陽光パネルの悩み

 3日、太陽光パネル設置問題で、かねてから相談を受けていたお返事のため金田峰生・ 党国会議員団兵庫国政事務所長と夢前町護持バーズタウンへ。 

 FIT法には設置面積や発電能力に応じて規制があり、それを逃れるために事実上同一会社や親族が運営しているにもかかわらず、別法人と称し「分割」してFIT認定を受ける事案があるとのこと。当該計画地でも「分割に該当するのではないか?」と、住民から相談が寄せられていました。金田さんが調査の上、丁寧にお返事お返しし、住民の方からも「理解できた、神戸の遠方からわざわざありがとうございました」と、ご理解頂きました。

 当初計画していた事業者は「急傾斜地ではパネルを設置しない」と、撤退の意向を示しているようですが、別業者に計画地を売却する動きもあるとの情報が寄せられています。引き続き、住民合意のない危険なパネル設置を認めないため住民の皆さんと力合わせて頑張ります!

バーズタウン集会所で自治会長さんらからお話をお伺いしました

姫路市が、(元)産廃処理業者・成臨興業㈱を刑事告発

 2020年7月3日、姫路市は(元)産業廃棄物処理業者・成臨興業㈱(代表・岩田孝成)を刑事告発しました。
 成臨興業㈱が管理運営する宮ヶ谷産業廃棄物最終処分場(姫路市打越)では、許可容量を17,463㎥超過する埋立が行われていたことが明らかになっていました。姫路市は2014年6月、成臨興業㈱に対し超過分の廃棄物を撤去するよう行政命令を発令しましたが、これまでに撤去した量はわずか39㎥。姫路市は再三の命令にもかかわらず撤去の見込みがないためこのたび刑事告発に踏み切りました。10トンダンプ1台を6㎥換算にすると約2,900台分の撤去を成臨興業㈱は命じられていましたが、これまでに撤去したのはわずか6台分程度ということです。成臨興業㈱の不誠実な対応は明らかです。添付資料(1)。

 日本共産党姫路市議団らは2012年8月に不法投棄の疑いで成臨興業㈱を刑事告発しました。添付資料(2)。これに対し成臨興業㈱は「日本共産党市議団の刑事告発の内容は事実無根で名誉毀損にあたる」として、日本共産党姫路市議団を名誉棄損で訴えていましたが、結果は共産党市議団の事実上の完全勝利で終結しました。添付資料(3)。
 成臨興業㈱は、夢前町で大規模な産業廃棄物建設計画を進めていましたが、住民らの反対運動と数々の不法投棄が明らかになり事実上計画はとん挫しています。
 日本共産党姫路市議団は今回の事案で、早くから不法投棄や許可容量超過の疑いを議会で指摘してきましたが、姫路市の初動の遅れによって不正の規模が拡大していきました。現在市内では「廃棄物ではなく有価物だ」と言って廃棄物か有価物かわからない物が山積みで拡大している事案が発生しています。今回、姫路市はようやく刑事告発に踏み切りましたが、10トンダンプ2,900台分の撤去を事業者の力で履行できるかは極めて不透明です。姫路市は今回の教訓を活かし、現在市内で発生している事案に対し不正が拡大する前に速やかな行政処分と刑事告発をすべきです。

*(元)と書いているのは、違法行為を繰り返し廃棄物処理業の許可を取消されたため。

⑴2020年07月03日姫路市が成臨興業㈱を刑事告発・記者発表資料

姫路市が産廃処理業者成臨興業㈱を刑事告発→NHKニュース

姫路市が成臨興業を刑事告発→新聞記事

⑵2012年8月日本共産党姫路市議団ニュース・成臨興業を刑事告発

⑶2013年10月日本共産党姫路市議団ニュース・共産党市議団への名誉毀損裁判について

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