平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
13日朝、JR姫路駅前で姫路市議団、村原もりやす党市政対策委員長とご一緒に「西日本豪雨災害救援募金」からスタート。
救援募金活動を途中で抜けて、行財政構造改革特別委員会出席のため県庁へ。平成20年度から始まった新行革プランは今年度が最終年度となります。県行革によって、これまでの11年間で職員を3割削減し(11年間の職員削減率は全国1位)、面積・人口で換算した職員数は都道府県で全国で2番目に少なくなり、出先機関である土木事務所、保健所、農業改良普及センターは統廃合され、県民からは「災害時に不安」「県職員とのコミュニケーションがとれなくなった」などの困惑した声が寄せられています。事務事業では、高齢者、ひとり親、重度障がい者など、行政が最も手厚い措置を講じなければならない医療費助成がばっさり削減されました。その他にも、私学経常費補助、バス運行補助事業、老人クラブ助成事業などなど多くの県民サービスが削減されてきました。本日提案された「兵庫県行財政構造改革の検証」はネットでもご覧頂けます。9月まで質疑、意見開陳が繰り返し行われ、9月上旬に委員会報告として知事に手渡されます。県民サービス切り捨ての行革について、県民の皆さんへの影響、ご意見などお寄せ下さい。
行財政構造改革の検証 ←クリック
12日、日本共産党兵庫県議団は、県内から寄せられた被害状況などをもとに井戸知事あてに【西日本豪雨災害被害に対する申し入れ】を行いました。申し入れ内容は以下の県議団ツイッターより。
【西日本豪雨災害被害に対する申し入れ】
本日9:30、井戸知事あてに、①土砂災害等について、②避難所等について、③住家被害等について、④農業被害についてなど、県独自の支援を強めるよう要望しました。また⑤相談窓口の設置、⑥被災者生活再建支援法の要件見直しを国に要望することも求めました。
11日山電飾磨駅で、森ゆき子市議、後援会の皆さんとご一緒に西日本豪雨災害救援募金へのご協力を訴えました。午後からは苦瓜かずしげ市議、後援会の皆さんと、氾濫した潘洞川周辺地域を「豪雨による被害はありませんでしたか?」と約30軒訪問しました。日本共産党は被災地ボランティア、救援募金、救援物資などの災害支援に全力で取り組みます。皆さんのご協力をお願いいたします。詳しくはhttps://www.jcp.or.jp/web_info/201807gouu.html
96年前の7月11日に「平和」「社会進歩」「国民の苦難軽減」を立党の精神に日本共産党は創立しました。今日は党創立96周年記念として志位和夫委員長が記念講演を行いました。是非ご覧ください。日本共産党96周年記念講演 ←クリック
9日午前は県庁へ、午後からは昨日に引き続き金田峰生国会議員団兵庫事務所長とご一緒に、山下由美宍粟市議の案内のもと被害状況調査のため宍粟市へ。宍粟市では63歳の男性が土砂災害によって命を亡くしておられます。行く先々では土砂崩れによる通行止めが相次ぎ、河川堤防は豪雨によって抉られ、河川水が氾濫した農水路には大量の土石が堆積し、田畑にも大量の土石が流入、鳥獣対策ネットもなぎ倒されていました。土砂崩れによって全壊した住戸もあります。
全壊した住戸
一宮町公文では農家の皆さんが農水路に堆積した大量の土石を除去している最中でしたがお話を聞かせて頂きました。住民「年取ってこんな事してたら腰がボロボロになる。行政はわしらが倒れないと助けてくれんのか?」、金田「通常の大雨では農水路に堆積した土石は農区が除去することになっていますが、今回の様な災害によって堆積した土石は行政による支援が必要です。行政に要望します」住民「ありがとう」。農区の方とやりとりしているうちに自治会長も来られて「田んぼも見て欲しい。溢れた河川水が田んぼに大量の土石を流し込んだ。鳥獣対策ネットも押し倒された。ここは土地が低いので大雨のたびに毎回こうなる。どうにかならんか?」金田「行政にお伝えし改善を要望します」。行政の手が届いていない地域がまだまだたくさんあります。日本共産党の立党の精神は住民の苦難軽減にあります。地域の皆さんの声を行政に届けるため引き続き力を尽くします。明日は赤穂へ!
農水路に堆積した土石を除去する農区の皆さんと対話。
堆積した大量の土石
なぎ倒された鳥獣対策ネット
この度の記録的豪雨によって負傷された方、お亡くなりになられた方々に心よりのお見舞いとお悔やみを申し上げます。日本共産党は中央でも県単位でも豪雨災害対策本部を緊急に立ち上げ、情報収集や被害実態の調査・救援や復旧に全力を挙げる事ことを確認しました。
8日、金田峰生国会議員団兵庫事務所長、苦瓜かずしげ市議らと姫路市余部区下余部、夢前町護持にあるバーズタウンを現地調査へ(金田国政所長は神戸の被災地を現地視察後、夕方から上余部を視察)
住民にお話しを伺うと下余部は過去に1回の床上浸水、今回含めて3回の床下浸水が発生しているとのこと。現場は揖保川とその支流にあたるばん洞川が合流する付近。今回の豪雨によって揖保川水位は4,9mまで上昇していましたが支流水位4,0mでした。揖保川と支流の間には巨大な樋門が設置されていますが、揖保川の水位が支流より上昇している時に樋門を開門すると揖保川の河川水が一気に支流へ流れ込み大洪水となってしまいます。今回も樋門を開門できず、行き場のなくなった支流の河川水が付近の田畑、家屋床下まで流れ込みました。地元からも日本共産党議員団からも繰り返し、支流の河川水をポンプによって揖保川へ排水するためのポンプ設置を求めていましたが、未だ整備はされていません。
姫路市職員も合流
前方は揖保川
揖保川と支流を隔てる樋門。金田峰生国政事務所長も合流して現地視察。
午後からは夢前町護持にあるバーズタウンで発生した土砂災害発生地域へ。バーズタウンは数十年前に開発によって整備された新興住宅団地です。今回土砂崩れれが発生したのは土砂災害警戒区域に隣接した土砂災害警戒区域外の部分が崩落しました。写真にある様に民家の直ぐ横の土砂が流出し車を押し流しました。
また、バーズタウンの出口には護持川が流れていますが、写真にある様に豪雨によって河川擁壁が抉られています。バーズタウンは護持川が氾濫すると300世帯の住民が孤立してしまいます。裏山から唯一の抜け道がありますが舗装がされていません。
住戸の直ぐ横を土砂が崩れ落ちました。
豪雨によって抉られた護持川
写真は、護持川が氾濫した際のバーズタウンからの唯一の抜け道ですが、舗装がされておらず普通者での通行が困難になっています。
今回の豪雨によって姫路市内では幸いにして死傷者は出ていません。しかし、「過去の災害から学ぶ」というのが、阪神淡路大震災を経験した兵庫県の教訓だったはずですが、今回の豪雨でもその教訓が十分に生かされていません。とりわけ、当局は対応の遅れの理由として財政問題を挙げます。寄せられたご要望を速やかに行政に届けると同時に今こそ不要不急の大型開発優先の県政から、災害、老朽対策型の公共事業への転換が必要です。
姫路市内でも夜になって再び雨が強くなってきました。行政などの防災情報をこまめにご確認し、早めに、且つ冷静な対応を呼び掛けます。
国交省河川水位情報 ( 画面内の河川上にある▲印をクリックすると観測地点の水位情報が表示されます)