平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
先日、産業労働部の職員が共産党控え室へ来て「共産党の議員さんにこれまでご指摘されていたこともあって要綱を制定しました・・」と、要綱の説明に来られました。要綱は表題にある「県契約における適正な労働条件の確保に関する要綱」というもの。
新しく制定された要綱では、兵庫県が発注する工事契約等で、最低賃金法違反で送検された場合や、県が求めた報告を行わない場合は契約解除にするというものです(要旨)。その他にも、労働関係法令を遵守していないと認めるときは、労働条件を確保するための必要な措置を講ずるとあります。
労働関係法令遵守は当然のことなのですが、県の指導責任が元請だけでなく下請にまで広がります(元請を通じて)。また、県自らが最賃法違反には「契約解除」し、労働関係法令違反には「必要な措置を講ずる」というのはブラックな働き方をなくすための1歩前進です。
ただし、労働法令遵守というのは最低限の当たり前のルールです。自治体発注事業では最低賃金ギリギリのワーキングプアーが広がっています。全国で広がっている公契約条例制定が兵庫県でも必要です。
県契約における適正な労働条件の確保に関する条例 ←青字クリック
22日(日)14時より神戸国際展示場をお借りして日本共産党大演説会を開催します。弁士は日本共産党新書記局長の小池晃参議院議員、金田峰生参議院予定候補がお話をさせて頂きます。
各地域からバス運行もされます。詳しくはお近くの党員、最寄の党事務所にお問い合わせ下さい。079-288-4110(日本共産党西播地区委員会)。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。
19日県庁。地域医療構想について、兵庫県社会保障協議会と県医務課の意見交換に同席させて頂きました。地域医療構想とは、団塊の世代が75歳を迎える2025年に向けて、医療費抑制のため病院ベットを削減し、医療費に比べて安価な在宅医療・介護へと慢性期患者を誘導する仕組み。①病床削減による影響②在宅医療と介護の連携③訪問医療・介護を担う医師・看護士・介護士の確保。などが大きな課題です。医療費抑制ありきではなく、地域の隔たりなく必要な医療・介護を安心して受けられる体制こそ必要です。
社保協医療部会の今西清さん、県議団、姫路からは苦瓜かずしげ市議も参加しました。
18日、森ゆき子市議とJR英賀保駅前の早朝宣伝からスタート。その後、谷川市議、苦瓜市議らとも合流し姫路市内を街宣。途中、県立大学前では若者向けに製作したパンフレットを配布しながら街宣車から訴え、訴えが終わり片づけようとしていると「入江さんもう少し喋っていてくれてたらいいのに、パンフレットたくさん受け取ってくれるで」と、苦瓜市議・・。夕方は労働者後援会と合流し、グローリー門前で帰宅途中の労働者の皆さんに兵庫民報号外・赤旗号外を配布。「作業着の若い女性がたくさん受け取ってくれた」というのが、宣伝参加者の感想。
道中では、他党街宣車ともすれ違いましたが、地元県議、市議が乗り込み相手方も臨戦態勢の構え。政治は変えられるという希望が広がる中、戦争法廃止とアベノミクス経済政策からの転換、それに代わる日本共産党の提案もしっかり訴えていきます。
グローリー門前で。
15日、福崎町文化センターで福崎町長選挙の不当捜査をやめさせる大集会が開催され福崎町内外から多くの方が集い大成功しました。
昨年12月に行われた福崎町長選挙で配布された後援会ニュースが違反文章だとして兵庫県警の人権弾圧の不当捜査が福崎町で続いています。
警察は選挙期間中から後援会員宅を訪れ「私は後援会員ではない」「後援会員を辞めました」と書いた紙に署名捺印させて回り、福崎町の選挙管理委員会が「選挙妨害になるから止めてくれ」と言っているにも関わらず聞き込みを続け、後援会の正当な活動に弾圧を加えました。
さらに警察は、一ヶ月間に20数日も毎日のように後援会役員宅を訪問し、呼び出しが100回を越えた人もいます。執拗な呼び出しを受けている後援会員は精神を病み医師の診断書で「恐怖症不安障害」「希死念慮(自殺願望)」と診断されています。このような警察の不当な捜査は、人権侵害・拷問そのものです。その他にも警察は「携帯電話の通話記録を調べてある」などと町民を脅しながら訪問しています
本日の集会では、冒頭に清水ただし衆議院議員が国会の法務委員会で福崎事件を取上げた質疑が上映され(上写真)、その後、石野町会議員から現状報告、園田洋輔弁護士から不当捜査事件の2つの本質と題した報告、国民救援会からはこれまでの警察による弾圧捜査、冤罪事件、公職選挙法を追い詰めてきた闘いなどが報告されました。会場からは警察捜査の被害者からの訴えもあり「今日の会場には警察の監視が怖くてこれない人がたくさんいます」「警察はこんな怖い事をするんですか?住民の安全・安心を守るのが警察ではないのですか?」と、怒りの告発。最後に、呼びかけ人である嶋田政義・前福崎町長からは、お礼とさらなる運動への支援が呼びかけられ「警察の人権侵害捜査を人権擁護委員会に申し立てする準備を進めている」との報告もあり、会場からは大きな拍手が起こりました。
福崎町長選挙事件で、町民の運動をサポートしているのが国民救援会です。国民救援会は不当捜査・冤罪事件など、権力機関からの人権侵害から国民を守る運動団体で、全国4万7千人の会員がいます。今日の集会で国民救援会から紹介された言葉が心に残ったので掲載します。詳しくは→福崎町長選挙の不当捜査をやめさせる会ニュース
「普遍的人権とは結局、どこから始まるものなのでしょうか。それは身近な場所、それもあまり近くて小さいので、どんな世界地図にも載っていないような場所から始まるのです。しかし、この小さな場所こそ、一人ひとりの人間にとっての世界なのです。
自分が暮らす地域、自分が通う学校、そして自分が働く工場や農場やオフィス。一人ひとりの男女、そして子どもはこのような場所で差別のない平等な正義、平等な機会、平等な尊厳を求めています。
そこで人権が意味をもたなければ、他の場所でもほとんど意味をもちません。身近なところで人権を擁護する積極的な市民活動がなければ、より広い世界での進歩などとうてい期待できないのです。」エレノア・ルーズベルト