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日本共産党兵庫県議団50周年記念の集い (1967~2017年)

 22日、兵庫県民会館で日本共産党兵庫県議団50周年記念の集いが開催されました(1967~2017年)。92歳の安田元県議をはじめ、元県議、歴代事務局の方々が集いました。堀内照文元衆議院議員も来賓として参加。歴代先輩方が築き上げてきたものをしっかり引き継ぎ、一歩でも二歩でも前進できるよう頑張ります!!

 

産廃施設設置計画、太陽光パネル設置計画などに伴う林地開発許可制度について

 17日、閉会中の農政環境常任委員会が開かれました。

 テーマは豊かな森づくり、林地開発許可制度など。私からは中播磨、西播磨地域で産廃施設設置計画や巨大太陽光パネル設置計画など、林地開発を伴う施設設置計画が進められていることを指摘し、主に3件について確認、質疑しました。県内の環境、防災機能を守り、森林の持つ多面的機能を最大限発揮できるよう引き続き住民の皆さんと力合わせて頑張ります!以下、要旨。

 ①保安林解除について。入江「保安林解除については、森林法によって『関係市町村長及び、影響を受ける恐れのある権利者の同意を必要とする』とある。同意がなければ保安林解除はできないということでよいか?」当局「市町村長、影響を受ける恐れのある権利者の同意がばければ解除できない」

 ②林地開発許可要綱について。入江「林地開発許可については、林発要綱によって『漁業権利者、水利権者の同意が必要』とある。県は、平成27年に夢前産廃計画に係る林地開発申請について却下処分とした。県は、却下理由として関係法令の不備と合わせて、権利者の同意を得られなかった要綱の不備も却下理由として挙げている。今後も要綱の不備があれば申請を却下するという理解でよいか」県当局「関係法令の不備のため却下した」入江「法令の不備だけでなく、要綱の不備も却下理由として挙げている。今後も当然に要綱の不備でも却下すべだ」当局「個別の具体的事案ごとに判断する」

 ③森林パトロールについて。入江「姫路市にある産廃最終処分場で林地開発許可区域外に大量の産業廃棄物を不法投棄した事例があった。これは住民による指摘によって明らかになったものだが、森林パトロールは一体何をしていたのか。森林パトロールの体制、方法はどのように行われているのか?」当局「4人体制で目視で行っている」入江「広い兵庫県内の森林パトロールを4人体制で、しかも目視で十分にできるはずがない。体制の強化を求める」

 

2017年秋号 兵庫県議会報告ができました

2017年秋167号 兵庫県議会報告ができました。ご覧ください

2017秋県議会報告167号オモテ ←青字をクリックしてご覧ください

2017秋県議会報告167号ウラ

兵庫県都市計画道路審議会  夢前川左岸線

 14日、兵庫県都市計画審議会が、兵庫県農業共済会館(神戸市中央区)で開催された。

 過去に都市計画決定されたものの、長期間にわたって事業着手されていない都市計画道路がこの間一斉に見直しされている。都市計画決定された用地は、3階建てや、鉄筋の建物が建てられないなどの用地制限が加えられる。最近の裁判判例では「事業着手されないまま、長期間にわたって用地に制限を掛けるのは不当」という旨の判例が確立されつつある。こういった裁判判例もあって、兵庫県では一斉に都市計画道路の見直しを進めている。

 以前、紹介した夢前川左岸線は昭和35年に都市計画決定されたものの、事業は途中で中断したままとなっている。人口減少や、夢前川右岸線が事業着手されるなど、社会構造の変化、代替路線の確保・事業化などによって夢前川左岸線の必要性が乏しくなっていることは理解できる。ただ、都市計画決定を変更するにあたって、住民への説明があまりにも不十分です・・。県は「事前に自治会に説明した」と言いますが、法的に義務付けられている住民説明会への出席者はわずか3名です。制限が掛けられていた土地所有者への説明さえもされていません。今日の審議会で「都市計画法第3条では、県の責務として住民への情報提供に努める、とある。八幡校区は約3500世帯ある、しかし住民説明会への参加者がわずか3名では県の責務を果たしたとは言えないのではないか。説明会の周知方法などの改善を求める」旨、意見を述べました。

 写真にある様に、夢前側左岸線は、2車線あり歩道も路肩も整備された立派な道路。しかし、今回の都市計画道路の変更によって、行き止まりから先は事業計画が廃止となります・・。

 

  都市計画道路整備プログラム ←クリック 

 「関係住民への説明会」というのが、事業計画を進める際に義務付けらることがよくある。「自治会長に説明した」「自治会長が説明会はいらないと言った」などとして、住民に全く事業計画の説明会がされない事が多々あり、トラブルの原因ともなっている。行政には「住民説明会」の在り方、周知方法等の丁寧な対応が必要です。

 

氷室山

 夢前町山富にある氷室池、香寺町須加院にある鍵ノ谷池はともに砂防・利水・治水の重要な役割を果たしている地域に欠かせないため池。二つのため池の源流にあるのが標高371mの氷室山。

 先日、両町をまたぐ氷室山に登った。登山道は地図にはありませんが、道は一応ある・・。コンパスと等高線のある地図をもって氷室山登頂。氷室山周辺は県立自然公園に指定され、近畿遊歩道も整備されている自然豊かな地域。ここに、夢前側では産廃処分場設置計画が、香寺から砥堀方面へは巨大な太陽光パネル設置計画が勧められている。双方とも住民は猛反対!!姫路市北部の豊かな自然を守るため住民の皆さんと力合わせて頑張ります!

 氷室山山頂。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夢前町山富にある氷室池。

 

 

 

 

 

 

 

 

 氷室神社

 

 

 

 

 

 

 

 

 香寺町須加院にある鍵ノ谷池

 

 

 

 

 

  

 

 

 兵庫県ため池条例にも指定されている鍵ノ谷池

 

 

 

 

 

 

 

姫路市産廃行政について

 13日、姫路市役所で市内産廃問題について市職員へ聞き取りor住民らと相談。

 ①宮ヶ谷処分場について → 約3年前に、姫路市より成臨興業に対し、2018年1月末までに、許可容量を上回る産業廃棄物の搬出命令が命じられましたが、未だ全く搬出されていないことを本日改めて確認。「成臨が財政的に厳しいからといって甘い対応は絶対に許されない。刑事告発は当然の事として、許可容量を上回る廃棄物は必ず撤去させること。この問題では、姫路市中の産廃業者が姫路市の対応を注目している。甘い対応は前例となって不法投棄を増やす事は明らか。厳正な対応を!!」と、求めました。

 ②書写ゴルフ場跡を活用しての産廃処分場設置計画について → その後、事業者は市役所に来ていなとのこと。事前協議も未だされていない。

 ③9月に産廃中間処理業の許可変更が認められた西御着産廃業者について → 西御着にある産廃中間処理業者に対し、9月から新たに排水汚泥など悪臭の伴う有機系廃棄物の処理が認められることになった。本日、住民の方にお話しを伺うと「さっそく吐き気のするような臭気が発生している」「役所の職員にも来てもらって臭気を確認してもらった」とのこと。この業者は平成17年から産廃中間処理業を西御着で営んでいますが、これまで姫路市から行政指導された件数は数えきれず・・。本日、それらの数えきれない行政指導について、指導後どういう改善がされたか、姫路市産廃政策室に確認したものの、産廃政策室自身が十分に把握していないことがわかった・・。姫路市に対し、これまでの行政指導や、廃掃法上の報告徴収について事業者がどのように対応し、どう改善されたのか時系列での報告を求めました。

 市役所への聞き取り後、今後について住民らと相談。「まずは、住民に知ってもらうこと」で一致。住民の皆さんと力合わせて頑張ります!!