月別アーカイブ:2016年1月

建設常任委員会管内視察

20、21、22日は建設常任委員会の管内視察で但馬、丹波地域へ。視察行程の一部をご報告します。 

 山陰自動車道浜坂道路建設事業(浜坂~余部間 総延長約9.8km)の一部である久斗大橋上部工事。久斗大橋上部工事の発注額は約5億7千万円。ただ写真を見ての通り特殊な技術を要するため地元建設業者の受注はほとんどないとのこと。浜坂道路は総延長9.8kmのうち6.9kmが特殊な技術を要するトンネルと橋脚であり発注額に対する地元中小建設業者の受注率は極めて限定的。先日2015年度補正予算が国会で成立し、防災・減災事業として5169億円が計上されましたがその内約12億円が浜坂道路建設費に計上されます。建設効果としては、豊岡にある3次救急医療施設まで9分短縮される、土砂崩れ・大雪などで交通に支障をきたしているのが改善されるということ。

 平成26年8月に丹波地域を襲った豪雨災害復旧事業。24時間雨量414mm、時間雨量91mmという過去最高の雨量を記録し甚大な被害をもたらした。記録的豪雨ということもあって256箇所で土砂災害が発生しましたが、ほとんどのところが土砂災害警戒区域にさえ指定されていませんでした。

 豊岡市長谷地区の急傾斜対策事業。急傾斜地や土石流危険渓流などの指定箇所を全て整備しようとすれば現在のペースでいけば100年以上かかるとのこと。

 広域河川改修工事 円山川水系青山川樋門。 円山川増水時に、支流である青山川への逆流が生じるためそれを堰き止めるための樋門。樋門で堰き止めることによって行き場のなくなった青山川の河水は青山川を越水させ田んぼダムで溜めるとのこと。河川整備は上流で「溜める」対策と下流に「流す」対策を併せて行うことが必要。田んぼダム、校庭ダムなど、巨額費用と環境破壊を引き起こすコンクリートの巨大ダムに頼らない「溜める」対策の創意工夫が求められています。

 余部鉄橋「空の駅」。昭和61年に強風による列車転落事故が起こった余部鉄橋は「空の駅」として県が展望施設として保存(写真左側)。

 管内視察はいい勉強になります。防災・減災事業、地方創生というのであれば、防災・減災効果が低く、地元建設業者の受注率も極めて限定的な巨額の経緯を要する高規格高速道路の建設などではなく、土砂災害対策、河川整備こそ最優先すべきではないでしょうか。月曜日から臨時議会が始まります。防災・減災の補正予算について視察内容も活かした論戦を行いたいと思います。

戦争法廃止 全国総がかり行動 2000万署名

 毎月19日は戦争法廃止を求める全国総がかり行動の日。全国の行動に呼応し姫路駅ピオレ前でも行われました。総がかり行動実行委員会では前回国政選挙で自民・公明が得票した1800万票を上回る戦争法廃止2000万署名を集めることを目標に取り組んでいます。

 今日は寒風吹き荒れる中でしたが1時間で10筆(私一人分)の署名を集めました。署名をしてくれるのはほとんどが高校生。ある女子高生「この法律だけは許せません。頑張って下さい」。先日は、かつて日本共産党と激しく政策的対立にあった団体幹部宅を訪問した際「戦争法廃止の署名を団体加入者の5倍以上の目標で取り組んでいる」と。

 参院選挙での野党共闘に向けた中央政党間の協議が進んでいない中、2000万署名を集めきる事が野党共闘を後押しする最大の力になると思う。一人ひとりが集めることのできる署名数は少ないけれど全国各地で2000万署名を集める参加者は広がっている。ここに確信をもって2000万署名を必ずやり切ろう!!

福崎町・嶋田元町長 感謝のつどい

 昨年12月、4期20年間福崎町長を務められた嶋田正義さんが町長を引退されました。本日17日は、福崎エルデホールで感謝の集いが開催され嶋田さんから1時間を越える講演とお礼がされました。

 講演内容は①自分について②福崎町政20年を振り返って③今後のこと。という3本立て。特に①については印象的だった。数年前イギリスBBC(日本で言えばNHK)が全世界を対象に「過去1000年の最も偉大な人物は?」というアンケート調査を行い第1位がマルクス、第2位がアインシュタイン、第3位がダーウィンというアンケート結果も紹介しながら「私は昭和10年に生命として肉体的に誕生し、その後日本共産党に入党しカール・マルクスを読む事によって精神的に誕生した。カール・マルクスは私の精神を鷲掴みにした」「マルクス哲学ほど人間を大切にする哲学はない」「科学の目で物事を根本からつかむ力を。そのためには哲学、経済、歴史をしっかり学ぶこと」等々。

 実は私、嶋田さんの話をじっくりと聞くのは初めて。人間と学ぶことをどこまでも大切にする嶋田さんの政治姿勢には、揺るがない哲学的裏付けがある事を改めて感じる。私ももっともっと学習しなければ・・。嶋田さん20年間お疲れ様でした。

 嶋田さんが引退直前に県議団控え室にご挨拶に来られ、その時に頂いた福崎町報20年間の「あいさつ集」をPDFで添付します。136ページにもなるものですが「嶋田語録」満載です。是非ご覧下さい。

あいさつ集 ←青字クリック

成人式宣伝

    新成人のみなさん、おめでとうございます。人生の門出にあたって、みなさんの前途を心から応援します。

    昨年、安倍政権による戦争法の強行成立にたいして、SEALDsをはじめ若者が、全国で声を上げました。一人ひとりが主権者として、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、自分の足で行動する。政治にあきらめず、主権者である自分たちが政治を変えるんだ、と強い自覚をもって立ち上がる。こうした若者の姿は多くの世代を励ましました。今年は参院選の年です。参院選では18歳選挙権が初めて実施され、その動向が注目を集めます。若い力で政治を変える絶好の機会です。新成人の皆さんを含め、若い皆さんとともに政治を変える希望ある未来を開くため日本共産党は頑張ります。

 姫路駅前で、戦争法廃案を求める2000万署名もお願いしながら新成人の皆さんにお祝いのメッセージを送りました。署名中に若者「あっ!入江次郎やん。看板の写真めちゃめちゃ男前やのになんかちゃうなぁ・・」。入江「そうそう僕もだいぶんくたびれてきてねぇ・・」。本来ならお説教タイムのとこやけどめでたい成人式やから許しておこう・・。

姫路市医師会新年交礼会

 昨日は地元の英賀保校区自治会、明日は消防団、本日9日は姫路医師会と、新年交礼会が続く。

 今日の医師会の懇親会では医師の皆さんから貴重なご意見を聞かせて頂きました。冒頭、空知姫路医師会会長から「今年は、地域医療構想、地域包括ケアシステム、県立循環器病センターと製鉄記念病院の統廃合問題など、姫路地域医療では課題が山積」とのご挨拶がありました。

 懇親会で在宅医療を担っておられれる医師数人とお話をさせて頂きましたが、現在でも相当な過重負担となっており在宅医療を担う医師確保にも大変ご苦労されているとの事でした。今後、地域医療構想によって医療病床が削減され地域包括ケアシステムが導入されることによって、在宅医療を担う医師、看護師、介護士が大幅に不足する見込みです。昨日の県議会政務調査会で質問したところ、10年後兵庫県では介護従事者約2万人が不足するとの事。在宅医療・介護を担う人材確保は喫緊の課題です。今後数年は地域医療の大転換期になります。医療・介護従事者の待遇改善、そして何よりも地域住民のいのちと健康が大切にされる地域医療・介護システム構築のため微力ながら力を尽くします。

 空知現姫路医師会会長から、次期姫路医師会会長に内定しているとのご紹介があった山本一郎姫路医師会副会長が閉会のご挨拶。

政務調査会

6日、金田峰生兵庫国政事務所長、党県議団で県庁前宣伝からスタート。

 その後、政務調査会。来年度予算要求額の概要も発表され本日から3日間にわたり、党議員団と各部局との間で政務調査が行われます。県民の皆さんの切実な願い実現のため頑張ります。

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