第36回憲法を守るはりま集会

6日、姫路文化センターで「第36回憲法を守るはりま集会」が開催されました。はりま憲法集会は1979年から毎年開催されていますが、今日ほど憲法9条をめぐる攻防が緊迫した局面はかつてなかったのではないでしょうか。安倍首相は集団的自衛権行使容認に向け、今夏までの閣議決定を目指しています。集団的自衛権の行使とは、日本が武力攻撃を受けていないのに、他国のために武力行使をする事です。これを容認すれば「海外での武力行使」を不可能としてきた憲法上の歯止めをなくす事になってしまいます。安倍首相はこれを憲法解釈の変更によって閣議決定しようとしています。こうした安倍首相の暴走に対しては世論はもとより、むしろ保守の論客から「邪道だ」との声が広がっています。今日の石川先生の講演でも「集団的自衛権行使容認を認めず、憲法9条を守り生かす世論と運動を急速に広げていこう」と呼びかけがされました。憲法は国民を縛るものではなく、時の権力の暴走を防ぐ国家権力を縛るものです。憲法13条には「国民の自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とあります。国民の不断の努力があってこそ、憲法が保障する基本的人権、平和主義、自由と民主主義は守られるのです。今こそ国民が声を上げるときです。

西播労連議長の開会挨拶でスタート。

「はりま希望の合唱団」の皆さんによる合唱。

安倍政権の暴走に対し危機感を抱いた若手弁護士で結成された「明日の自由を守る若手弁護士の会」によるコミカル憲法寸劇も行われました。

最後は、神戸女学院大学教授・石川康宏教授による講演。「安倍首相は憲法9条改正が世論の反対によってできないと判断し、解釈改憲で集団的自衛権行使を可能にしようとしている。集団的自衛権行使容認を認めない世論と運動をさらに広げよう」と呼びかけました。

石川教授のスライドより。昨年より9条改正反対が増えています。

憲法集会後、毎月6日に行われている姫路駅プリエ前秘密保護法廃止宣伝行動に参加。「明日の自由を守る若手弁護士の会」の皆さんもマイクを握って次々と訴えられました。憲法集会直後の宣伝であったために約50人参加の賑やかな秘密保護法廃止宣伝となりました。

 

氷ノ山へ

4日、5日の連休で新緑の氷ノ山へ。もう少し遠出も計画していたのですが、まとまった連休が取れず、GWの高速渋滞も考えれば近場で人も少ない氷ノ山に決定。氷ノ山は、登山口が鳥取県若桜町、兵庫県養父市、波賀町と、大きく分けて3つの登山ルートがあります。今回は29号線を北上し引原ダムをさらに北上した所に「やまめ茶屋」という料理屋がありますが、ここから林道を4~5km登った波賀町方面からの登山ルートとなる坂の谷登山口から登りました。

坂の谷コースは尾根筋に美しいブナ林が続きます。氷ノ山の新緑はもう少し先といった感じ。

残雪と芽吹く寸前の赤い新芽。

三の丸展望台から氷ノ山山頂を望む。この時期は笹が覆い茂っていますが、真冬は一面銀盤となります。新しく開通した北近畿豊岡自動車道の氷ノ山・八鹿IC降り口付近から真冬の天気のいい日には、真っ白な銀盤の氷ノ山が見えます。それがこの広い尾根筋です。

夕方、氷ノ山山頂から夢前町雪彦山方面を撮影しましたが、全くわかりません・・。真冬の雪彦山(鉾立山)からは、一際目立つ真っ白な氷ノ山がくっきりと見えます。

良かったのはここまでで、翌日未明頃から土砂降りの雨。山頂はガスに覆われ視界50m程度に・・。

真冬は氷ノ山名物として有名な樹氷のモンスターと化す木々

下山後、山崎町にある「よい温泉」に入り帰路へ。帰ってからは雨でドロドロになったテント類洗い・・。天気予報で雨とわかっていながら行くくらいですから、雨の登山も嫌いではありませんが、登山道具は泥まみれ。明日は汗ばむ様な天気との事、登山道具が良く乾きそう。明日は姫路憲法集会です。

大脇市議地域で党員決起集会

3日、来春のいっせい地方選挙に向け、網干の大脇市議事務所で党員決起集会。冒頭、太田西播地区委員長より情勢報告。その後、杉本県議からは、これまでのお礼と来春の県議選で私との新旧交代のお願い、県政報告がされました。杉本県議は、涙で声を詰まらせながらのお礼のご挨拶でした。杉本県議が泣いているのを見るのは初めて・・私も胸が熱くなりました。私からは県議選に向けての決意表明をさせて頂きました。

その後、ご存知の通り泣きの名手と言われている大脇市議からは恒例の泣きを入れてのご挨拶・・。大脇市議はいつも気が付いたら泣いています。「大脇さんここ泣くところ違いますよ」と、いつも私が突っ込み役・・。私の大先輩でもある藤本洋前市議からは「君も大脇さんに泣き方を教えてもらいなさい」と、以前にアドバイスを受けた事があります・・笑。というのは冗談で、大脇市議は本当に心優しい人なんです。私の大先輩にあたる杉本県議、大脇市議、藤本前市議と、私の周りは温かい素晴らしい人ばかりで、本当に心から尊敬しています。私がいつまで議員をさせて頂けるかは解りませんが、私が先輩方から受けた沢山の温かいご指導は、私の次の世代にも先輩方への恩返しの意味も込めて必ず引き継ぎたいといつも思っています。湿っぽいブログになってしまいました。決起集会の最後は、いっせい地方選挙に向けてがんばろー!!で元気に締めくくりました。

第85回西播地域メーデー

1日、第85回西播地域メーデーが姫路城北側にあるシロトピア公園で開催されました。労働者派遣法改悪、残業代ゼロ法案、憲法9条の解釈改憲、原発推進、秘密保護法、TPPなど、あらゆる分野において、国民の利益にそむく安倍政権の暴走が進められている中でのメーデでした。舞台では、日本トムソン労組、建交労などの労働者の闘いが報告され、エコパーク網干爆発事故の被害者の会からの訴え、夢前町産廃反対運動では住民からメッセージが寄せられ読み上げられました。私は、日本共産党を代表してご挨拶させて頂き、自民党政治と正面から対決し、政党として具体的提案も示しながら国民との共同の力で安倍政権の暴走を止めるために力を尽くす決意を表明させて頂きました。

補修が終わり、足場の解体が進められ姫路城天守閣が顔をのぞかせる中でのメーデー。

NHK大河ドラマ軍師官兵衛の着ぐるみも登場。

〇Χクイズでは最後の6人まで残り商品ゲット!!

最後は「派遣法改悪反対!」「賃金上げろ!」などシュプレヒコールで姫路駅まで元気にデモ行進。

  

赤穂産廃処分場建設計画・第三者委員会のメンバーが発表されました

①赤穂市福浦産廃処分場建設計画

30日(水)、「赤穂の環境を守る会」の皆さんと、赤穂市福浦地域で進められている産廃処分場建設計画について上郡町光都にある西播磨県民局に伺いました。兵庫県は産廃処分場設置の許認可判断に際し、専門的知見を得るため専門家で構成する第三者委員会設置を表明していましたが、本日、第三者委員会メンバーが発表されました。現在、赤穂産廃計画では、事業者からの住民説明会が開催され住民側から意見書が提出されているものの、意見書に対する事業者側からの見解書の提出が未だされていません。今日の県民局とのやりとりの中で、住民側からは「事業者側から見解書が提出されていない中、第三者委員会が設置され開催日時まで決まっている。住民側から提出されている意見書のみが委員会で審議され、審議内容が公開されるようであれば事業者側を利することになる。事業者側からの見解書が提出されるまでは、住民側からの意見書を委員会に提出すべきではない」などの意見が出されました。県は、住民側の意見を受け入れ「事業者の見解書が提出されてから、住民側意見書と同時に委員会に提出し、専門家の意見を聞く」旨の答弁がありました。また、住民側からは、委員会メンバー選出の経緯や経歴について「原発がそうであったように、行政側の都合のいい御用学者ばかりで構成しているのではないか。経歴書の提出を求める」との要望に、経歴書も提出されました。これまで事業者側は、計画地隣接土地所有者である赤穂市の同意も得ていないのに「同意を得た」とする書類を県に提出するなど、不誠実な行為を繰り返しており、住民の不安と不信が高まっています。

西播磨県民局で「赤穂の自然を守る会」の皆さん。杉本県議、小林市議、小原町議も参加しました。

②赤穂市西有年産廃処分場建設計画

赤穂市西有年に計画されている産廃処分場建設計画については、事業者側は県条例の手続きを全く踏まえることなく、事業者の独断でいきなり住民説明会を開催する予定です。これに対して県は「事業者が勝手にやっていること、今回の住民説明会とは別に、県条例に基ずく住民説明会開催を必ず指導する」旨の回答がありました。

③姫路市夢前町寺、林田町での大規模不法投棄

姫路市夢前町寺、林田町で行われていた大規模不法投棄について「姫路市から情報提供はありましたか」との私から問いに、県は「何も聞いてません」との回答。姫路市内で不法投棄を行っていた事業者は廃棄物収集運搬業の許可を得ており、許認可権者は兵庫県です。廃棄物収集運搬業は5年に1回の許可更新が必要です。以前、成臨興業㈱が加西市で大規模不法投棄を行い、その後始末さえされていない中で、兵庫県西播磨県民局は成臨興業の収集運搬業の許可更新を認めています。この時も、西播磨県民局は「加西市は北播磨県民局の管轄ですが、北播磨県民局や姫路市からは何ら情報が寄せられなかった」と言い、廃棄物収集運搬業の許可更新を認めています。不法投棄に関わる「行政処分の指針」では、行政機関の連携強化が謳われていますが、兵庫県、姫路市では県民局間、自治体間での連携は何らされていません。西播磨地域は産廃処分場建設ラッシュです。また新たに大規模残土処分場の建設計画も勧められようとしています。兵庫県、姫路市は、住民からの信頼回復のためにも適切な対応が求められています。

佐用町議選、たつの市議選を終えて

佐用町、たつの市の中間選挙が終わりました。佐用町議選では定数4減の激しい選挙戦の中、党議席は4議席から2議席へと2議席後退、竜野市議選では党議席を失うという痛恨の結果となりました。連日、応援に駆けつけて下さった支持者、後援会員の皆さんに心よりお礼を申し上げます。今回の選挙結果については、党県委員会、地区委員会で分析・総括し、今後に必ず生かしていかなくてはいけません。西播地域では大型の中間選挙が終わり、来春のいっせい地方選挙に向け各陣営も動き始めます。兵庫県議選、姫路市議選での後退はあり得ません。党躍進に向け全力で頑張ります!!

児玉雅善氏のFBより抜粋

佐用町会議員選挙が終わりました。当日有権者数15,781、投票者総数12,168,投票率77.11%でした。
定数4減の14議席に対して、共産党の4人を含む12人の現職、7人の新人候補が争う、多数激戦でした。結果は、鍋島裕文、笹田鈴香の二人が落選という非常に残念な結果になりました。が、4候補の得票合計は2193票で、18.02%の得票率です。この数字自体は、決して恥ずかしいものではないと思います。
新人7人のうち5人が当選、そのうち4人が900票以上を獲得して上位4位を占めるという結果を見ると、町民の多くが、過疎化、少子高齢化に歯止めがかからず、疲弊しきった町政に変化を求めていることは確かだと思います。これは、昨年の町長選で提唱した「佐用町元気プラン」の実現を望む町民の皆さんの声でもあると思います。
4から2議席になり、厳しくなりますが、平岡きぬえ、金谷英志町議には、明るく元気な佐用町をつくるために、さらに奮闘していただきたいと思います。
私たちも、この結果を厳粛に受け止め、読者、党員、後援会員の獲得など、組織を躍進させるために日ごろの活動の力を注ぎたいと思います。
今回の選挙に際し、お忙しい中、連日のように来町くださり、弁士として、アナウンサーとして、また、ビラ配りなどの支援活動をしていただいた同志の皆様、本当にありがとうございました。そして、貴重な一票を入れていただいた有権者の皆様本当にありがとうございました。、