議会質問解説 加西市不法投棄

議会でも追及したかったのですが、共産党は議席がすくないので持ち時間が限られています。ブログでご報告します。

下記メモ書きは、加西市大規模不法投棄についての兵庫県と姫路市のやり取りです。兵庫県は姫路市に対して「事業停止、取り消し処分が行われると作業の進捗に悪影響を及ぼす恐れがあるのでできれば控えてもらいたい」と要望しています。違法行為を事実上追認してきた井戸県政と石見市政の責任が問われます。

 

議会質問解説・宮ヶ谷最終処分場 区域外投棄

10日の議会質問での若干の解説を入れておきます。

下図面は兵庫県治山課が平成15年に成臨興業㈱に許可を認めた森林法にもとづく開発区域です。赤線内でなければ排水溝などの施設設置は認められません。開発行為にかかわる図面は昭和63年、平成元年、平成15年にそれぞれ変更がされていますが、平成15年以降は森林法に係る開発区域の変更はされていません。つまり兵庫県はこの図面以降の開発区域の変更を認めていないという事です。

下図面は10日の議会で使ったパネルです。姫路市は平成20年の立入り検査で、赤線外の黄色い部分(500㎡)を囲うように排水溝が設置されているのを確認しています。姫路市は本来であれば、赤線まで排水溝を戻すように指導するべきところを、黄色部分を囲む範囲での許可申請を事業者に求め、事業者は平成21年に拡大変更を認められています。しかし、排水溝を設置するためには、まずは兵庫県治山課の開発許可を受けた区域でなければ、排水溝を設置してはなりません。しかし、兵庫県は赤線までの開発許可しか与えていません。

黄色部分が県からの開発許可を受けていないにもかかわらず、姫路市が拡大変更許可した区域。(上の図面と方向を合わせたため逆さになっています。お許し下さい。)

兵庫県は開発許可を与えた場合には、姫路市長と申請者に通知する事になっています。ですから、姫路市も申請者も県からの通知が届かなければ開発許可を得られていないことは容易にわかる事であって、しかもこのような違法的に区域が拡大されて排水溝が設置されていた場合などは、以降の手続きは本来であればより慎重になるはずであって気づかないはずなどありえません・・。

その後、平成24年までの間、黒色破線部分まで3万立方メートルの区域外投棄は行われました。平成20年の時点で、厳しい行政処分がされていれば今日までの違法行為に拡大されておらず、住民の負担と、産廃行政・事業者への不信、不安もここまで広がっていなかったはずです。姫路市は自らの産廃行政を見直し、悪質事業者の排除と、住民の産廃行政への信頼を回復するために全力を尽くすべきです。

 

2013年9月10日 入江次郎質問動画 成臨興業の違法行為と姫路市産廃行政について

9月10日の本会質問動画をアップします。ご覧下さい。

2013年9月10日 入江次郎質問動画① 成臨興業の違法行為と姫路市産廃行政について



本会議一般質問 日時 10日(火)13時頃から

5日。議会運営委員会が開催され9月議会の日程が決まりました。私の本会議一般質問の日時は9月10日(火)午後13時頃からです。たくさんの皆さんの傍聴参加をお待ちしています。インターネット、姫路winkでも生中継されますのでご覧下さい。

質問要旨は以下の2点です。25分という限定された短い時間ですが、力一杯頑張ります。

・産業廃棄物事業者の違法行為と行政の対応について

・夢前町での産業廃棄物最終処分場建設計画について

姫路市・災害にあわれたら

激しい豪雨が続きました。姫路市でも床下浸水などの被害が出ています。被害にあわれた方に心よりお見舞い申しあげます。

姫路市では災害にあわれた方に、市税減免、災害見舞金、り災証明発行、災害ごみ処理などの制度を設けています。連絡先等の一覧表を貼り付けますので利用下さい。

 

事業者・夢前町産廃処分場計画予定地をボーリング調査

事業者が、夢前町産廃処分場計画地をボーリング調査するための届け出を姫路市にしていた事がわかりました。地質調査のためのボーリングだそうです。

昨日地元の方から、「計画予定地に重機がある」「杭が打たれている」との情報が入り、先ほど姫路市に確認したところ明らかになりました。