西播磨市長会創立30周年記念講演会

6日午前、姫路市民会館で西播磨市長会創立30周年記念講演会が行われました。講演タイトルは「人口減少社会における姫路市発の地方中枢都市への期待」と題して、元総務大臣の増田寛也氏がお話されました。地方中枢拠点都市とは、都市中心部の魅力を高め人口流出を抑え、同時に姫路市周辺の8市8町が連携し都市機能や居住機能を都市の中心部等に誘導し、公共交通ネットワークを再構築する事によって中心部以外の人も中心部に集積された都市機能を利用できるようにするというものです。

人口減少社会が本格的にはじまり、播磨8市8町でも、このままの出生率でいけば2040年には現在の人口132万人から103万人へ、姫路市でも53万人から44万人へと大幅に人口が減少する事が推測されています。今後、地方中枢拠点都市圏域では、公共施設等が老朽化を迎える中、人口が減少する小規模都市の公共施設等を都市の中心部に集約する事なども提案される模様です。国が年内にも地方中枢拠点都市構想への長期ビジョンや概要整備を発表します。私個人の感想として、国の概要整備などが具体的に示されない現時点で、どのように考えていいのかわからないというのが率直な感想です。

夕方は毎月6日に姫路駅前で行われてる「戦争する国づくりを許すな」姫路共同行動に参加しました。ビラ配布中に高齢の女性がビラを取りに来られ「戦争は絶対にあかん。戦争で私の青春は無茶苦茶にされたわ・・。頑張ってね」と。7月1日に集団的自衛権行使容認は閣議決定されましたが、自衛隊が海外で武力行使をするには十数本の具体的法整備が必要です。安倍自公政権は来年のいっせい地方選挙後に法整備の国会議論を始めるとしています。自民・公明はいっせい地方選挙では集団的自衛権行使容認を隠して選挙をするという事です。卑怯なことです・・。いずれにしても、「戦争する国づくりを許すな」「閣議決定撤回」を求める共同行動は息の長い運動になります。今日は宣伝行動の後、今後の運動方針などの話し合いの場が持たれました。引き続き共同行動の輪を大きく広げ平和憲法を守り生かすため力を尽くします。

姫路市議会報告ができました

6月議会の日本共産党姫路市議会報告ができました。青字部分をクリックしてご覧下さい。

2014年第2回姫路市議会定例会報告

子ども医療費無料化を求めるパレードin姫路

27日、子ども医療費無料化を求めるパレードが姫路大手前公園から姫路駅まで行われました。7月7日に続いて2回目のパレードです。ご存知の通り、兵庫県内41市町の内、24市町で中学3年生までの子ども医療費無料化を市町独自の予算で行っています(所得制限有)。非正規雇用が若い子育て世代に広がる中、就学援助率、子ども貧困率は過去最高となっており、親の経済的事情によって子ども達が必要な医療を受けられない状況が広がっています。このような状況のもと市町独自予算で中学3年生までの子ども医療費無料化を実施する自治体が広がっています。西播地域の自治体で見ると平成24年度決算で、一般会計に占める子ども医療費助成率は、相生市では0.52%、たつの市0.6%、赤穂市0・6%、福崎町0.65%を支出し中学3年生までの子ども医療費無料化を実施しています。残念ながら姫路市では0.11%しか支出しておらず医療費無料化は入院のみに留まっています。子育て世代で貧困が広がる中、親の経済的事情で子ども達が必要な医療を受ける事ができないという事があってはなりません。「姫路市でも近隣市町並みに子ども医療費無料化を」と、子育て世代の声が広がっています。

みゆき通りをパレード。子どもが手にする子供用の小さい垂れ幕が通行者の笑いを誘います・・

 

署名も集めて姫路市へ提出します。

夢前町 臨済寺

22日、午前、相談者が事務所に来られました。障害者手帳1級をお持ちの方で、「これまでは通院費の窓口負担が600円だったのに、今は一旦医療費を全額支払ってから、600円との差額分を請求しなければ返還されない。なぜでしょう?」というもの。私もなぜかわかりません・・。社会保障制度は毎年のように改悪がされているので、恐らく制度変更によるものなのか・・・と思いながらもいい加減な事は言えないので、そのまま車で市役所に行ってみました。市役所で職員に伺うと、なるほど納得できました。中身については長くなるので省略します・・。障害をお持ちの方は特別に75歳以下であっても後期高齢者医療保険に加入する事が出来ます。現在、相談者は国民健康保険に加入しているのですが、市役所でどちらの保険料のほうが低額になるかを試算して頂きました。試算の結果、後期高齢者医療保険に加入した方が、相談者の場合は低額になる事がわかり、後期高齢者医療保険へと移行しました。その後、福祉課で手続きを済ませて終了。窓口負担も従来通りの600円負担となり、保険料も随分と低額になりました。相談者の方にも大変喜ばれました。私自身、解ったふりをせず市役所にしっかり問い合わせをして良かったと思わず胸をなで下ろしました。私の経験としてですが、相談者の方は市会議員はなんでも知っていると思い込んで相談に来られる方が多いのですが、とんでもありません・・。市役所職員は毎年の様に変わる複雑な制度を熟知しているまさにプロフェッショナルです。今日は、私自身「わかったふりをせず、わからない事は職員にしっかり問い合わせをする」という、いい教訓になりました。職員の方にも丁寧に対応して頂きました。ありがとうございました。ただ、今回の制度を上手に活かすのは障害をお持ちの高齢者の方には少し難解です。ペースメーカーを入れられている方なので窓口3箇所の移動にも息を切らしながらの移動でした・・。こういった難解な制度を、市民にわかりやすく利用して頂くよう市に提案していく事こそ議員の仕事であると、改めて今日は感じました。

午後、夢前町新庄を「市議団ニュース」を持って訪問。新庄の北部を突き当たりまで行くと、途中もみじのトンネルを抜け臨済寺というお寺に到着。後でネットで調べてみると夢前七福神の5番目の札所という事。初めてお伺いしましたが、驚くほど綺麗に手入れされている庭が印象的で、ホッと落ち着く山寺です。庭の整備をされていた81歳にはとても見えないお婆さんが対応して下さり、お寺の事について椅子に腰を掛けじっくりお話し下さいました。「秋の紅葉の時期にもう一度来て下さい」との事、是非お伺いします。

夢前町臨済寺

 

党兵庫県地方議員・候補者研修会

18、19日の2日間、たつの市しんぐ荘で党兵庫県地方議員・候補者研修会が開催されました。18日は、全体会として松田県委員長から情勢報告、金子党中央委員会自治体局次長からは「暴走する安倍自公政権のもとでの党地方議員の役割」などを主題に講演がされ、参加した地方議員、候補者からもそれぞれの地域からの取り組みなどが報告されました。

たつの市志んぐ荘

19日は、分科会方式で学習会が開催され、私は、中小企業の街、東大阪市で取り組まれている中小企業振興策の分科会に参加しました。印象的だったのは、徹底した現場調査・アンケート調査によって、まずは中小業者の実態をしっかり把握するところを党議員団の施策提案の出発点としている所です。党東大阪市議団は、自治体労働者、民商、地元商工会、自治体問題研究所等と共同の作業で徹底的に地元中小業者の実態を把握し、180ページにもなる1冊の冊子にまとめています。東大阪市が行った調査をはるかに上回る詳細な調査を冊子にまとめています。東大阪市のみならず姫路市でも、中小業者の実態は大変深刻です。現場の生の声、実態を把握する事は施策提案には欠かせません。党東大阪市議団の取り組みも参考にしながら、姫路市でも現場の中小業者の声を市政に反映できるよう取り組みを進めていきたいと思います。

党東大阪市議団らが行った調査報告書

 

子ども医療費無料化パレード 第2弾 7月27日(日)姫路大手前公園

子ども医療費無料化を求めるパレードが、7月27日(日)午前10時30分~大手前公園を起点に行われます。姫路市近隣市町の多くが子ども医療費無料化を市町独自予算で行っています。今年度より姫路市では、子育て世代の粘り強い運動に応え、入院についてのみ子ども医療費無料化(所得制限有)を実施しました。県内の多くの自治体では通院についても子ども医療費無料化を既に実施しています。先日、新聞報道でもありましたが、非正規雇用の拡大によって若い世代での貧困率が過去最高になっています。親の経済的事情によって子ども達が必要な医療を受けられない様な事があってはなりません。7月7日に続いて27日にも子ども医療費無料化を求めるパレードが行われます。大きな運動の力で近隣他都市並みに姫路市でも子ども医療費無料化を求めましょう。

7月7日七夕の日、みゆき通りをパレード