地域防災視察

6日、7日、地域防災特別委員会の視察で熊本市、北九州市へお伺いしました。東日本大震災後、姫路市含め各自治体では地域防災計画の見直しを行っており各地の進んだ取り組みを勉強させて頂きました。姫路市でもコンビナート地帯の液状化、要支援者台帳、情報伝達手段など姫路市地域防災計画では一定まとめられている様に報告がされていますが、私なりに不十分だと感じている点が多々あります。今回の視察で学んだ事もも踏まえ、議会でも多いに議論をしていきたいと思います。

写真はJR小倉駅から見た駅周辺。私の父の実家は北九州市小倉北区にあり、小さい頃はよく小倉駅を利用して父の実家へ里帰りをしていました。当時は小倉駅から路面電車を利用して「富野駅」まで帰省していましたが、今では路面電車も廃線となり小倉駅周辺も随分と様変わりし、当時を思い出すような光景は駅前にはありません。

赤穂市・高野産廃最終処分場建設計画「報告遅い」と議会がら批判続出

赤穂市で3箇所目となる産廃最終処分場建設計画が最終段階の手続きを迎えています。赤穂市議会には5日に初めて報告がされましたが、既に手続きは最終段階に入っており議会からは「報告が遅い」と批判が続出しています。(6日付神戸新聞)姫路市夢前町での産廃最終処分場建設計画では、下記記事にある「縦覧」が終わっても姫路市当局からの議会への報告はなく、議会からも批判の声すら挙がりませんでした。姫路市が掲げる基本目標である「参画と協働の街づくり」の掛け声も虚しく聞こえ、市民目線で姫路市政を監視するという姫路市議会のチェック機関としての自覚の欠如も感じます。

 

税金を払わない巨大企業

先日、「しんぶん赤旗」紙面で紹介されていた書籍を購入しました。タイトルは「税金を払わない巨大企業」著者は元国税庁大蔵事務次官の富岡幸雄氏。政府は「日本の法人税は海外と比較して高すぎる、企業が海外へ逃げていく」として、現在の法人実効税率35%を20%台まで引き下げる事を閣議決定しています。この間の市民との対話の中でも「法人税を下げないと企業が海外に逃げていく」と、政府の宣伝が国民の中にも一定浸透しています。しかし、日本には様々な巨大企業優遇制度があり、日本の法人税は海外と比較しても決して実行税負担率は高くありません。サブタイトルにもある様にソフトバンクは単体純利益788億円に対して支払った税額はわずか500万円、実行税負担率は0.006%です。消費税10%への増税が議論されていますが、その前に資力のあるところに負担を求める事こそが本来の税の応能負担の大原則ではないでしょうか。

 

高遠菜穂子さん講演会

2日、高遠菜穂子さんの講演が姫路弁護士会館で開催されました。

現在、高遠さんは混乱するイラク情勢の中で医療・難民支援などを行っています。日本ではあまりにもイラク情勢の情報が少ない事などを指摘し、現地での生々しい経験を写真や動画などを使って報告されました。深刻化するシーア派とスンニ派の対立、そこにイスラム国なるものも出現し、現在イラク情勢は泥沼化しています。もともとは、シーア派とスンニ派に対立はなく両派の男女が夫婦である場合も決して珍しい事ではなかったと高遠さんは言います。2003年のアメリカによる軍事介入が現在のイラク情勢の泥沼化を招いた事は誰もが認める所だと思います。しかし、今はイスラム国から大量殺戮などの虐待を受けているイラク国民側から、アメリカの軍事介入による救済を求める声もあると高遠さんは言います。また、高遠さんは、かつては日本は憲法9条があるため武力行使はしないという事がイラク国内でも浸透し医療支援などがスムーズにでき、日本人には一定の信頼があった。しかし、自衛隊のイラク派兵によって、日本もアメリカと同列視されつつある向きがある事も報告されました。各国ではイラク戦争の検証がされていますが、日本では未だされていません。泥沼化するイラク情勢に日本が何をすべきかを考えさせられる講演でした。

講演会場で「イラク戦争を検証するための20の論点」という書籍を買いました。この中で「他国の政治体制を武力で変える事を見直したい」という印象に残った寄稿があったのでご紹介します。

 

英賀保校区生涯現役の集い

3日、英賀保校区「生涯現役の集い」が英賀保小体育館で開催され来賓としてご招待して頂きました。英賀保では敬老の日に敬老会を行うのではなく、日を改め高齢者も生涯現役という事で「生涯現役の集い」と言う形式で行われます。先日、訪問先の対話の中で相手方を「おばあさん」と呼んだところ、後で同行していた党員から「おばあさんと呼ぶのは失礼や」と叱られました・・。私の祖母は今年でなんと104歳になり、玄孫までいます。ちなみに私は小さい頃から祖母の事を「おばば」と呼んでおり、恥ずかしながら今でも「おばば」と呼んでいます・・。勿論、身内の呼び方と、議員としてでは立場は全く異なりますが、玄関先の対話の中で「おばあさん」と呼ぶのはそんなに失礼なものですか・・?私は親しみを込めたつもりなのですが・・・。男性を「ご主人」女性を「奥さん」と呼ぶと、進歩的な方からは、男は「主」で女は「奥」か、と言われ・・。やはり名字で呼ぶべきなのか?いやいや・・これもさらに進歩的な方の中には夫婦別姓という考え方もあります。私の無学からの悩みですが、皆さんどうお考えでしょうか?ご意見・ご指導お待ちしています。

飾磨西中吹奏楽部の演奏でオープニング

 

赤穂市で3箇所目の産廃最終処分場建設計画

赤穂市で福浦、西有年地区に続き高野地区でも産廃処分場施設設置計画が進められている事を赤穂新聞が報道しました。今回明らかとなった高野地区での産廃施設建設計画では、一部の関係住民と市長だけで着々と計画が進められ、多くの市民や、これだけ福浦地区などの産廃建設反対運動が広がっている中において議会にさえ報告されず、既に手続きは最終段階に入っているとの事です。1箇所処分場を認めてしまえば次々と周辺に処分場が建設されるというのが全国的な傾向としてあり、産廃事業者は許認可権者である県や市の姿勢、議会の態度や住民運動なども熟知した上で立地場所を選定している様に思えます。詳しくは赤穂新聞