平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
以前から、当「入江じろうブログ」でご報告していた夢前産廃処分場建設計画にかかわる林地開発手続きについて、夢前興産㈱は県から20日を期限として求められていた補正報告に対し、三たびにわたり補正に応じませんでした。三たびもの補正報告に応じなかった夢前興産㈱については産廃処分場施設設置を行う能力がないのか、不誠実な対応を意図的に繰り返しているのかのいずれかとしか受け取れません。県は、補正報告に応じなかった事に対し、今後の対応を来週中にも判断するという事です。県には手続きのやり直しなど厳しい対応が求められます。
20日、竹嶋健治弁護士が亡くなられた。65歳。ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。あまりにも突然の訃報にただただ愕然としました。今月6日には、姫路駅前で恒例となっている「戦争する国づくり許すな。はりま共同行動」でもお元気にマイクを握っておられただけに・・。竹嶋先生は平和・民主主義・人権問題など西播地域一体の革新運動で文字通り中心的役割を果たされ、私にとっては大きな存在であり、皆が誇りとするような存在でもありました。直近では日本共産党姫路市議団への名誉毀損訴訟、エコパーク爆発事故の被害者補償などでもご尽力いただきました。こちらから話しかけるといつも笑顔で接して下さり、楽観的で気負ったところが無く誰に対しても分け隔てなく接するのが竹嶋先生のスタイルだった様に思います。宮ヶ谷産廃処分場での不法投棄問題では、私にとって非常に大きな存在であった竹嶋先生から「入江さんよく調べたね」と褒めて頂いたことが嬉しくてたまりませんでした。今日のお通夜では、喪主を務められた奥様が「19日の朝、脳出血で突然倒れ。翌20日の午前8時59分に永眠。本人が一番驚いていると思います」と、ご挨拶をされました。竹嶋先生らしくお通夜のバックミュージックはビートルズ、遺影は登山にでも行った時のものでしょうか美しい山を背景にフリーズを着用し、いつもの優しい笑顔。リュックサックを背負い無精ひげを生やした先生が今でもどこかを歩いているような気がしてなりません・・。悲しくて残念です・・。西播地域の革新運動を担っていく一人として先生のご意志しっかり受け継ぎ頑張ります。これまで本当にお世話になりました。ありがとうございました。竹嶋先生、猫の「おこげ」と安らかにお休み下さい。
「播州平野」姫路総合法律事務所発行より
吾輩の猫である。弁護士 竹嶋健治こと猫目葬式
吾輩の猫である。名前は「おこげ」。どこで生まれたか知らないけど、昨年9月18日、死んでしまった。15年4か月生きて、腸に腫瘍ができ、腹水が溜まって、末期の水に小さな声で「ニャン」と呟いて、この世におさらばしたのである。
鼠をとろうが、雀を押えこもうが、蝙蝠を叩き落そうが、可愛いやもりの尻尾を切って障害虫にしようが、許してもらえる我が家の人気者であった。何かとお小言を頂戴する私とはえらい違いであった。
小さな籠に花を散りばめた中で、眠るように目を閉ざした「おこげ」を見ていると、一匹業火に曝すのはあまりに痛ましい。抱きかかえて一緒に逝ってやりたいという妄想さえ湧き上がる。
私は輪廻を信じないが、街を歩いていて野良猫に「おこげ」と声を掛ける。ひょっとして、ニャンと鳴いてついて来る猫がいるんじゃないかしらんと思いながら。
次の猫も15年生きるとなると、私が80歳になるまで、一緒に暮らすことになる。そして、今度こそ、一緒に燃やしてもらえるかも知れない。いや、そう願いたいものである。
しかし、当分は、猫が「おこげ」です、と名乗らない限り、一緒に生活はできそうもない。
18日付神戸新聞「関西初の学生労組 ブラックバイト許さない」の記事。原発、平和、ヘイトスピーチ問題で若者が動き始めている。ただ、若者自身が最も身近で、最も生活に直結している労働分野での大きな労働運動が起こらないのが何故かと考えていた最中での今日の神戸新聞記事は嬉しい報告。日本共産党は、ブラック企業問題では国会で企業名も公表(ユニクロ・ワタミなど)しながら追求し、ブラック企業規制法案も提出してきました。ブラック企業のやり口は「高額な奨学金返済のため違法なバイトであってもやめられない学生の弱みに付け込む」「非正規雇用が拡大する中、学生らの弱みに付け込み正規雇用で大量に採用し肉体的にも精神的にもボロボロにすり潰して使いすてる」といった手口です。全て違法行為です。歴史を振り返れば、社会を変革してきたのは常に若者達です。労働分野でも学生・若者の皆さんと大いに一致点での共闘を広げて行きたいです。
沖縄新基地建設問題を巡っては、沖縄県知事選に続き、昨年の衆議院選挙でも新基地建設推進を掲げた自民候補者が全員落選し、新基地建設反対を掲げた「オール沖縄」候補が沖縄全4選挙区で全勝しました。しかし、それにも関わらず、安倍政権は民意を無視し強引に新基地建設準備を着々と進めています。そんな中、防衛局による重大な条例違反の疑いが発覚し、翁長雄志知事が対抗措置を発令しました。日本政府とアメリカという巨大な権力が相手ですが、圧倒的民意を選挙で得た翁長知事には心底頑張って頂きたいと思う気持ちでいっぱいです。つい先ほど終わったNHKニュース9ではこの問題については一切報道せず・・。以下は沖縄琉球新報より
翁長雄志知事は16日夕、県庁で記者団に対し、米軍普天間飛行場の移設計画に伴い沖縄防衛局が名護市辺野古沿岸部の海底に設置している大型のコンクリートブロックがサンゴ礁などを傷つけている問題で、防衛局に設置作業の停止と既に設置したブロックを移動しないよう同日指示したことを明らかにした。
県が昨年8月に岩礁破砕の許可を出した区域の外にブロックを投下している可能性が高いとして「指示に従わない場合は許可を取り消すことがある」と述べた。辺野古の新基地建設をめぐり、翁長知事が知事権限を行使したのは昨年12月の就任以降初めてとなる。
翁長知事が防衛局へ出した指示書
岩礁破砕許可区域外に投入されたとされるコンクリートブロックがサンゴなどを傷つけている
許可区域と区域外の境界線図
杉本ちさと県議ブログより
2月7日、赤穂市ハーモニーホールで「福浦地区産業廃棄物最終処分場建設反対 赤穂市民の会」の総会、決起集会が行われ、市民400人の参加で「産廃絶対阻止」で団結して頑張ろうと熱気あふれる集会になりました。掲載の写真は、神戸新聞と赤穂民報から転載しました。 決起集会には、多くの市民とともに、赤穂市長や市議会議長をはじめ上郡の町長と議長、備前市の市長と議長も参加し、建設反対で連帯することも表明されました。 赤穂の海の豊かな環境が壊されてしまう恐れがあるのではないかと、赤穂の環境を守る会が結成され、杉本ちさと県議は日本共産党赤穂市議団や住民のみなさんとともに産廃建設反対の運動に取り組み、県議会でも様々な機会に住民の声を届け、県や事業者の姿勢を追及し、多くの住民の声を聞き入れるよう求めてきました。 一昨年の10月にはじめてこの事業計画を市民にしらされて以来、住民運動は大きく広がり、多数の市民の世論になりました。 西播磨県民局は専門家会議を設置して、検討がされてきましたが、事業計画に対する住民の意見書に対して、1年3か月にもなろうとしているにもかかわらず事業者からの見解書が出されず、専門家会議は見解書が提出されるまで延期すると決定しています。 県は多くの市民の産廃処分場建設反対の声を真摯に受け止め、事業計画を認めないことを強く求めます。