平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
2日、18時より姫路駅プリエ前で4回目となる秘密保護法案反対宣伝行動が行われました。弁護士、労組、市民ら55名が参加し、「秘密保護法案 賛成or反対」のシール投票、文化団体からは車人形でのビラ配布など、宣伝を重ねるたびに工夫がされ賑やかになっていきます。反対の世論は日に日に広がっています。国会は今週が山場です。参議院で稀代の悪法「特定秘密保護法案」が否決され、廃案になるまで頑張ります。次回の第5回反対宣伝行動は5日(木)18時~大手前公園出発デモ行進、18時30分より姫路駅プリエ前で宣伝です。多くの皆さんの参加をお待ちしています。
車人形でビラ配り
反対だらけのシール投票
30日、赤穂市民会館で「赤穂の環境を守る会」の定例会が開催されました。数日前に「赤穂の環境を守る会」の方から、夢前町での産廃反対運動のこれまでの取り組みなどを話して頂けませんか?と、依頼がありました。早速、夢前町の皆さんにお伝えしたところ、快く引き受けて下さいました。
スライドを使った学習会では、全国各地の産廃処分場の実態を写真や動画で写すたびに会場からはどよめきの声があがりました。また、姫路市の例を引き合いに、「市民からの不法投棄通報や、産廃事業者の大規模不法投棄など違法行為が明らかになっても行政は全く動かない。ここまで行政が頼りにならないとは思わなかった。作らせてしまったらおしまい。」などの報告がされました。スライドショー終了後は夢前産廃反対運動の件で質問が集中、夢前住民の方が丁寧にお答えし、今後も、情報交換や反対運動の連携などを行っていく事が確認されました。
赤穂民報は、「処分場計画地内に断層破砕帯」と大きな見出しで、解り易く報じています。
28日夕、姫路駅プリエ前で特定秘密保護法案に反対する弁護士や労組、市民らが、マイクで訴え、ビラ配布を行いました。11団体30名が参加し、マスコミ各社も取材に訪れました。
26日には特定秘密保護法案が衆議院で強行採決され、27日には、日本版NSC法案も採決されました。安倍首相は「日本版NSC法案はアメリカとの情報共有が目的で、アメリカから情報を得るためには特定秘密保護法が必要」と繰り返し国会で答弁しています。アメリカはイラク戦争で日本の自衛隊を海外に派兵させるため、嘘の情報を日本側に提供しました。日本政府は嘘の情報を提供された総括と反省もなく、現在、アメリカから盗聴されていた事実についても何ら抗議をしていません。
安倍首相は特定秘密保護法案と日本版NSC法案を一体で進めています。、その先に待っているのが、安倍首相が内閣法制局長の首をすげ替えてまで憲法解釈を変えようとしている集団的自衛権の行使です。つまり、アメリカが海外で行う戦争に日本の自衛隊も参加し武力行使ができる国づくりです。今、日本は大きな岐路に立っています。国民が政府をしっかりと監視しおかしな事には声を挙げていかなくてはなりません。良識の府である参議院で法案を否決に追い込むためさらに運動を強めます。次回宣伝行動日は、12月2日(月)姫路駅プリエ前18時~です。多くの皆さんのご参加を呼びかけます。
夢前町で産廃処分場建設計画をすすめている夢前興産㈱が、「夢前町の自然を愛する会」が発行したビラによって名誉が毀損されたとして「会」の会長を相手に損害賠償を求めている裁判で、27日、神戸地裁姫路支部で第6回目の原告、被告双方からの準備書面提出が行われました。また、本件事案の様な「名誉毀損裁判」は大変稀なケースらしく、原告、被告双方の争点がかみ合わないため、裁判所側がわざわざ争点整理案を原告、被告双方に提示し、争点整理案に沿って裁判を進めていく事も、本日確認されました。
兵庫県林地開発要綱では「周辺自治会との良好な関係を損なわないように努めなければならない」と記載されていますが、残念ながら夢前興産㈱にはその様な真摯な努力が見られません。少なくとも現在の様な状態であれば、森林を切り開き産廃処分場を建設する事を認めないのは、住民感情としても当然の事です。
今日も夢前町からたくさんの住民の方が裁判傍聴に来られていました。裁判後、担当弁護士らは、共産党市議団への名誉毀損裁判を引き合いに出し「訴えられた事で萎縮するのではなく、運動を強めて行く事が裁判勝利の道を開く」と住民らを励ましました。
本日26日夕、自民、公明、みんなの党が特定秘密保護法案を強行採決しました。共産、民主、社民は反対、維新の会は退席しました。法案は参議院に送られます。姫路市では17日、21日に続き28日18時より姫路駅プリエ前で労組、弁護士、市民団体などを中心に「特定秘密保護法案反対行動」を行います。国民の半分以上が反対し党派の違いを超え、日弁連、新聞協会など法律家、著名ジャーナリストからも強い反対の声が挙がっています。稀代の悪法を「良識の府」である参議院で否決させるため姫路からも声を挙げましょう。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。