平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
20日、神戸地裁姫路支部で夢前町の自然を愛する会会長と日本共産党姫路市議団を被告とする名誉毀損裁判が開かれました。前回の裁判で、我々被告側は、原告側(成臨興業㈱「代表 岩田孝成」と同社前代表 岩田慎也氏)に対して展開検査日報の提出を求めていました。これに対し、原告側代理人弁護士らは、「展開検査日報を破棄してしまった」と述べ、次回の裁判日までに展開検査日報を破棄した経緯を原告らに確認し陳述書として提出すると裁判官に述べていました。しかし、今日の裁判では展開検査日報が破棄された経緯についての陳述書は提出されませんでした。次回の裁判日までに展開検査日報が破棄された経緯についての陳述書を再度求めました。
安定型最終処分場では、展開検査は最も大事な作業の一つです。というのも、安定型処分場というのは素掘りの穴に直接廃棄物を埋め立て、排水処理をしないまま処分場からの浸透水は直接に河川に放流されるという施設構造になっています。ですから安定型廃棄物以外の廃棄物が処分場内に混入・安定品目に付着していた場合などは厳密な展開検査によって分別しなければなりません。安定型処分場で展開検査をしなければ環境への影響は計り知れません。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、展開検査日報について「3年間備え置かなければならない」となっており、これに違反した場合には維持管理記録及び閲覧義務違反となり30万円以下の罰金刑となり産廃処理業の取消し処分である「欠格要件」に該当します。産廃処理業許可権者である姫路市にもこの事実は伝えてあります。姫路市は違法行為については、法にもとづき直ちに刑事告発を行い、刑が確定した場合には速やかに産廃処理業の取消し処分を行うべきです。
今日は約30人もの傍聴者で満席となり全ての傍聴者が入室できませんでした。心強い限りですありがとうございました。次回はより広い別室での裁判を裁判官に求めます。多くの傍聴をお待ちしています。写真は裁判終了後に裁判の解説をして下さっている我々被告側の弁護団です。(姫路総合法律事務所・正面左から竹嶋・園田・石塚・前田の各弁護士)
四国にある西日本最高峰の石鎚山(1982m)から笹ヶ峰(1856m)を縦走しました。通常は3泊4日のコースなのですが、1日目は8時間、2日目は9時間、3日目は4時間を歩き、2泊3日の行程で縦走しました。スタート地点の山頂成就駅からゴールになる下津池バス停までの総延長歩行距離は40km以上にもなり、四国では屈指の大縦走コース。眼下には海と山の大パノラマが広がります。
1日目、天狗岳山頂。 左奥にかすんで見えるのが笹ヶ峰です。ここから笹ヶ峰を目指します。
天狗岳から東側は難所の岩場が続きます。
天狗岳に沈む夕日。伊吹山より
2日目。伊予富士を通過したあたりから積乱雲が広がり始めました。四国では長らくまとまった雨がなく沢の水が枯れており、給水に苦労しました。結局この日も雨は降らず。
夜の気温は18℃。テントの中は寝袋に入ってちょうどいい位。
3日目。ゴール地点となる下津池バス停についたものの1日4本のバスしか走っておらず2時間まち。付近の川で行水をしながら体を洗いました。冷たい川の水は、汗まみれの乾いて疲れた体には最高に気持ちいい。きつい縦走でしたが、山はきつければきついほどいい。もちろん装備と体力は万全で望んでいるつもりです。またどこかいい山を見つけ登りたい。
8月8日。兵庫県議会政務調査会が開催されました。日本共産党の杉本ちさと県議は、限られた短い時間ですが警察本部生活環境課へ質疑を行いました。生活環境課は、成臨興業㈱が書類送検された事について「いろいろと調査をしている段階で、捜査は終結していません」と答弁しています。成臨興業㈱が書類送検された「山特金属くず事件」はほんの氷山の一角です。廃棄物行政、廃棄物事業への信頼回復のためにもこれまでの重大な違法行為が誰の指示によって行われたのか等、違法行為の全容解明が警察には求められます。
兵庫県議会政務調査会 警察本部 2013.8.8
産廃について成臨興業に対する捜査について(テープ起こし)
杉本県議→ 今年6月29日新聞報道 成臨興業と山陽特殊製鋼 2社と役員2名不法投棄で書類送検した。 もう少し詳しく教えてもらえませんか
三串生活環境課長→ 書類送検しました。 鉄が含まれているかどうかで、見た目で鉄が入っていること、双方とも認めています。 あと、いろいろと調査をしている段階で、捜査は終結していません。捨てられた場所、検証を、掘り起しとかまだ継続中で、まだ全部が終わったということではございません。
杉本県議→ 加西市の不法投棄 平成17年から20年にかけて、青野ヶ原の自衛隊の駐屯地の前に、私も行ってみてきましたが、成臨ともう1社によって不法投棄がされている、兵庫県環境整備課にデーターがあります。 そこには鉄くずがはっきりと捨てられているのですが、警察は、ご承知でしょうか。
三串生活環境課長→ 操作の関係で、どういった状況かとかは、 県の方とも連携しています。 うちの生活環境課から出向していますので、そことよく連携していますので、捜査のことは控えさせていただきたいと思います。
杉本県議→ 産廃の違法行為が繰り返しおこなわれていることが、地域の住民の安全と環境を脅かしていくということにつながっています。 夢前町に産廃処分場建設計画がもちあがっているのですが、夢前川はサンショウウオが棲息するなどきれいな川で、夢前町住民は大変心配をされています。 事業をやろうとしている事業者が繰り返し不法投棄をあちこちでやられている。 取り締まりがされていない。 違法行為ははっきりしているのに、行政処分がされない実態があります。 そのなかで、警察の果たす役割が極めて重要と思っています。 県全体で不法投棄に関する事案はどれくらいあるか。
三串生活環境課長→ 以前は大型に組織的にあった。県外からもあって問題になり、法規制が厳しくなって、大きな産業廃棄物不法投棄は減ったというのが現状です。今年6月末で、36件検挙しています。 前年に対して38%増加している。プラス10件。 不法投棄と野外焼却があり、不法投棄は6件、野外焼却27件、 野外焼却が増えています。 このあいだ、解体した家屋を、解体業者がすてており検挙しました。 ブローカーがなかに入ってきている。ブローカーはブローカーとして最終的には処理代をおしんで不法投棄をする。 繰り返しているということがありましたら、我々と県と行政と連携しまして、継続的な取り締まりをやっております。
杉本県議→ 取り締まりを強化されていて、件数も増えているということですが、住民の不安、環境への影響は、不法投棄を繰り返しやっている事業者が温存されることによって、さらに深刻になっていきます。 私たちはそれを目の当たりにしています。キチンとした取り締まりで、こういったことが2度とおこらないようにやっていただきたいと要望します。
12日。日本共産党姫路市議団は7月21日投開票で行われた参議員選挙、県知事選挙で、姫路市内の無効票が10%を上回った事について姫路市選挙管理委員会に、以下2点について申し入れを行いました。(要約)
①県内他都市平均の無効票が3~5%に対し、姫路市の無効票は22,604票、10%を超えている。厳格な調査を行い、その原因を明らかにすること
②選挙の種別ごとに投票用紙の配布を行い、混同が生じないないよう配慮すること
今回、兵庫県では、県知事選挙、参院選挙区選挙、参院比例選挙の3種類の選挙、投票が行われました。兵庫県選挙管理委員会の通達では、投票所での投票用紙交付方法は選挙種別ごとに交付する事を各自治体に通知しています。しかし姫路市では、期日前投票では3枚の投票用紙を同時配布、選挙中の投票では県知事選挙投票用紙を配布し、その後、参院選挙の選挙区投票用紙と比例投票用紙を2枚同時に配布しています。
本日の申し入れで市選管は、投票用紙の同時配布が無効票が増えた原因である事を認め、次回の選挙からは選挙種別ごとに投票用紙を渡すことができるように人員、設備面で最善を尽くす事を表明しました。
選挙は民主主義の根幹であり、10%以上もの無効票が出る事は異常事態です。姫路市選管には一刻も早い対応が求められます。
無効票の22,000票の内訳。
候補者と違う名前で投票→10,400
白票→ 7,200
何ら関係ない事を記載→ 4,000
○や×などの記号記載→ 700
「本当の最大野党は共産党だ」山本太郎参院議員
■山本太郎参院議員
「志位和夫共産党委員長の講演をぜひ聴いてみようと思いまして。
会場がいっぱいでモニター・ルームで見てました。…
お話はすごく分かりやすく、シンプルだった。
この切り捨てに関する世の中を変えていこうというスタンスは自分と同じなんだな、と思いました。
広くつながっていかないと(政治を)変えていけない。
その中で共産党は大きな力を持つだろう。
本当の意味での野党の最大勢力は共産党だ。
日本維新の会やみんなの党は自民党の補完勢力でしかない。
反対勢力が一つになることが必要だなと、志位委員長のお話を聞いてより強く思いました。」
(共産党創立91周年記念講演の会場で記者団に)
(08/10 19:07)
日本共産党は今年の7月で党創立91周年を迎えました。志位和夫委員長が東京青年会館で記念講演を行います。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
日時 8月10日(土)午後2時より
場所 JR姫路駅南側 じばさんビル9階。 東京と姫路を結ぶライブ中継です。