月別アーカイブ:2016年1月

政治とカネ

 先日「政治とカネ」の問題で現職閣僚が辞任に追い込まれた。大臣側が受け取った献金を政治資金収支報告書に記載していなかった事や、献金の見返りに口利きを行ったことなどの疑惑がもたれています。しかし、そもそも企業・団体献金というのは見返りを期待して献金するものであり、利益を追求する企業が何の見返りもなく政党や政治家に献金するということは本来考えられません。「政治とカネ」問題の根本には企業団体献金の制度があり、制度の廃止こそが必要です。

 原発再稼働をすすめる電力会社や原子力関連の企業などでつくる原発利益共同体の中核組織、原子力産業協会(原産協)の主な会員企業と電力会社のグループ企業は、2012年に3億円以上を自民党の政治資金団体「国民政治協会」(国政協)に献金していることが、総務省公表の政治資金収支報告書で明らかになっています。また電力会社の役員による自民党側への献金が、東京電力福島第1原発事故の起きた11年分の3倍となっていることも判明しています。献金をばら撒き原発再稼働を露骨に自民党に迫っていることは明らかです。

 日本共産党は政治を歪める企業・団体献金、国民の税金で賄われている政党助成金もいっさい受け取りを拒否している日本では唯一の政党です。日本共産党の財政は党員の党費、「しんぶん赤旗」などの事業費で支えられています。31日は、党津田支部の皆さんと「しんぶん赤旗」購読のお願いに地域を回りました。日刊紙1部、日曜版4部の新たな購読をお約束して頂きました。新聞購読のお願い、新聞を配達し集金するのも一人ひとりの党員、後援会員の活動で支えられています。日本共産党は財政を国民の皆さんに支えられている党だからこそ国民の立場に立ち、どんな大企業の横暴であれ堂々と物を言い正すことができます。苦労のある活動ですが、本来の政党のあり方ではないでしょうか。

訪問途中に自らが畑で作ったという自慢の「桜島大根」を見せてもらいました。

 

金田峰生参議院予定候補 姫路キャラバン

 28日はJRひめじ別所駅で朝宣伝と戦争法廃案2000万署名集め。先日の別所駅前宣伝では、B高校の生徒が「友達からも集めてくると!」と署名用紙を持ち帰り、約束していた翌日の同時刻に後援会の方にたくさんの署名を手渡してくれたとのこと。積極的に対話を求め、対話を通じて高校生の心を掴んだののだと思う。嬉しいかぎり・・。

自らマイクをもって訴える党後援会の皆さん。

 29日は、JR英賀保駅前で金田峰生参議院予定候補、森ゆき子市議らと早朝宣伝。7時からの予定だったのですが、金田さん「早く着いたので」と、6時30分から雨が降る薄暗い中、一人で傘をさして英賀保駅利用者にご挨拶・・。隙あらばサボり、気がつけば忍者のようにいなくなっている私とは大違い・・。その後、金田さんは谷川市議と北部地域で、午後からは私と広畑、英賀保、飾磨地域で街宣。後援会の皆さんにも随行でお付き合い頂き本番さながら。必ず国会へ送り出したい人です。

 前回のいっせい地方選挙で宣伝車のスピーカー集めにいろいろと苦労したので妙にスピーカに興味がいく。街頭で通常使っているハンドマイクは45w、私が市議選で使った宣伝車のスピーカーが一つ45w、県議選で使った地区宣伝車は一つ135w、写真にある県宣伝車のスピーカーは聞いてびっくり一つ750w、4つあるから合計3000w・・。党専属の技術者が開発した鋳物製の特注とのこと。太い低音のいい音がするんです。もちろん音量より内容である事はよくわかってます・・。

兵庫県下の地方議員135名、高浜原発再稼働反対を表明し、記者会見

25日、兵庫県下の地方議員135名が、高浜原発再稼働反対を表明し、県庁内で記者会見しました。

 同抗議表明は、高浜原発再稼働の動きに対し、宝塚市の中川市長と県議ら11人が表明した際に、「もっと反対する地方議員がいるのではないか」と、県下の地方議員に呼びかけられたもの。
 日本共産党、民主党、社民党、新社会党、緑の党ひょうご、無所属の地方議員135人が名を連ねました。
 日本共産党の議員は、全議員135人のうち101人。
以下抗議声明文。
 大飯・高浜原発の再稼働に反対します
 「関西電力高浜原発3.4号機運転差し止めを命じる仮処分決定」に関西電力株式会社が申し立てた異議に対して、また同時に「大飯原発3.4号機運転差し止め仮処分」裁判の市民からの申し立てに対して、昨年12月24日、福井地裁は原発の再稼働を認める判断をくだしました。
 今後原発事故が起こらぬ保証はなく、ひとたび過酷事故を起こせば広範囲かつ数世代に放射能被害が及びます。加えて、平常運転に従事する労働者の被曝を防ぐことは出来ず、発電後の放射性廃棄物の処理は困難で具体的な方策は未確定と、原発の問題点をあげればきりがありません。
 原発の存在そのものが市民生活に危機的状況をもたらす危険性を内包しており、東電福島第一原発の悲惨な事故がいまだに収束からほど遠い状態である以上、市民のいのちと暮しの安全を守る任務を負った自治体議員として原発の再稼働は決してあってはならぬものと確信しております。
 ともに市民が原告となった大飯原発、高浜原発運転差し止め裁判において、一昨年5月の判決では「人格権という根源的な権利が極めて広汎に奪われる事態を招く可能性のある原子力発電所の差し止めが認められるのは当然である」とされました。人の命と生活を尊重するこの決定を覆した判断は、決して受け入れられるものではありません。
 
 原発の再稼働は事故が起こることを前提に進められております。しかしながら、現在作成中の避難計画は、立地現地でも具体案は立てられず、重大事故時に避難住民を受け入れる自治体でも態勢が整っているとは申せません。
 もしも原発で事故が起これば、近畿の水がめ琵琶湖が汚染され、被害は想像を絶するほどに広がります。取り返しのつかぬ犠牲に対して、誰も責任を取ることなどできません。
 
 裁判所がいかなる判断をくだそうとも、原発の危険性は変わらず、放射能が人類と共存することはできないという事実も覆りません。
 私たち兵庫県内超党派自治体議員有志は関西電力大飯原発・高浜原発の再稼働に反対致します。
2016年1月25日
兵庫県内超党派自治体議員有志
兵庫県
 いそみ恵子
 入江じろう
 きだ結
 庄本えつこ
 ねりき恵子
 丸尾牧
神戸市
 赤田かつのり
 朝倉えつ子
 味口としゆき
 粟原富夫
 今井まさこ
 大前まさひろ
 大かわら鈴子
 金沢はるみ
 小林るみ子
 西ただす
 林まさひと
 松本のり子
 森本真
 山本じゅんじ
伊丹市
 上原秀樹
 大津留求
 加柴優美
 川上八郎
 高塚伴子
 泊照彦
 西村政明
 服部好麿
 久村真知子
尼崎市
 川崎敏美
 北村竹師
 酒井一
 須田和
 田中淳司
 辻おさむ
 都築徳昭
 徳田稔
 弘中信正
 まさき一子
 松沢千鶴
 松村ヤス子
 綿瀬和人
宝塚市
 井上聖
 大島淡紅子
 梶川みさお
 北山照昭
 田中こう
 たぶち静子
 となき正勝
 みとみ稔之
川西市
 岡留美
 北上哲仁
 北野紀子
 黒田美智
 住田由之輔
 津田加代子
 福西勝
 宮坂満貴子
西宮市
 一色風子
 上田さち子
 佐藤みち子
 庄本けんじ
 杉山たかのり
 野口あけみ
 まつお正秀
 村上ひろし
 よつや薫
芦屋市
 平野貞雄
 ひろせ久美子
 前田辰一
 森静
明石市
 楠本美紀
 辻本達也
 永井俊作
 西川あゆみ
加古川市
 岸本建樹
 高木英里
 松崎雅彦
西脇市
 寺北建樹
 村井正信
三田市
 国永紀子
 坂本三郎
 長尾明憲
 中田初美
 長谷川美樹
姫路市
 谷川真由美
 苦瓜かずしげ
 森由紀子
洲本市
 片岡格
 近藤昭文
 間森和生
相生市
 岩崎修
豊岡市
 上田伴子
 奥村忠俊
 古池信幸
 村岡峰男
赤穂市
 小林篤二
 川本孝明
三木市
 大眉均
 板東聖悟
高砂市
 井奥正樹
 大塚好子
 坂辺勝彦
小野市
 藤原章
加西市
 井上芳弘
篠山市
 前田えり子
養父市
 竹浦昭男
 藤原敏憲
丹波市
 西本嘉宏
 西脇秀隆
南あわじ市
 姪子智彦
 吉田よしこ
朝来市
 岡田和之
 鈴木逸朗
淡路市
 鎌塚聡
 松原幸作
宍粟市
 岡前治生
 山下由美
猪名川町
 池上哲男
 久保宗一
 下坊辰雄
多可町
 辻誠一
稲美町
 大路恒
播磨町
 田中久子
 松岡光子
福崎町
 石野光市
 小林博
太子町
 平田孝義
上郡町
 小原潤一
佐用町
 金谷英志
 平岡きぬえ
香美町
 山本賢司
 谷口真治
新温泉町
 谷口功
 中井次郎

新日鉄住金広畑製鉄所門前宣伝

 26日、金田峰生参議院予定候補、苦瓜かずしげ市議らと新日鉄住金広畑製鉄所門前で早朝宣伝。

 昨年、新日鉄住金広畑製鉄所では40代の製鉄所社員がロールに挟まれ死亡し、つい先日も下請け会社の従業員が一酸化中毒で一時は意識不明の重体となるなど労働災害が多発しています。また昨年は、製鉄所構内の解体現場でアスベストが飛散しているとの情報が日本共産党に寄せられ金田峰生参議院予定候補らと労働基準監督署に情報提供し、国会でも党議員がこの問題を厳しく追及しました。その結果、製鉄所はアスベストが含まれると思われる解体廃棄物をビニールで密封し安全対策を行った上で処理したとの事です。

 先日のバス事故では、国による規制緩和によって安全軽視の運行が強いられ多くの尊い命が奪われました。働く人を大切にしない社会に未来はありません。安倍政権がすすめるさらなる労働法制の規制緩和から、人間らしく働ける労働法制への抜本転換が必要です。

姫路民主商工会50周年記念レセプション

 24日、姫路民主商工会50周年記念レセプションが青山サンシャインホテルで盛大に開催されました。50年間にわたり中小業者の営業と暮らしを守り、姫路革新運動の先頭に立ってご奮闘されてきた姫路民商の皆さんに心からのお祝いを申し上げます。

 昨年9月の兵庫県議会では、これまで民商の皆さんが運動を進め、日本共産党県議団も議員提案してきた中小企業振興条例案が、全会派一致で議員提案され可決しました。兵庫県議会では、議会運営以外の条例が議員提案され可決したのは県政史上初めてのことです。兵庫経済では、全事業所の99%が中小事業所であり、そこで働く労働者は県内全労働者の8割近くにもなります。中小事業者の景気回復なくして兵庫経済の好循環はあり得ません。改めて中小事業者の皆さんが兵庫経済で果たす役割について県議会でも見直されているところです。条例が中小業者の皆さんのお役に立てる実行力あるものになるよう議会でもしっかりと提案し、民商の皆さんとも引き続き力合わせて頑張ります。

日本共産党からは堀内照文衆議院議員、金田峰生参議院予定候補が来賓としてご挨拶させて頂きました。

若手邦楽演奏家を支援する利根英法基金から出演された演奏者の皆さんと

渡辺姫路民商会長、金田峰生参議院予定候補、姫路市議団と

なぜ産廃最終処分場は不要なのか

 23日赤穂市文化会館で「なぜ産廃最終処分場は不要なのか」と題して馬奈木昭雄弁護士による講演会が行われました。

 馬奈木弁護士はチッソ水俣訴訟、諫早湾干拓工事差し止め訴訟などでご活躍され、産廃処分場建設問題ではこれまで全ての訴訟で勝訴しています。「勝つまで闘うマナキイズム」という異名は法曹界でも有名。今日の講演でも管理型、安定型処分場のそれぞれの危険性を過去の裁判事例なども引用してお話されました。馬奈木弁護士は添付資料にもある様に「安定型は止める」「管理型はしっかり頑張って止める」。「危ない。反対。という感情だけではダメ。問題点をきちんと周りの人に納得してもらい支持と運動を広げる事が決定的」と、言います。また一人赤穂産廃問題でも心強い助言者を得ました。住民の皆さんと知恵と力を尽くして頑張ります。

2004年に行われた馬奈木弁護士の講演をPDFで添付します。勉強になります是非ご覧下さい。

なぜ産廃最終処分場は不要なのか

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