平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
70歳以上の多くの年金暮らしの方は年収370万円未満に属するのではないでしょうか?厚労省はこれまで年収370万円未満の高齢者については外来医療費上限額1万2千円としていたものを、4万4千円まで引き上げる事を検討。
非正規雇用の拡大等によって貧困率は過去最高。消費税増税。高齢者には年金・医療の削減。一方で金融緩和のばら撒きと円安誘導によって大企業には過去最高の内部留保が溜め込まれているのにさらに法人税減税。大企業が潤えば賃金が上がり消費が拡大するとしたアベノミクスについては7月の消費支出5.9%減。失政と政治の逆立ち振りが目に見えてわかる。以下は31日付産経新聞配信記事。
厚生労働省が、医療費の自己負担に上限を設ける高額療養費制度について、70歳以上の外来医療費の上限を引き上げる方向で検討に入ったことが30日、分かった。社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会で近く議論を始める。
現在、70歳以上の外来医療費の毎月の負担上限額は、年収370万円以上の場合は4万4400円、370万円未満は1万2千円、住民税非課税の低所得者は8千円となっている。70歳未満(上限額3万5400~15万円)に比べると大幅に優遇されており、増え続ける医療費を抑制するためには、高齢者にも支払い能力に応じた負担を求めるべきだと判断した。
上げ幅は、入院を含めた上限額に近づける案が有力だ。同額まで引き上げた場合、年収370万円以上の人は8万100円、370万円未満の人は4万4400円まで上限額が上がることになる。
低所得者に関しては、現行の8千円が据え置かれる公算が大きい。
ただ、引き上げに対する高齢者の反発は必至で、統一地方選を来春に控えた与党内にも、「世論の地ならしが必要」(自民党幹部)との慎重論がある。
待機児童対策の切り札として「子ども子育て関連法」が2012年に成立し、姫路市議会でも今議会で、子ども子育て新制度を具体化する関係条例が提案されています。今日は、西播社会保障推進協議会総会が姫路自治福祉会館で開催され、総会終了後に京都華頂大学教授・藤井伸生教授による「子ども・子育て支援新制度で子どもへの影響は?」と題した記念講演が行われました。
これまでは児童福祉法によって「市町村は保育に欠ける・・児童を保育所において保育しなければならない」と、市町村の保育義務を明確にしていたものを、新制度では定員19名以下の家庭的保育事業等については市町村の保育義務を外し、民間保育事業者と利用者との直接契約で入所が可能となります。一部家庭的保育事業では、保育士の資格の無い者が保育をする事が可能となります。これまでも、認可外保育所では保育士資格を3分の1の職員が保有していれば保育事業が可能でしたが、児童の死亡事故が多発しています。また、これまで3歳未満の児童については自園調理給食が原則だったものを、家庭的保育事業ではで外部搬入給食が可能となります。姫路市内の中学校給食では選択性デリバリー方式による外部搬入給食が実施されていますが、冷たい給食を選択する生徒は少なく給食選択率20%を割る学校が相次いでいます。子ども子育て支援新制度は課題や問題が山積しており、保護者や保育士から不安の声が多数上がっています。他都市(吹田市など)では、保育士資格の必要ない一部家庭的保育事業は条例によって認めないなどの対策を講じています。しかし、姫路市が今議会で提案している条例案は、国の方針をそのまま追随してるだけであって、保護者や保育士らの不安に全く応えた条例案になっていません。これでは「住民福祉の増進」を目的とした自治体の役割を果たしているとは言えません。兵庫県保育士団体連合会からは、条例案の修正を求める請願書が提出される見込みです。今議会での姫路市議会の対応が注目されます。
今年度、中学3年生までの子ども医療費無料化を実施している自治体が兵庫県下41市町の内、24市町まで広がりました。現在姫路市内では若い父母らが姫路市でも中学3年生までの子ども医療費無料化を求める署名を集め、今議会では請願書も提出する予定です。住民運動と議会論戦の力で子ども医療費無料化実現のため頑張ります。
22日、共産党議員団主催による予算要望懇談会が開催されました。医療・介護・業者・労働・年金者など団体・個人の方が参加され、多くのご意見・ご要望が出されました。参加できない方からは文章での要望も数多く出されました。共産党議員団は、毎年この時期に予算要望懇談会を開催し、市民の皆様の県・市政へのご意見・ご要望をお伺いしています。集約したご意見は、年内には各局、年明け早々には市長らへ届け来年度施策へ反映するようヒアリングを行います。市民から出されたご意見・ご要望は党議員団の1年間の活動指針のようなものであり議会論戦・市民運動と連携し市民要求実現のため全力を尽くします。昨年は約230項目もの要望を市当局に求めました。
右から村原もりやす氏、森ゆき子、谷川まゆみ各市議、杉本ちさと県議、大脇和代市議、私、苦瓜かずしげ氏。
夏休み。北アルプス最深部にある「日本最後の秘境」と言われる雲ノ平を目指し、富山側折立登山口を起点に、太郎平~薬師沢~雲ノ平~三俣蓮華岳~黒部五郎岳~北ノ俣岳~太郎平~折立登山口ルートで縦走しました。通常3泊4日のコースですが、少し無理をして2泊3日で縦走しました。
1日目。早朝から雨、折立登山口標高1350mから太朗平小屋2372mまで標準コースタイム5時間を延々と登ります。
10時30分太朗平小屋到着
太郎平小屋で昼食後、薬師沢小屋へ。太朗平小屋までのせっかく稼いだ標高を一気に沢まで下ります。13時30分薬師沢小屋到着。通常は太郎平小屋か薬師沢小屋で一泊後に雲ノ平を目指すのですが、そのまま雲ノ平へ。
沢まで下った後は、約2時間連続の急登が待っています。まだ続くか・・と言いたくなる様な岩場の連続急登。テント、寝袋等を積んだザックが肩にずっしりと食い込んできます。
16時30分、1日目のテント泊地である雲ノ平に到着。夕方から天気が回復し雲ノ平の見事な風景が広がります。
雲ノ平山荘。
水晶岳。雲ノ平より
2日目に登頂を目指す三俣蓮華岳。雲ノ平より
3日目に目指す、黒部五郎岳。雲ノ平より
2日目、雲ノ平テント地を7時30分出発、祖父岳を左手に巻くと目指す三俣蓮華岳が正面に見えてきます。奥には貫禄たっぷりの槍ヶ岳。
ここでも黒部川源流まで、一気に標高を下げます。
黒部川源流から三俣蓮華岳を目指します。
黒部川源流から急坂を登ると三俣山荘に到着。後方は鷲羽岳。
三俣蓮華岳到着、天気が良かったのはこの辺りまでで、じわじわと雲とガスが広がり始め天候は下りへ
双六岳、槍ヶ岳方面はガスが広がります。
15時30分、2日目のテント地黒部五郎小屋に到着、後ろは翌日に登頂を目指す黒部五郎岳。
3日目5時30分黒部五郎小屋出発。黒部五郎カールは1年中残雪が残り多様な高山植物の群生地にもなっています。
7時30分黒部五郎岳山頂。晴れていれば大展望が広がるのですがガスで視界ゼロ・・
次のピーク北ノ俣岳を目指します。
振り返るとガスにすっかり覆われている黒部五郎岳
北ノ俣岳山頂では大雨、ここも視界ゼロ・・。
11時30分、縦走コースの基点地でる太郎平小屋に到着。夏場ですがストーブを焚いています。
写真下は黒部五郎小屋で作ってもらったお弁当1800円也・・ちなみに夕食は2600円。荷物を少しでも軽くするため食料は非常食のみを携行し、食事は全て山小屋で。ただし何でも高い・・缶ビールも350ml缶が1本800円也・・。山小屋への物資輸送全てヘリで行われるため値段が高騰します。
折立登山口16時到着。1日目9時間、2日目7時間、3日目は11時間を歩きました。晴天は1日のみで途中雨にも見舞われながらの山行でしたが、十分満足する山行でした。ありきたりですが、山頂に立った時の達成感と、遥か遠くに見える峰でも進路が正確であり、苦しいけれども1歩1歩を重ねれば必ず頂に立つことができるというのが山登りの醍醐味です。またいい山を見つけて登りたいと思います。
記念バッジ