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兵庫県都市計画道路審議会  夢前川左岸線

 14日、兵庫県都市計画審議会が、兵庫県農業共済会館(神戸市中央区)で開催された。

 過去に都市計画決定されたものの、長期間にわたって事業着手されていない都市計画道路がこの間一斉に見直しされている。都市計画決定された用地は、3階建てや、鉄筋の建物が建てられないなどの用地制限が加えられる。最近の裁判判例では「事業着手されないまま、長期間にわたって用地に制限を掛けるのは不当」という旨の判例が確立されつつある。こういった裁判判例もあって、兵庫県では一斉に都市計画道路の見直しを進めている。

 以前、紹介した夢前川左岸線は昭和35年に都市計画決定されたものの、事業は途中で中断したままとなっている。人口減少や、夢前川右岸線が事業着手されるなど、社会構造の変化、代替路線の確保・事業化などによって夢前川左岸線の必要性が乏しくなっていることは理解できる。ただ、都市計画決定を変更するにあたって、住民への説明があまりにも不十分です・・。県は「事前に自治会に説明した」と言いますが、法的に義務付けられている住民説明会への出席者はわずか3名です。制限が掛けられていた土地所有者への説明さえもされていません。今日の審議会で「都市計画法第3条では、県の責務として住民への情報提供に努める、とある。八幡校区は約3500世帯ある、しかし住民説明会への参加者がわずか3名では県の責務を果たしたとは言えないのではないか。説明会の周知方法などの改善を求める」旨、意見を述べました。

 写真にある様に、夢前側左岸線は、2車線あり歩道も路肩も整備された立派な道路。しかし、今回の都市計画道路の変更によって、行き止まりから先は事業計画が廃止となります・・。

 

  都市計画道路整備プログラム ←クリック 

 「関係住民への説明会」というのが、事業計画を進める際に義務付けらることがよくある。「自治会長に説明した」「自治会長が説明会はいらないと言った」などとして、住民に全く事業計画の説明会がされない事が多々あり、トラブルの原因ともなっている。行政には「住民説明会」の在り方、周知方法等の丁寧な対応が必要です。

 

氷室山

 夢前町山富にある氷室池、香寺町須加院にある鍵ノ谷池はともに砂防・利水・治水の重要な役割を果たしている地域に欠かせないため池。二つのため池の源流にあるのが標高371mの氷室山。

 先日、両町をまたぐ氷室山に登った。登山道は地図にはありませんが、道は一応ある・・。コンパスと等高線のある地図をもって氷室山登頂。氷室山周辺は県立自然公園に指定され、近畿遊歩道も整備されている自然豊かな地域。ここに、夢前側では産廃処分場設置計画が、香寺から砥堀方面へは巨大な太陽光パネル設置計画が勧められている。双方とも住民は猛反対!!姫路市北部の豊かな自然を守るため住民の皆さんと力合わせて頑張ります!

 氷室山山頂。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夢前町山富にある氷室池。

 

 

 

 

 

 

 

 

 氷室神社

 

 

 

 

 

 

 

 

 香寺町須加院にある鍵ノ谷池

 

 

 

 

 

  

 

 

 兵庫県ため池条例にも指定されている鍵ノ谷池

 

 

 

 

 

 

 

姫路市産廃行政について

 13日、姫路市役所で市内産廃問題について市職員へ聞き取りor住民らと相談。

 ①宮ヶ谷処分場について → 約3年前に、姫路市より成臨興業に対し、2018年1月末までに、許可容量を上回る産業廃棄物の搬出命令が命じられましたが、未だ全く搬出されていないことを本日改めて確認。「成臨が財政的に厳しいからといって甘い対応は絶対に許されない。刑事告発は当然の事として、許可容量を上回る廃棄物は必ず撤去させること。この問題では、姫路市中の産廃業者が姫路市の対応を注目している。甘い対応は前例となって不法投棄を増やす事は明らか。厳正な対応を!!」と、求めました。

 ②書写ゴルフ場跡を活用しての産廃処分場設置計画について → その後、事業者は市役所に来ていなとのこと。事前協議も未だされていない。

 ③9月に産廃中間処理業の許可変更が認められた西御着産廃業者について → 西御着にある産廃中間処理業者に対し、9月から新たに排水汚泥など悪臭の伴う有機系廃棄物の処理が認められることになった。本日、住民の方にお話しを伺うと「さっそく吐き気のするような臭気が発生している」「役所の職員にも来てもらって臭気を確認してもらった」とのこと。この業者は平成17年から産廃中間処理業を西御着で営んでいますが、これまで姫路市から行政指導された件数は数えきれず・・。本日、それらの数えきれない行政指導について、指導後どういう改善がされたか、姫路市産廃政策室に確認したものの、産廃政策室自身が十分に把握していないことがわかった・・。姫路市に対し、これまでの行政指導や、廃掃法上の報告徴収について事業者がどのように対応し、どう改善されたのか時系列での報告を求めました。

 市役所への聞き取り後、今後について住民らと相談。「まずは、住民に知ってもらうこと」で一致。住民の皆さんと力合わせて頑張ります!!

宮崎・鹿児島へ、農政環境常任委員会視察

 7~9日、農政環境常任委員会の管外視察で宮崎・鹿児島県内の農林水産施設・事業8か所を視察。

 とりわけ印象に残ったのが、創業大正5年、宮崎県都城市にある「霧島酒造㈱」視察。霧島酒造では1日350トンのさつまいもを使って本格芋焼酎を創っているとのこと。さつまいもは地元の2000世帯の農家と契約し、100%南九州産。担当者の方は「都城市は人口が減っていません。第一次産業が元気な所は人口が減らないのではないでしょうか」とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 人口15万人程度の地方都市で人口が減っていない街というのは珍しいと思う。都城市では、地域にある第一次産業と、地域に根を張った第二次産業が結びつき、地域に活気がある。兵庫では高速道路で観光客を呼び込み、上限のない補助金をぶら下げ大企業を呼び込むという「呼び込み型」の地方創生を勧めている。「呼び込み型」の地方創生は、各地で破たん済が明らかになっている。明日は、知事ら幹部との予算要望懇談会。地域創生についてもしっかり提案します!!

 エールを込めて帰宅時に「黒霧島」購入・・。

 

 9日快晴。鹿児島県議会棟から桜島

住民とスクラム組んで頑張ります!!

 2日、姫路市役所で住民の皆さんも交えて調査活動。

 ①14日に兵庫県都市計画道路審議会に議案として提案される都市計画道路(夢前川左岸線)、(城北線)等の変更について聞き取り②御着駅北側の浸水対策について③西御着の産廃処分場施設について④播磨空港計画予定地跡で計画されている170haにも及ぶ超巨大太陽光パネル設置計画について等々・・

 ①については、都市計画道路の変更にあたっては住民説明会が義務づけられている。住民説明会の参加者数や住民から出された意見を資料請求。②については、担当課から下水管の図面を見せて頂きました。御着駅北側は時間雨量49mm以上の降雨があった場合には排水能力に欠ける地域である事を確認。御着駅北側の姫路市下水道計画では「下水管の径を大きくする」「下水管をバイパス方式にして雨水を分散させる」等の対策・計画はつくられているものの、予算の都合上、施工時期は未定とのこと・・。③については、姫路市に情報公開請求していた事業者への行政指導実績が開示されました。開示された枚数は何と約1300枚・・。姫路市が行政指導している最中であるにもかかわらず、姫路市が変更許可を認めていた事も明らかになりました。④については、広範囲にわたる林地開発によって、治水や土砂崩れ等々の不安が広がっており地元は猛反対とのこと。

 課題は山積ですが、住民の皆さん、市議団としっかりスクラム組んで知恵と力を尽くして住民要求実現のため頑張ります!!

 1300枚にもなる西御着産廃事業者への行政指導文章。

安倍9条改憲NO!全国3000万署名スタート!

 29日午前、姫路港ふれあいフェスティバルが台風のため中止となり、西播地域ユニオン労組総会に出席。兵庫12区の候補者であり、ユニオンの組合員でもある堀ゆずるさんからは総選挙のお礼のご挨拶。堀ゆずるさんは前回比約5000票増の19756票、得票率12.64を獲得しました。これは得票数、率ともに過去最高です。ただ、全国的にもそうてあったように12区でも比例では大幅な後退となりました・・。野党共闘を発展させながら、どんな組み合わせになろうとも共産党の議席を増やせる自力をつけることが今後の大きな課題です。

 

 

 

 

 

 

  

 午後からは、日本共産党安室後援会主催の県会・市会報告会へ。私から県会報告、谷川市議から市会報告をさせて頂き、その後、県立大学名誉教授の松本滋先生から「日本国憲法について」講演がありました。松本先生は「安倍さんのことだから”憲法改定を行ってから国民に丁寧に説明する”・・。とも言いかねない・・笑。こちらも今から勉強し、憲法改定発議に備えなけれなならない」旨の講演がされました。西播磨からも安倍改憲を許さない一致点での運動を大きく広げていかなければなりません。

 総選挙後の「安倍9条改憲NO!」の新たな取り組みが全国 統一3000万署名です。西播磨でも11月23日にスタート集会が開催されます。多くの皆さんのご参加をお待ちしています!