平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
沖縄でも、辺野古への米軍基地移設を巡って大規模な住民反対運動が展開されています。県知事、県議会、県内全41市町村長、市町村議会が反対し「県内移設断念」を求める「建白書」を政府に提出しています。「沖縄の基地負担軽減」「ジュゴンの生息する美しい海を守れ」など基地移転の住民の思いは様々です。それにも関わらず、安部首相は22日の日米首脳会談で辺野古への米軍基地移設を約束しました。
遠い沖縄の地で起こっている事のようですが、姫路市夢前町でも住民の声に全く耳を傾けない産廃処分場建設計画がすすめられています。産廃処分場建設など、いわゆる迷惑施設建設時には住民からの反対運動などが少なからず地域で起こっています。中には「どこかに必要な施設だから」と受け入れを認める住民もたくさんおられます。もちろんこれは善意からくるものです。ただ、この考えからだとゴミ問題の根本的解決はされず永遠にどこかの地域で処分場問題の紛争がおこるでしょう。以前もブログでご紹介しましたが、ここ20年くらいの間に多くの公害問題、住民の反対運動などを得て、不十分ではあるものの環境基本法に関わる法が5~6本策定され施行されています。その結果、産廃最終処分量は、これまでの総産廃排出量の20%から5%程度にまで減っています。運動の力で国の法を変え、産廃の大量排出元である大手企業にまで法の網を被せるところまで前進しています。住民運動の大きな成果です。
基地問題、産廃問題の根本的解決の道はどこにあるのか多くの方と議論を深めていきたいです。
平成25年1月10日、成臨興業が管理運営する宮ヶ谷最終処分場で新たに木くず混じりの土砂370トンが姫路市職員によって確認され徹去指導されていた事がわかりました(図1)。宮ヶ谷処分場で、新たに発見された木くず混じりの土砂は(写真1)にあるように細かい木くずが土砂の中に混ざり合っていたものです。「安定品目と安定品目以外の分別は不可能である」とした裁判所の判決がなるほどとうなずける事例です。これまで宮ヶ谷処分場では、大量の金属クズ、木くず紙くず、乾電池、プリント基板などの搬入不可品目が発見されています。これまでの宮ヶ谷最終処分場での搬入不可品目の受け入れについては、日本共産党が議会でも指摘し、姫路市当局も認めている様に、事業者側の不備による受け入れが相次いでいます。今回の事例については、もちろん事業者側の不備であるという事は言うまでもありません、ただ、細かい木くず混じりの土砂の混入という、「5品目以外との分別」という安定型処分場のもっとも大事な部分での法的限界をあらためておもわせる事例です。全国的にも安定型処分場では火災例が多く報告されていますが、有機系廃棄物の火災発生メカニズムについては(図2)のような指摘がされています。姫路市には宮ヶ谷処分場の徹底した地熱調査、ボーリング調査を求めます。
(図1)姫路市提供資料
(写真1)姫路市提供
(図2)産業廃棄物処理事業振興財団資料 一部抜粋
2月上旬「夢前町の自然を愛する会」の皆さんが産廃反対署名10万筆を姫路市に提出しました。運動の広がりは署名だけに留まりません、住民の皆さんなどが行っているツイッターやフェイスブックなどインターネットのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を介して全国的に広がり、産廃問題や住民運動を得意とする学者や専門家、弁護士などが夢前産廃問題、宮ヶ谷不法投棄問題に関心を示し運動に関わって来られています。住民の皆さんがコツコツと集めてこられた署名、ツイッターやフェイスブックなどでの「つぶやき」や「投稿」が夢前産廃運動を全国的に広げ多くの賛同者、協力者を得ています(頼もしい方達ばかりです)。事業者側の圧力に反発するかのように運動は大きく広がり(量的)運動を質的に変化させつつあるように思えます。もっともっと署名を集め、もっともっと「つぶやいて」運動の輪を大きく広げていきましょう。
私達日本共産党も引き続き住民の皆さんと力を合わせ「産廃反対」の一致点での共闘を大切にしながら頑張ります。
本日15日、姫路市平成25年度予算案が発表されました。日本共産党が一貫して公約として掲げてきた「中学3年生までの子ども医療費無料化」が所得制限つきで入院のみという限定されたものではありますが半歩前進しました。西播地域では福崎町が「中学3年生までの子ども医療費無料化(通院、入院)」の施策を実施したのを皮切りに、相生、赤穂、竜野、佐用、上郡、竜野、宍粟、市川など西播地域全域に広がりました。しかし、姫路市では3歳未満時までの医療費無料化に留まったままで西播地域の中では大変遅れていました。そんな中、若いお母さんやお父さん達を中心に「お金の心配なく、子ども達に必要な医療を」と繰り返し議会に請願書を提出し、多くの署名も市長あてに届け実現に至ったものです。日本共産党は引き続き、他都市並みに通院についても中3までの医療費無料化実現を目指し市民の皆さんと力を合わせて頑張ります。
9日、飾磨地区振興会。
飾磨地区の自治会長さん等、地域団体の関係者が一同に集う会です。毎年この時期は、研修会と称して歴史研究家の菅原先生が大河ドラマを演題に講演して下さいます。今年はご存知の通り「八重の桜」です。八重の夫であり、同志社大学の創立者でもある新島襄は自身の日記の中で八重について「強烈な個性、男女同権。彼女は決して美人ではありません。しかし私が、彼女について知っているのは美しい行いをする人(handsome woman)だという事です。私にはそれで充分です」と記しています。毎年、この講演を聞くと大河ドラマをより多面的にみる事ができ大変楽しみにしています。
10日。岡山県と鳥取県の県境に位置する那岐山登頂。金曜日に降った雪だと思います。山頂はマイナス4度。山頂で温かいコーヒーとェネルギー補給にチョコレートを食べる。美味い・・・でも何か足りない・・・タバコや・・・禁煙3週間目に突入。
11日、英賀神社恵美須祭。1.4トン、3万個の餅を舞台上から撒きます(写真)。最初の一投目は大餅を投げるのですが、下からは知人が「イリエ~わかっとるやろな~」小学生からは「ジロ~!ジロ~!」と犬のように呼ばれ・・・・。結局もみくちゃになって誰が大餅をとったのか全くわかりません・・